JR東日本「スーパートレインスタンプラリー」に参加した~10駅達成の景品は?各駅で必見のポスターとは?

昭和生まれの鉄道ファンなら誰もが懐かしく感じるJR初期の車両をモチーフにした「スーパートレインスタンプラリー」に参加し、10駅達成の景品をゲットしました。

冬の恒例イベント「50駅スタンプラリー」

年末年始の繁忙期も終わり旅行需要の「冬枯れ」が著しいこのシーズン、少しでも鉄道利用を喚起するためか、JR東日本は毎年のようにスタンプラリーイベントを開催してきました。夏場のスタンプラリーはポケモン・クレヨンしんちゃんなどのアニメを題材にしたキッズ向けなのに対し、冬場は中年以上の年齢層をターゲットにしたものとなっているのが通例です。

昨年は国鉄時代の「わたしの旅」スタンプを復刻した「懐かしの駅スタンプラリー」というのをやっていて、個人的にはなかなかツボに入るイベントでした。配置駅だけ変えてまた同じイベントをやってくれないかな、と思っていたのですが、今年は「スーパートレインスタンプラリー ~平成を駆け抜けたすごいヤツ~」をやるとのこと。

JR東日本 スーパートレインスタンプラリー ~平成を駆け抜けたすごいヤツ~
「JR東日本 スーパートレインスタンプラリー」で、平成を駆け抜けた個性豊かな列車のスタンプを集めよう!

今回のスタンプは、民営化間もない平成初期~中期に登場したJR東日本の車両をモチーフにしたもののようです。人生で一番鉄道に乗りまくっていた平成中頃に主力だった車両ばかりですし、画一的で武骨な国鉄型車両よりも、各社が競うように個性豊かな車両を作っていたJR初期の車両の方が好きな筆者としては願ってもないイベントです。(ただし、スタンプの題材には国鉄型車両も少なからず含まれています。55駅分も題材を捻出しようとしたらそうなるよね…)

ラリーの基本ルール

ラリーの対象駅は首都圏50駅と、地方の新幹線駅5駅です。このイベントは毎年そうなのですが、駅配布のパンフレットに10駅分のスタンプを押し、特定駅で600円以上の買い物をしつつパンフレットをレジに差し出すとようやく全駅用のスタンプ台紙(+景品)がもらえます。

そうすると全駅用のスタンプ台紙に最初の10駅のスタンプが反映されないため、再度押しに行くか、パンフレットを切り取って印影を全駅用の台紙に張るしかありません。切り貼りが嫌な人は、最初の10駅を山手線内など簡単に巡れるところで固めておけば再収集も楽でしょう。

ちなみに、今回のスタンプ設置駅は以下の通りとなっています。(エリア名は私が勝手に名付けたものです)首都圏の50駅を全て巡ると、「50駅コンプリート証」がもらえます。

  • 東京23区内(25駅):東京、神田、上野、日暮里、田端、池袋、高田馬場、新宿、代々木、渋谷、目黒、品川、高輪ゲートウェイ、浜松町、飯田橋、四ツ谷、両国、金町、尾久、東十条、赤羽、阿佐ヶ谷、大井町、蒲田、天空橋(東京モノレール)
  • 千葉エリア(4駅):津田沼、蘇我、新習志野、成田
  • 常磐線エリア(5駅):新松戸、吉川美南、柏、竜ケ崎市、土浦
  • 埼玉エリア(6駅):浦和、武蔵浦和、大宮、古河、小山、熊谷
  • 多摩エリア(5駅):三鷹、立川、府中本町、八王子、橋本
  • 神奈川エリア(5駅):川崎、東神奈川、磯子、大船、小田原
  • 新幹線(5駅):盛岡、山形、秋田、新潟、長野

上記のラインナップを見て分かるとおり、成田・土浦・小山・熊谷・小田原と首都圏の隅の方にまでスタンプが設置されていて、全駅踏破は相当ハードそうですね… 昨年は埼玉以北のエリアが丸々対象外(同時期に別のラリーが開催されていたため)だったのですが、今回は埼玉が加わりスタンプ設置駅が分散したことで、難易度が増しています。

