【JR東日本】回数券廃止の今こそ、リピートポイントサービスでオトクに乗車しよう

時代の流れ?JR東日本の普通回数券廃止

先日、JR東日本は普通回数券の廃止を発表しました。新幹線回数券や、身体障害者割引・知的障害者割引・通学用割引の普通回数乗車券は引き続き発売します。

https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220426_ho01.pdf

若い世代の方は、回数券自体をご存じないかもしれません。回数券は特定の区間の乗車券が11枚セットになったもので、多くの鉄道会社では有効期限は3か月です。価格は乗車券10枚分であるため、1セット購入すれば乗車券1枚分トクをするわけです。

JRや大手私鉄はSuica等乗車券の普及に伴い、紙の乗車券の廃止を段階的に進めており、回数券の廃止はその流れの一環といえます。紙の乗車券を発行する券売機、乗車券をチェックする改札機のメンテナンスには多大な費用が必要で、コロナショックを受けた鉄道各社にとってこれらの維持費用を削減することは急務となっています。

実はSuicaでも、回数券とほぼ同等の割引が受けられる

国鉄時代からの長い歴史を持つ「普通回数券」が廃止されるということで、ネット上では「サービス改悪なのでは」といった批判的な論調も見受けられましたが、実は回数券とほぼ同等の割引が受けられるサービスがSuicaユーザ向けに提供されているのです。いかんせんJR東日本も大々的に広報しておらず(身銭を切るようなサービスをあえて知られたくない、ということなのか?)、歴史ある回数券に比べると知名度は低いのですが…

それが上記プレスリリースでも触れられている「リピートポイントサービス」です。上述の通りJRのWebページには専用サイトもなく、地味な紹介文しかないですが、以下のように述べられています。

http://jrepoint.okbiz.okwave.jp/faq/show/2088?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=171&page=1&site_domain=default&sort=sort_access&sort_order=desc

Suica の入金(チャージ)残額による在来線の同一運賃区間のご利用が、同一月内に10 回で運賃1 回分相当のJRE POINT を還元いたします。さらに月11 回以上のご利用で、1回ごとに運賃の10%相当のJRE POINT を還元します。

これを図で表すと以下の通りになります。上記説明の「同一月内に」というのが肝でして、従来の回数券では3か月間で同一区間を10回利用すれば割引が受けられていたところ、リピートポイントサービスでは1か月で10回利用しないと割引が受けられません。このように若干ハードルが上がっています。また、Suica以外のICカード(PASMOなど)を使った場合は適用外となります。

リピートポイントサービスによるポイント還元(イメージ)

JREポイントは誰でも貯められる

更に上記説明を見ると、「JREポイントを還元」とあります。JREポイントはJR東日本が展開するポイントサービスで、ビューカード・えきねっとといったJR東日本が展開する各種サービスの利用などによってポイントを貯めることができます。ポイントサービス自体への申し込みは誰でもでき、クレジットカードの所有などは不要です。サービス申し込みの際に申請したSuicaの乗車履歴に基づき、自動的にポイントを付与してくれる仕組みになっています。

貯めたポイントは様々な商品への交換も可能ですが(詳しくは以下のリンク先を参照してください)、1ポイント単位でSuicaへのチャージを行うことも可能です。チャージ先のSuicaは何でもよく、駅の券売機で売られている無記名のものでも構いません。

ポイントを使う | JR東日本のポイントサービス - JRE POINT
貯まったポイントの使い方についてご案内します。JRE POINTはJR東日本のポイントサービスです。貯めたポイントは、Suicaへのチャージや駅ビルでのお買いものなど、さまざまな使い方ができます。

乗車区間の制限なし

更に説明文を読み進めると、以下のような記述があります。

同一運賃区間とは、東京―赤羽(IC 運賃:220 円)、東京―蒲田(IC 運賃:220 円)、品川―川崎(IC 運賃:220 円)のように、乗車区間は異なるものの運賃が同一となる区間のことです。切符の回数券は乗車区間が同じである場合に割引の対象となりますが、リピートポイントサービスは乗車区間によらず、同一運賃区間をご利用いただいた場合にポイント還元の対象となります。

JRの回数券は、例えば「新宿⇔渋谷」のように乗車区間が指定されています。当然ながら、この回数券で新宿から池袋まで乗車することはできません。しかし、リピートポイントサービスは乗車区間に関係なく、同一運賃の区間に乗車した回数をカウントします。つまり、新宿からの運賃が157円である渋谷・池袋・四ツ谷・中野といった各駅まで乗車すれば4回分とカウントされます。更にいえば、運賃が157円の区間でさえあれば新宿とは全く関係のない区間(例えば「横浜→石川町」など)であっても構いません。

回数券とリピートポイントサービスの違い

余談ですが、私鉄の回数券はJRと異なり金額制を採用している会社が多く、額面と同一運賃の区間であれば場所を問わず使用することができます。

とりあえずJREポイントサービスにエントリしておくとよい

コロナ禍でリモートワークの浸透した近年、「定期券を買うほど頻繁ではないけど、週1~2回は会社に行く」というワークスタイルの方も多いことでしょう。そういった方のうち、自宅から会社まである程度の距離をJR東日本の路線で移動している、という方にはリピートポイントサービスはうってつけのサービスでしょう。

筆者は以前、定期的な出張に用いるため複数社の回数券を財布に入れて持ち歩いていましたが、非常にかさばるため管理の煩わしさを感じていました。リピートポイントサービスは月間の利用回数を勝手にカウントしてポイントを付与してくれるため、煩わしい紙の回数券を管理せずとも割引の恩恵を受けることができます。JREポイントサービスへのエントリは無料なので、近距離・遠距離問わずJRをそれなりの頻度で利用する方はエントリしておいて損はないでしょう。

追記(2023/2/23)

2023年3月18日よりリピートポイントサービスの適用条件が緩和され、5回目利用時に運賃0.5回分相当のポイントを還元、6回目以降は毎回運賃の10%相当のポイントが還元されることとなり、ポイント適用の可能性がより高まることになりました。

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