【東京・埼玉・千葉】武蔵野線エリア内の鉄道全駅を訪問した~京成本線(国府台~京成船橋)のローカル路線感…

東京・武蔵野線エリア内の鉄道全駅を訪問するための最終ステップとして、京成本線(国府台~京成船橋)を訪問し、ローカル感あふれる各駅を満喫しました。

東京23区内の次は「武蔵野線エリア内」

先日、東京23区内の全駅訪問を達成しましたが、それに飽き足らずもう少し広い範囲の各駅を訪問したくなりました。

しかし、訪問範囲をどうするかは悩みました。東京・神奈川・千葉・埼玉全域となるとさすがに広すぎ、ハードルが高くなりすぎますし。あとは東京の電車特定区間内というのも考えましたが、JRについてしか定義されておらず私鉄をどこまで含めるかが問題です。

そこで、分かりやすく武蔵野線より内側のエリア(東京23区以外)を訪問することにしました。先日、「翔んで埼玉 エキタグスタンプラリー」で武蔵野線全駅を訪問したばかりですし、ちょうど良さそうです。

©OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
©OpenStreetMap contributors / CC BY-SA

とはいえ、武蔵野線は東京の周囲をすっぽり囲っているわけではありません。そこで、西船橋より南は京葉線西船橋~市川塩浜のラインより内側、府中本町より南は南武線府中本町~矢野口のラインより内側とすることにしました。

ただし、神奈川県内は南武線を境界にしてしまうと大半が圏外になってしまうので、川崎市・横浜市全域を対象とすることにしました。こちらは別途記事にしたいと思います。

対象となる駅は以下の通りです。

路線名駅名
JR
駅数:47
府中本町 北府中 西国分寺 新小平 新秋津 東所沢 新座
北朝霞 西浦和 武蔵浦和 南浦和 東浦和 東川口 南越谷
越谷レイクタウン 吉川 吉川美南 新三郷 三郷 南流山
新松戸 新八柱 東松戸 市川大野 船橋法典 西船橋
舞浜 新浦安 市川塩浜  松戸駅 北松戸 馬橋
川口 西川口 蕨 戸田公園 戸田 北戸田
吉祥寺 三鷹 武蔵境 東小金井 武蔵小金井 国分寺
矢野口 稲城長沼 南多摩
東京メトロ
駅数:5
浦安 南行徳 行徳 妙典 原木中山 西船橋
都営地下鉄
駅数:1
本八幡
小田急
駅数:2
狛江 和泉多摩川
京王
駅数:17
仙川 つつじヶ丘 柴崎 国領 布田 調布 西調布
飛田給 武蔵野台 多磨霊園 東府中 府中 府中競馬正門前
京王多摩川 三鷹台 井の頭公園 吉祥寺
西武
駅数:19
保谷 ひばりヶ丘 東久留米 清瀬 秋津
東伏見 西武柳沢 田無 花小金井 小平
国分寺 一橋学園 青梅街道 萩山
武蔵境 新小金井 多磨 白糸台 競艇場前 是政
東武
駅数:9
谷塚 草加 獨協大学前 新田 蒲生 新越谷
和光市 朝霞 朝霞台
埼玉高速鉄道
駅数:6
川口元郷 南鳩ヶ谷 鳩ヶ谷 新井宿 戸塚安行 東川口
つくばエクスプレス
駅数:3
八潮 三郷中央 南流山
京成
駅数:8
国府台 市川真間 菅野 京成八幡 鬼越 京成中山
東中山 京成西船
新京成
駅数:5
松戸 上本郷 松戸新田 みのり台 八柱
北総鉄道
駅数:4
矢切 北国分 秋山 東松戸
ディズニー
リゾートライン
駅数:4
東京ディズニーランド・ステーション
ベイサイド・ステーション
東京ディズニーシー・ステーション
リゾートゲートウェイ・ステーション
合計130駅

JR総武線と完全並行する京成本線

実は武蔵野線エリア内の駅の多くは、23区内全駅訪問のついでに訪問済みでした。そんな中、京成本線の23区外の区間が未訪問だったため、並行する総武線の各駅と併せて訪問してきました。

