新大阪から九州新幹線に直通する「みずほ」「さくら」の指定席は、2列+2列とゆとりのあるシート配置が特徴です。これに乗って九州へと上陸しました。
関西から九州へ行くなら「みずほ」「さくら」
新大阪16:54発→小倉19:06着(みずほ611号)
「Aシート」の試乗後、私用を済ませて新大阪へと戻りました。新大阪には当初の想定より早く16時過ぎに着くことができたので、新大阪への車中で早速エクスプレス予約で九州への便を予約し直します。すると、新大阪始発の「みずほ」の窓際席を運よく確保することができました。予約サイト上では既に満席に近い状況だったため、本当にラッキーでした。
新大阪から九州新幹線に直通する「みずほ」「さくら」の指定席は、2列+2列のシート配置となっており(「のぞみ」など他の新幹線は2列+3列)、グリーン車並みの余裕を持った配置となっています。座席自体の幅やシートピッチ(前後の間隔)は「のぞみ」とほぼ同じなのですが、座席間のひじ掛けの幅が広く、左右方向の余裕度が全く異なります。この日は予約サイトで見た通り広島あたりまでほぼ満席で、横の席にも乗客がいたのですが、全くといっていいほどストレスを感じませんでした。
ただし、「みずほ」「さくら」は編成が8連と短く、普通車指定席は1編成当たり4両半ほどしかありません(「のぞみ」は1編成当たり10両)。加えて、本州から熊本・鹿児島方面に向かう乗客が集中するため、山陽新幹線内では「のぞみ」に比べて混雑しがちです。座席の構造自体はどの車両もそこまで大きく変わらないので、同時間帯の「のぞみ」が、通路側が埋まらないレベルで空いている場合はそちらを選んだほうが良いでしょう。
ちなみに、九州新幹線に直通する列車のうち「みずほ」は「のぞみ」並みに速いのですが、「さくら」は停車駅が多く、新大阪~博多間で比較すると「のぞみ」より5~10分ほど余計に時間が掛かります。その分「さくら」は料金が若干安い(新大阪~博多間で740円)ので、時間に余裕があれば「さくら」がお勧めです。
ちなみに、この辺の運賃事情は2023年の改定で大きく変わりました。以下の記事にまとめてありますので詳細を知りたい方はご参照ください。
運賃の話が長くなってしまいましたが、「みずほ」「さくら」用N700系車両は室内パネルが木目調でまとめられており、メタリックな内装が目立つ他のN700系とは雰囲気が大きく異なります。混んでいて客室内の写真は撮れませんでしたが、シートもブラウン系のモケットを使用していて落ち着いた雰囲気となっています。
列車は最高時速300キロで西へとひた走ります。それでも新大阪から小倉までは2時間以上掛かる訳で、九州はやはり遠いですね… 小倉に到着する頃にはすっかり日が傾いていました。
名物駅弁を半額でゲット!
実に9年ぶりに九州の土地を踏み、心躍らせつつ在来線ホームへと向かいます。見慣れた小倉駅のコンコースを眺めていると、何と駅弁売り場で売れ残りの駅弁が半額で売られていました。デパートやスーパーの食品売り場では半額シールが張られた弁当をよく目にしますが、駅弁を半額で売っているのは初めて見ました。ここで駅弁を買う想定はしていませんでしたが、急遽買ってみることに。
購入したのは「小倉のかしわ飯」。通常780円のところ390円でゲットしました。後述の通りスペースワールド駅で下車した後、駅のホームのベンチに座って食べました。他にも、もう少し高額な幕の内弁当も半額で売られていました。
ちなみにこの半額販売、何と翌日の夕方も実施されているのを目にしました。結構実施の頻度は高いのかもしれません。
とはいえ、流石に2日連続で同じ弁当を食べるのは芸が無いので、今度は新幹線改札内で売られている折尾駅のかしわめしを購入しました。見た目はよく似ていますが、折尾の方がかしわのフレークが細かく、全体的に甘めの味付けになっていました。関東の駅弁大会で売られているかしわめし駅弁は、大抵小倉か折尾のものな気がします。
小倉19:14発→スペースワールド19:27着(区間快速)
小倉からは813系6連の区間快速に乗車します。この区間快速は福間~鳥栖のみ快速運転で(列車により快速区間は異なる)、北九州市内は実質各駅停車です。しばらく来ないうちに、北九州エリアを快速運転する列車は大幅に減ってしまいました。
若者の姿が目立つ列車に乗ること13分、スペースワールド駅に到着です。スペースワールドは30年近く前の開業間もない頃に一度だけ来たことがありますが、数年前に閉園しショッピングモールへと姿を変えていました。(宇宙関係の展示も少しだけ残っているようですが)
それでも駅の名前と、テーマパークの最寄り駅らしい洒落た駅舎は健在でした。ここから、夜景で名高いという皿倉山ケーブルカーに向かいます。
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