沖縄・ブセナテラス宿泊記(2022夏)~館内施設編:プール・ビーチ・グラスボート・水中展望塔

沖縄を代表するビーチリゾートホテル「ブセナテラス」。宿泊を検討されている方のために、客室・レストラン・館内設備について3回に分けてご紹介します。

大人のリゾートホテルゆえ、館内施設は大人し目?

写真手前がプール、左下がスライダーの一部、左上がグラスボートと水中展望塔

三回シリーズでお伝えしてきたブセナテラス紹介、最後は館内の各種施設です。沖縄のリゾートホテルは立派なプールや多彩なスポーツ施設などを売りにしているホテルも多くありますが、ブセナテラスはどちらかというと「静かに滞在する」ことを売りにしている傾向があり、館内の施設はホテルの規模の割にはシンプルに感じられます。浴場やスパなど一部未訪問の施設もありますが、私が行った範囲で施設を紹介します。

プール:至ってシンプル、屋内プールもあり

屋外プールは上段、下段の2つに分かれる形で2面設置されています。両面ともプールサイドにはビーチパラソルとビーチチェアが設置され、カクテルや軽食を販売するカウンターも設置されています。下段の方には一本だけウォータースライダー(それほど長くなく、10秒ほどで滑り終えてしまう)が設置されていますが、それ以外は目立った設備はありません。子連れ率がそれほど高くないからか、スライダーの混雑率はそれほど高くなく、空いていれば何度も連続で滑ることも可能です。一方ビーチチェアの競争率はそれなりに高いので、良い場所を取りたければオープン直後に行くべきでしょう。

遊泳可能な時間は監視員のいる日中のみと限定されており、早朝や夜間などは入ることはできません。夜はプール内がライトアップされ、美しい眺めとなります。

一方、上段のプールは泳ぐ人もそれほど多くなく、ビーチチェアでゆっくりくつろぐ人が目立ちます。このプールでは夕刻から日暮れにかけて、サックスの生演奏を行うイベントが連日行われています。筆者が訪問した際はプールサイドのバーでノンアルコールカクテルの配布も行われていました。夕食の時刻とも重なりますが、是非一度は訪れてみてください。

その他、屋内にもプールがあり、こちらは通年で利用が可能です。幼児向けの浅いゾーンと大人向けの深いゾーンに分かれているものの、ごく普通の四角いプールで特徴はあまりありません。このプールの横には使用済み水着の脱水機と、浮き輪を膨らませる機械が設置されています。

これらのプールの脇にはアクティビティカウンターが設置されていて、バスタオルの配布やヨット・スキューバダイビングなどの各種アクティビティの予約を行っています。

ビーチ:繁忙期も意外と混んでいない?

プールから少し歩いたところに、宿泊客用のビーチがあります。こちらもビーチチェアやパラソルが設置されていますが、沖縄の夏の日差しは強烈で、夏場はかなりの暑さとなります。そのためか、プールに比べると混雑度は低めです。ハブクラゲなどの危険生物が入ってこないよう、遊泳できるエリアはフェンスで覆われていますが、海の底にナマコがいることも。人口の少ない沖縄北部なので海水の透明度は抜群です。

ビーチのすぐ横にはアクティビティを受け付けるショップがあって、ジェットスキーやドラゴンボートといったアクティビティにその場で参加できます。一人数千円から一万円程度と結構いい値段がしますが、隣接するかりゆしビーチのあたりまで連れて行ってくれるのでそこそこ乗り甲斐はあります。

プールと同じくビーチでの遊泳時間は限られていますが、砂浜はいつでも立ち入ることができ、良い散歩コースとなっています。

グラスボート

ホテル本館から数分歩いたところに、グラスボートの乗り場があります。文字通り船底にガラスが取り付けられた20人乗りぐらいのボートに乗って、近海を20分ほどクルーズすることができます。このあたりの海底の地形は意外と複雑なようで、少し沖に出ると切り立った断崖のような地形も見られます。船底からはサンゴやクマノミや色とりどりのウミウシ、場合によってはウミヘビの姿も見ることができます。船上からは魚に餌をやることもできるのですが、かなりの数の魚が寄ってくるのでちょっとびっくり。

なお、2022年は小笠原諸島の海底火山から出た軽石が沖縄に大量に漂着していた時期であり、その影響でグラスボートが終日運休となる日がありました。最近は軽石の漂着は落ち着いているようですが、天候の影響を受けやすいことは覚えていたほうがよさそうです。

水中展望塔

グラスボート乗り場のさらに奥、前回紹介したレストラン「ランブルフィッシュ」の脇に水中展望塔があります。ホテル本館から歩いても5分ちょっとの距離ですが、写真のようなおしゃれなシャトルバスが運行していますので、タイミングが合えばこれで移動することもできます。水中展望塔は海岸から100mほど離れており、写真のような橋で結ばれています。ここからの眺めもなかなか良いです。

橋を渡った先にある展望塔を降りると、水族館よろしく海中を泳ぐ魚を眺めることができます。それ以外特に凝ったところはないのですが、沖縄の海ということで本土ではまず見られない極彩色の魚が間近に見られます。係員の人が時折上から餌を撒いているので、寄ってきてくれる魚はそこそこ多いです。

ラウンジ

ビュッフェレストラン「ラ・ティーダ」の下のフロアには元々バーがあったのですが、現在は夏季限定で宿泊客用のラウンジとして開放されています。水やジュース、チョコレートの他に写真のようなコーヒーメーカーが置かれ、自由にコーヒーを飲むことができます。部屋にもネスプレッソのコーヒーメーカーがあるので無理に来る必要はありませんが、チェックアウト後の休憩などに使うことができそうです。

館内写真集(ほぼ自己満足)

上記で紹介したスポット以外にも、館内には写真映えするスポットがいくつもありますので散策して回ってみてください。

まとめ:行くならやっぱり夏!

という訳で、クラブフロアもメインダイニングも隣接する「クラブハウスアットブセナ」(13歳以上限定で宿泊料金もお高い)も未体験な私が言うのも僭越なのですが、ブセナテラスに宿泊するならやっぱり夏しかないと個人的に思っています。

というのも、ビーチや屋外プール、バーベキューといった夏季限定の施設がクローズしてしまうと、残されたアクティビティは案外多くなく、ホテルにのんびりステイしようとなるとすることが無くなってきてしまう恐れがあるからです。(一応、ビーチや屋外プールは4月~11月まで入れるようですが、温暖な沖縄本島といえども春や秋に泳ぐのは相当つらいので実質夏限定と思っておいた方がいいでしょう)

夏は宿泊料も正直お高いのですが、ブセナテラスを満喫するならやはり夏がおすすめでしょう。それ以外の季節に宿泊するなら、日中はホテル外での観光を組み込んだ方がいいと思います。

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