まずはJR総武快速線で市川駅に向かい、そこから市川真間駅へと歩きます。300mほど北に歩いたところにあるのですが、駅前に商業ビルやタワマンが立ち並ぶ市川駅と比べ、店舗も少なく非常に静かです。橋上にある改札口にある階段にもエスカレーターがなく、JR市川駅とのギャップを感じます。この後、同じような感想を各駅で抱くことになるのですが…

程なくやってきた各駅停車で上野方面へ1駅進み、国府台駅へと向かいます。駅のホームは江戸川の橋梁と接しており、ここを渡ると東京都へと入ります。近所に学校があるようで、構内は生徒さんで賑やかでした。

国府台から2駅船橋方面に進み、菅野駅で下車します。その駅前には、ご覧の通り何と空き地が… とはいえこれには訳があって、菅野駅の地下には外環道が走っていて、その工事の跡が空き地として残っているようです。空き地は無視するとしても駅前は非常に静かで乗降客も少なく、東京23区からわずかな距離にある駅とは思えません。

更に2つ進んだところにある鬼越駅は、今やあまり見なくなった(東武亀戸線とかには有りましたが)構内踏切が健在で、一般の踏切と並行して設置されています。後述する京成中山駅もほぼ同じ構造でした。この後1駅戻り、京成八幡→JR本八幡→JR下総中山→京成中山と移動します。JRの2駅は市川駅と同じく非常に賑やかでした。

京成中山駅は駅前広場もなく改札口も小さい、コンパクトな駅でした。そして大きな特徴として、駅前通りが名刹として知られる中山法華経寺の参道となっています。とても風情のある通りで、列車を1本見送ってお寺まで往復してみました。

境内にはまるで京都の有名寺院のごとく塔頭寺院がいくつも並んでいます。残念ながら本堂は改修工事中で外観を見ることはできませんでしたが、赤い五重塔は見ることがでいました。

中山競馬場最寄りの東中山(といっても1km以上離れていますが)を過ぎると、京成西船駅に到着。この駅、駅入り口の駅名表示はやたらと立派なのですが、その向かいはあろうことか空き地です。総武線・京葉線・武蔵野線・東京メトロ東西線・東葉高速の5路線が入り乱れる巨大ターミナル・西船橋の程近くにこんな駅があるとは…(西船橋も駅の規模の割には駅前は静かですけどね)

これまで京成のこの区間は特急で通り過ぎるばかりでしたが、こうやって一駅一駅降りてみると、JRとの格差をひしひしと感じます。京成の都内区間はJRなど他線との競合はほぼないため割と賑やかでしたが(京成船橋~佐倉間もおそらく同様でしょう)、今日乗った区間はJRと完全に並行するため旅客を奪われており、駅前は静か、駅施設も昔ながらのまま放置、10分おきにやってくる各駅停車はガラガラと活気がありませんでした。

何だか沿線住民に無視されているような感じで、クルマの普及で無用の長物となった地方ローカル線のような哀愁を感じます。これは別に馬鹿にしているわけではなくて、そのような状況でもけなげに10分おきにやってくる各駅停車たちを見ると心にぐっと来るものがありました。

こうして、国府台から京成西船(実際には京成船橋)までの各駅を巡ってきました。そして、京成本線とともに忘れてはいけないのが新京成線です。松戸から八柱までが対象なので巡ってきましたが、東京都から千葉県に入って最初の駅である松戸から延びる路線にしては案外駅前が寂しいなというのが正直な反応でした。松戸から上野東京ラインに乗れば一本で都心に出られ、交通の便は案外悪くないはずなのですが。

残る駅も訪問し、武蔵野線エリア内全駅訪問を達成

あとは、各駅でスタンプを集めつつJR線の残る駅を巡ります(新浦安は「すみっコぐらし」ラリーで訪問済みと見なす)。残念だったのは、南多摩・矢野口の各駅の改札が閉まっていてスタンプゲットに失敗したこと。多摩地区の一部の閑散駅では最近、時間を限った改札口の無人化が行われているのですが、これに見事に引っかかってしまいました。

小田急西武はリアルスタンプで、埼京線と埼玉高速鉄道はエキタグでそれぞれスタンプ収集済みでした。そして、このエリアの公共交通として忘れてならないのが「ディズニーリゾートライン」です。TDRを訪れた観光客に混じって、一人で各駅を巡ってきました。車体や駅の内装などを載せると著作権がらみで叱られそうなので、駅名標のみの掲載にとどめておきます。

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