一気に攻略するならフリーきっぷを使おう

JR東日本:おでかけに便利なきっぷ

各駅のスタンプを一日のうちにまとめて(一日4~5個以上が目安でしょうか)収集する場合は、フリーきっぷを使うのがお勧めです。回る範囲に合わせて、東京23区内のJR線が乗り放題の都区内パス、土日に限って首都近郊のJR線+東京モノレールが乗り放題になる休日おでかけパスを使い分けましょう。

そして、弊サイトで前々から主張している通り、紙のきっぷよりSuicaまたはモバイルSuica版を使うのがお勧めです(紙のきっぷは何度も改札機を通すと磁気情報が飛ぶ可能性が高いため)。休日おでかけパスは、SuicaだとのんびりホリデーSuicaパスに名前が変わります。

ただし、休日おでかけパスは特急料金を払えば東北・上越新幹線に乗れる(東海道新幹線は乗れません)のに対し、のんびりホリデーSuicaパスでは新幹線を一切利用できません。熊谷や小山へ新幹線でショートカットしようとしている人は要注意です。

10駅達成するともらえる台紙&景品

10駅分のスタンプを集めると貰える全駅用スタンプ台紙は、写真のようなA5サイズの冊子状になっています。画像だと伝わりにくいのですが、スタンプのサイズは5cm角程度とコンパクトです。

ちなみに去年はスタンプ自体のサイズが2周りぐらい大きく(国鉄時代のスタンプを忠実に再現したため)押しごたえがあった一方、ムラなくきれいに押すのが難しく、しかも台紙が新聞紙のようなデカい一枚紙だったため狭いスタンプ台で押すのに一苦労する状況でした。今回はスタンプも台紙もコンパクトになり、押印はしやすくなりました。

そして、景品として651系・200系・209系のいずれかをあしらったアクリルスタンドがもらえます。(これも実際に手にしてみるとコンパクト)筆者は651系をゲットしましたが、スタンドの下部は651系の前面のLED表示をモチーフにしたものとなっており、ちょうどマッチしていると思います。

スタンプ台の傍らのポスターに注目!

実はつい先日、別のイベントで金町・両国・大井町など都内の駅を巡ったばかりだったこともあり、今回はあえて郊外部から着手することにしました。小山・熊谷と都内から遠く離れた2駅を含み、一番ハードそうな埼玉(&北関東)エリアをまずは巡ることに。

という訳でまずやってきたのは、宇都宮線で利根川を越えて茨城県に入ったところにある古河駅。スタンプ台は写真のように派手に装飾されており、すぐに見つけることができました。設置場所の方向を示したポスターも随所に設置されており、降りる改札口さえ間違わなければたどり着くのは容易でしょう。(各駅の設置場所は公式サイトに記載されているのでチェックしておきましょう)

そして、スタンプ台の傍らのポスターにはスタンプのモチーフとなった車両の解説が書かれていました。古河駅のスタンプは189系「彩野」という車両で、赤黄の警戒色のような塗装が特徴的でした。臨時列車や団体列車用(業界用語でいうところの「波動用」)の車両として2003年に登場したものの、用途変更のため3年で姿を消してしまった幻の車両で、筆者も現物を見た記憶はありません。ずいぶんマニアックな車両を出してきますね…

この後、E231/E233系に乗って埼玉エリアのスタンプ設置駅をひたすら普通列車で回りました。景色もそれほど変化がなく、さすがに乗車時間が長く感じられました…

そして、他の駅でも車両解説のポスターを発見。平成前期の車両をご存じないヤングな鉄道ファンの方は、この解説を見て知識をアップデートしておくとよいと思います。(ヤングじゃない方も、復習のため見ておいてくださいね)

一方、武蔵浦和と大宮ではスタンプ台付近にポスターがなく、全駅にある訳ではないのかなと思っていたら、武蔵浦和はスタンプ台からちょっと離れたところに設置されていたらしいです…(大宮駅のは私が回った時はなかった記憶があるので、後日設置されたのかも)

次いで武蔵野エリアを回り、これで10駅達成しました。しかし、169系三鷹色(紫色を含んだ奇抜な塗色だった)とかも覚えてる人少なそうですな…

3月までに全駅コンプリートする時間が作れるかは不透明ですが、今後も可能な限り回ってきたいと思います。

その後、50駅コンプリートしました!

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