ZIPAIRで成田からソウルへ~運賃・座席・機内サービス・チェックインの方法を紹介

日本初の国際線LCCであるZIPAIRに乗って、韓国・ソウルへ向かいました。運賃や座席、機内サービスについてご紹介します。

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ZIPAIRの最短路線・成田~ソウル線

東京からソウルへは日韓のFSC・LCCが乱れ飛んでおり、日本発着の国際線としては最も競争が激しい路線です。JAL系LCCのZIPAIRや、ANA系LCCのAirJapanも真っ先に参入しており、今のところ概ね1万円台後半から2万円台前半(片道)で飛べるようです。もちろん、混んでいる日はもっと高い場合もありますが。

もっとも、韓国系LCCはより安価で本数も多いですし、FSCであるアシアナや大韓航空も案外安く2万円台で飛べることが多いようです。余談ですが、アシアナ航空は一部分でオール2階建てのエアバスA380を飛ばしており、趣味的にも気になるところです。

そのような状況なので、「航空券の値段は抑えたいけど日系の会社がいい」という人にとってはZIPAIRがAirJapanが向いているのかもしれません。

ZIPAIRの運賃体系については別記事にまとめたのでそちらを見ていただくとして(内容も2024年版にアップデートしておきました)、受託手荷物を預けるには3500円の追加料金がかかります。そこで、筆者は極限まで荷物を減らし、機内持込可能なサイズのカバン1個で2泊3日の旅を乗り切ることにしました。

一方、座席の方は500円を追加して機体後方の通路側席を確保しました。フライト時間が2時間半と短いので、もちろん機内食も頼んでいません。おかげで、往路は2万円を切る価格で飛ぶことができました。

カウンターでの搭乗手続きは不要?

ZIPAIRではアジア便の多くでモバイルチェックインが可能です。メールで送られてきたURLからチェックインを事前に行い、搭乗券を入手すれば当日はそのまま搭乗できました。

ただし、手荷物を預ける人は空港カウンターまたは自動手荷物預入機(成田にはあるらしい)を経由する必要があります。海外旅行で手荷物を預けない人はそれほどいないはずで、結局はカウンターを経由することになりがちです。

いざ、搭乗:座席周りを観察

仁川空港で撮影

それでは、実際に搭乗することにしましょう。機材はJALから譲り受けたB787-8です。出発時刻の30分前の8時半頃から搭乗が始まりました。ANAなどフルキャリアでは前方の乗客から搭乗することがほとんどですが、ZIPAIRは機内後方の客が先に搭乗となります。(後日搭乗したAirJapanも同じでした)

ところで、LCCは手荷物の持ち込みルール(7KG, 2個まで)が厳しく、搭乗前にもチェックがあるかと思っていましたが(免税店で大量購入する客もいるため)、意外にも計量などは行われませんでした。筆者はカウンターを一切経由することなく搭乗口に向かったため、手荷物の計量は一切なく機内に入れてしまいました。明らかにサイズオーバーの荷物を持っている客だけチェックしているのかもしれません。

座席の方は、LCCではありがちな革張りのシートです。シート設置からそれほど時間が経っていないため座り心地はよく、3月に乗ったANAのエコノミークラス(古めのB787-9でシートがへたっていた)よりも良かったかもしれません。シンガポールの時は家族連れが多かったのに対し、今日は若い女性やカップルが多く、筆者の隣にも2人連れの若い女性が座りました。

シートにはモニターが付いていない代わりに、タブレットやスマホを置くための台が設けられています。スマホを長時間手で持ち続けるのはしんどいので、この台が案外ありがたかったです。

太っ腹!インターネット接続無料

シートモニターが無い代わりに、機内の無線LANにつなぐことで機内販売サイトやフライトマップにアクセス可能です。本当は機内エンターテイメントとして映画なども見られるはずだったのですが、この日はなぜか不調でアクセス不能でした。筆者は基本的にフライトマップぐらいしか見ないのでまあいいのですが、そういうこともあり得るので注意が必要です。

そして、ZIPAIRはインターネットを無料で使えるという特長があります(ちなみにAirJapanは有料でした)。試しに使ってみたところ、Webサイトの閲覧やSNS投稿はストレスなく行えました。さすがに動画の閲覧は難しいかもしれませんが、長距離の国際線フライトでは非常に有り難いサービスだと思います。

機内販売のラインナップは?

機内で購入可能な食料品ラインナップはこのようになっていました。距離の短い韓国線なので飲み物やお菓子、カップ麺のみです。ちなみにZIPAIRはアルコール飲料以外の持ち込みはOKなので、多くの人はロビーで購入したものを持ち込んでいました。

ZIPAIRグッズも少量ながら販売されています。

あっという間に韓国上陸

特に機内サービスもないため搭乗記として書くことはあまりないのですが、若狭湾上空あたりで日本本土を離れ、浦項あたりで朝鮮半島に上陸しました。

フライトは順調で、定刻の11時30分にゲートに到着しました。ゲートを出ると「韓国にようこそ」の看板がお出迎え、いよいよここからはハングルの世界です。

話には聞いていましたが、仁川空港は非常に広大で、到着後は長い通路を延々と歩きます。しかも、到着したゲートはサテライトにあり、ターミナル本館までは地下に設置されたトラムに乗る必要がありました。

日によっては仁川空港の入国手続きに時間が掛かると聞いていましたが、この日は幸い非常に空いており、ゲート到着からわずか20分ほどで外に出ることができました。

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