シンガポールMRTの東・南・北端駅を訪問した&全路線をご紹介

東・南・北端駅を訪問する

最後に、MRTの東・南・北端駅を訪問した記録をご紹介します。本来ならば全線完乗と行きたかったのですが、時間がないうえに南北線東西線以外はほぼ全線が地下なので、さすがに止めておきました。ちなみに最西端は東西線のTuas Link駅ですが、時間がなく訪問できませんでした。

最南端:北東線HarbourFront駅

大手町駅の千代田線と半蔵門線の乗り換え通路…ではない
HarbourFrontの駅名標

北東線のHarbourFront駅にある「ビボシティ」という大型モールに行くため、MRTに乗車しました。まずは東西線でOutram Park駅に行き、ここで北東線に乗り換えたのですが、乗り換え通路が非常に長くてうんざりしました。

Outram ParkからHarbourFrontは1駅なのですが、地下鉄にしては駅間が長く時間がかかりました。終点のHarbourFront駅はセントーサ島やビボシティへの訪問客が多く、夕方だというのにごった返していました。

最北端:Sembawang駅(南北線)

今回のシンガポール滞在中、どうしてもMRTの地上区間に乗ってみたくて、家族の寝静まる早朝に一人乗りに出かけました。滞在先のCity Hall駅から東西線に乗り、Jurong East駅で南北線に乗り換えてシンガポール北部をぐるっと一周して戻るルートです。

MRTの始発は日曜祝日は6時半、それ以外は6時と決まっていて(駅によって多少ばらつきあり)、その日は日曜だったので6時半の始発に乗ったのですが何と満員で、運悪く一部座席が撤去された車両だったため座れませんでした。どうやら深夜便で空港にやってきた客と、シンガポール西部のジュロン地区の工業地帯への出勤客で混んでいたようです。

列車はCity Hallから数駅で地上に出て、高層団地が立ち並ぶ市街地をひたすら進みます。以前は10階建てぐらいの団地が多かった気がしますが、今では30階建てぐらいの「タワマン」と言っていいような高層のマンションが増えました。少し建物の高さが低くなってきたかなというところでJurong Eastに到着。結局車内の混雑はほとんど変わりませんでした。

Jurong East駅では東西線と南北線が同じホームで接続
車窓には高層団地がひたすら立ち並ぶ

Jurong Eastは南北線東西線が同一ホームで乗り換えられるようになっていました。駅手前には車両基地があるほか、東西線の一部列車はJurong Eastで折り返すなど、運行上の要衝となっています。

南北線に乗り換えてもひたすら住宅地が続きます。途中のYew TeeからMarsilingにかけては一瞬住宅が途切れ、工場や未開拓地が沿線にありましたが、その後は相変わらず団地街を進みます。

そのまま乗り続けると運賃を払わずに元の駅まで戻ってしまうので、途中のSembawang駅で一旦下車します。ここはトマソン東海岸線のWoodlands Northよりわずかに北にあり、MRT最北端の駅らしいです。

Sembawangの駅名標
Sembawang駅前のスーパー

Sembawang駅はごく普通の住宅街の駅で、駅前には大型スーパーが。このあたりは東京の郊外駅とよく似ています。改札口の前には小さいながらもフードコートがあって、朝食を摂る地元民もちらほら見かけました。

再び電車に乗り、City Hallに戻ります。途中のKhatibからYio Chu Kangまでの間は駅間が長く、原生林のようなところを進みます。それ以外は住宅街が続いていました。

最東端:Changi Airport駅(東西線)

Tanah Merah駅のホーム
Changi Airportの駅名標

続いて、チャンギ空港の「ジュエル」を見物するため、東西線に乗車しました。相変わらず住宅街の中を進み、Tanah Merah駅へ。今回、MRTの地上区間は東西線の末端部を除きあらかた乗ったのですが、車窓は似たような団地が続き、やや変化に乏しい印象でした。

Tanah MerahではChangi Airport行き支線に乗り換えますが、支線は本線に比べて運転本数が少ないようで、しばらく待たされました。しかもTanah Merahは吹きさらしの高架上にあり、暑くて参りました。空港への玄関口となる路線なので、せめて接続を改善してほしいところです。

Pasir Ris方面への線路や、車両基地への引き込み線と複雑に交差し、超巨大なコンベンションセンターの脇を通り過ぎたところでExpo駅に停車。その後は地下を延々と進み、MRT最東端のChangi Airport駅に到着しました。

※この記事は以下の記事の一部を加筆・修正しています。
https://rail20000.jpn.org/foreign/foreign4.html

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