箱根駅伝ランナーを電車で追いかけることは可能?~お手軽観戦スポットもご紹介【2023年復路】

2023年1月3日、箱根駅伝の復路を生観戦してきました。電車でも手軽に行ける観戦スポットをご紹介します。

寝正月でもお手軽に駅伝観戦?

2022年の1月、箱根駅伝に触発され駅伝コースを路線バスで踏破するという妙なことをやりましたが(しかも時間切れで失敗)、今度は本物の駅伝ランナーを見てみたくなりました。という訳で2023年の1月3日、実際に沿道まで出かけ、可能な限り電車でランナーを追いかけてみることにしました。

とはいえ、その日は時間の都合上芦ノ湖や小田原といった遠方へは間に合わず、8区と9区の境目である戸塚中継所付近まで出かけるのが精一杯でした。地元の地理をよく分かっておらず不安もありましたが、まずは東海道線で戸塚へと向かいました。

なお、この観戦記は2023年1月のものです。コロナ5類移行などの社会情勢の変化で、現場の混雑状況などは2024年以降大きく変わっている可能性がありますのでご注意ください。

まずは戸塚中継所付近で観戦

戸塚駅から10分少々歩き、写真の位置までやってきました。左の柵の中が国道1号線バイパスの戸塚新道で、ここをランナーが走ります。写真奥の階段を上がると鉄扉があって、バイパス沿いの歩道に出られます。(たまたま地元の方が通っていたので気付きましたが、初見ではまず分からないでしょう)

バイパス沿いはこのような感じになっています。歩道沿いにパラパラと人がいますが、それほど多くは無いので直前に来ても最前列で応援できるでしょう。ランナーが到着する5分前になると大会役員を乗せた車がやってきて、「車道に飛び出したり手を出したりしないでください」といった注意喚起を行います。

ランナーが来る直前になっても人が増えないので、もう少し前方に進んでみることにしました。先に進むと戸塚中継所が近くなるので、人の数も増えてきます。結局、中継所の100mほど手前の戸塚警察署前交差点まで行くのが精一杯でした。

動画キャプチャーなので画像が荒いですが、こんな感じでランナーを間近に見ることができました。箱根駅伝といえば、各校の監督がマイクを使ってランナーを「激励」するのが名物ですが、現場で見てみるとやっている学校とやってない学校がありました。回数や時間に制限があるのでしょうか。

優勝を争う上位校からシード権を争う中位校、タスキをつなぐことも覚束ない下位の学校まで満遍なく温かい声援が飛ぶのが印象的でした。最後の学校が通過するまで20分あまり滞在した後、戸塚駅へと戻ります。

京急を使って追っかけ開始

戸塚駅に戻ったのは11時40分近くで、トップの学校が戸塚中継所を通過してから30分以上経過していました。果たして電車で追いつくことは可能なのでしょうか。すぐにやってきた東海道線と京急を乗り継いで神奈川新町に向かいます。到着したのは11時56分頃で、まだランナーは来ていないようです。

ランナーの走る国道沿いは既に人で埋め尽くされていますが、その後ろからならランナーを見ることができます。うまい具合に高台のようなところを見つけ、ランナーを撮影することができました。

成績上位の学校をひとしきり見たところで12時16分に神奈川新町を出て、10分かけて一気に京急蒲田へと向かいます。ここはまだ京急が地平だった時代、踏切でランナーが待たされることもあり名所として知られていました。今は高架化されて踏切はなくなり、都内では珍しい2段式の高架になっています。名所だけあってすごい人出でしたが、駅から少し離れたところに隙間を見つけることができました。

程なく、この時点の首位・駒大の選手がやってきました。こちらは電車で飛ばしているのに、これほどわずかな時間で追いついてくるなんて(途中の鶴見中継所でランナーが入れ替わってはいますが)、駅伝ランナーの人間離れした俊足ぶりに驚かされます。

20分ほど滞在後12時45分に京急蒲田を出発して、30分ほどかけて一気の都営浅草線の宝町駅へと向かいます。車内には各校のガウンを着た学生さんがたくさん乗っていました。監督はランナーとともに車で移動しますが、後方支援を行う学生さんたちは電車で移動するようです。

宝町駅を出て東京駅の方へと歩き、京橋交差点に向かいます。この京橋交差点では東京駅方面から来たランナーが中央通りへと左折するので、他の場所よりも長くランナーを眺めていることができます。

実際の眺めはこんな感じ。来たのが直前だったため、ランナーの走路とは反対側の歩道からしか眺めることができませんでしたが、しっかり見届けることができました。

あとは続々と到着するランナーを見届けつつ、可能な限りゴールの方へと歩いてみます。ゴールに近づくにつれて人はどんどん増えて、三越新館の前あたりはもはやもみくちゃのような状況に。これ以上ゴールに近づくのは厳しそうでした。

観戦の感想

以上、電車で追いかけることで戸塚・神奈川新町・京急蒲田・京橋の4スポットで観戦することができました。ただ、途中のスポットで観戦しているとレースの状況がどうなっているのかがさっぱり分からない、というデメリットもあるように感じました。(特に復路は「見た目の順位=実際の順位」とは限らないのでややこしいです)レース全体の状況をつぶさに知りたいのであれば、テレビ観戦の方が良いでしょう。実際、ワンセグでテレビ中継を見ながら声援を送っている駅伝ファンも結構いました。

とにかく、駅伝ランナーの足の速さにただただ感心させられた一日でした。

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