2025年12月27・28日に放送予定の「テレ東系旅の日第4弾 ローカル路線バス乗り継ぎの旅」松山城から東尋坊までの正解ルートを大胆予測します。
注:本記事は番組のネタバレ要素を多々含んでいますので、視聴前のネタバレを避けたい方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
※記載内容は放送日までの間に更新する場合があります。
現実ルートを踏まえ、理想ルートを検証
「テレ東系旅の日第4弾」の正解ルートですが、前回記事では一行が現実に取ったであろうルートを推測しました。その結果、一応「勝ち筋」を見つけることはできたのですが、まだまだ「最適化」の余地はありそうです。
そこで今回は、出演者を当日ロケ地に送り込むのに要する時間などは考慮せず、理想的な乗り継ぎを行った場合のルートを検証します。ただし、1日目の出発時刻(松山を10時以降発)と曜日配列は現実を踏襲するものとします。
また話が長くなりそうなので、本記事では12/27に放送されるであろう前半部分(1日目~4日目)について考察し、後半部分は別記事に回すことにします。
※以下若干ややこしいですが、一行が現実に取ると思われるルートを予告記事などを元に筆者が放送前に予測したものを「現実ルート」と呼びます。当然ながら、真の現実ルートは放送終了後でないと判明しませんのでご承知おきください。
2日目朝の停滞がなければ?
まず前回記事で述べた通り、現実ルートでは2日目朝の時点で一行は高松空港にいたはずなのに、何らかの理由で出発が遅れ(推測)、倉敷にしか進めませんでした。もし高松空港を9時半に出れば、以下の通り12時過ぎには児島に到着でき、児島から岡山への直行バスに乗れて大幅に距離を稼ぐことができたはずです。
2日目(土曜日)
高松空港9:30→10:20坂出駅11:30→12:40児島駅14:16→15:49岡山駅18:15→19:28片鉄片上(備前市)
3日目(日曜日)
片鉄片上(備前市)8:40→9:11福浦(備前市)→徒歩9km→赤穂駅
岡山から先の乗り継ぎはイマイチな上、2・3日目は土日ということでコミュニティバスの本数はあまりなく、赤穂に着くのは昼近くとなりそうです。それでも半日程度は早く着けるので、現実ルートに比べて後々の日程に余裕は生まれたでしょう。
1日目のうちに坂出まで行けば?
一方、高松空港から坂出へのバスは22時近くまで営業しているので、この日のうちに坂出まで行ってしまうのもアリでしょう。その場合、以下の乗り継ぎが可能です。
1日目(平日)
(略)→JR琴平駅17:45→18:36高松空港19:05→19:55坂出駅
2日目(土曜日)
坂出駅5:25→6:35児島駅6:45→7:36昭和町(倉敷市)7:41→8:32岡山駅10:30→11:37片鉄片上(備前市)11:52→12:12吉永病院前(備前市)13:20→14:17播州赤穂駅15:23→16:08上郡駅16:15→16:34テクノ中央(上郡市)17:40→17:56新宮駅18:18→18:32龍野橋東詰(たつの市)19:15→19:54姫路駅
3日目(日曜日)
姫路駅7:10→8:26社(加東市)8:37→9:45小橋(神戸市)→徒歩すぐ→箕谷(神戸市)9:49→10:57神戸駅→徒歩すぐ→西元町(神戸市)11:15→11:28三宮駅前11:57→12:55阪神西宮駅13:01→13:21阪神甲子園駅13:55→14:08西大島(尼崎市)14:12→14:25阪神尼崎駅14:40→15:30川西能勢口駅→徒歩1.5km→阪急池田駅16:43→17:23余野(豊能町)→徒歩3.5km→神地(亀岡市)19:04→19:33京都先端科学大学(亀岡市)20:02→20:22亀岡駅
まず、坂出からの始発は5時台と早いので、これを利用します。倉敷駅の一つ手前の昭和町バス停でぎりぎりの乗り継ぎをこなせれば、片鉄片上からはコミュニティバスを次々に乗り継ぎ、上郡市のテクノ中央を経て姫路まで乗り継げます。
次の日、日曜なので現実ルート(篠山・園部経由)だとうまく乗り継げず、神戸市内から阪神間を進み、大阪府の池田から山を越えて亀岡に着くルートにしてみました。京都市内にはわずかに届きませんでしたが、本来5日かかっていたところをほぼ3日でこなせるため、現実ルートに比べて後の行程は相当楽になるはずです。
四国から本州へ「しまなみ海道」を経由した場合は?

前回の記事ではさらっと書いてしまいましたが、現実ルートでは四国から本州へは瀬戸大橋を経由したと思われます。しかし、四国から本州への道路は他にも「明石海峡大橋+大鳴門橋」「しまなみ海道」の各ルートがあります。どのルートを選ぶかの判断は前半の大きな鍵となっており、出演者も相当頭を悩ませたことでしょう。
ところで、3ルートはいずれも有料道路であり、近年の「バス旅」シリーズのルールでは本来通過することができません。しかし、今回と同じく本州四国間を移動した「バス旅W第4弾」では、本州四国間を超える時に限り、高速道路を経由するバスに乗ってもよいという特別ルールが追加されました。
ただし、番組側が言う「高速経由のバスOK」というルールには補足があって、「高速バスはNGだが、高速道路を通る路線バスはOK」という縛りがあります。ちと複雑ですが、詳しく知りたい方は過去記事をご覧ください。
以上の特別ルールは変わらないものとして、「しまなみ海道」経由のルートを考えてみました。
1日目(平日)
松山市駅11:30→13:39大三島BS→徒歩4km→早瀬(尾道市)14:49→15:20耕三寺(尾道市)16:21→17:25尾道駅18:03→18:45クロスロードみつぎ(尾道市)19:44→20:55福山駅
2日目(土曜日)
福山駅8:25→9:05井原バスセンター(井原市)9:38→10:10笠岡駅→徒歩10km→寄島総合支所前(浅口市)13:32→14:11新倉敷駅14:30→14:42倉敷芸術大学15:00→15:33倉敷駅16:00→16:33チクバ外科前(倉敷市)17:11→18:19岡山駅
3日目(日曜日)
岡山駅7:00→8:01片鉄片上(備前市)8:40→9:11福浦(備前市)→徒歩9km→赤穂駅
松山からは、尾道をスルーして大三島まで直通する特急バスがあり、一気に進めます。県境の多々羅大橋を超えた後の乗り継ぎも順調で、1日目のうちに福山に行けます。
が、土曜日となる2日目は一転して乗り継ぎが悪く、途中10kmもの歩きもあったりして、結局高松空港で停滞しなかった場合の瀬戸大橋ルートに合流します。ルートの優劣としては大差なしという結論に至りました。
四国から本州へ「大鳴門橋+明石海峡大橋」を経由した場合は?
次に、「大鳴門橋+明石海峡大橋」経由のルートを考えてみました。1日目の高松空港までは現実ルート(瀬戸大橋経由)と変わりません。
2日目(土曜日)
高松空港9:35→10:25高松駅10:45→12:09引田駅12:15→12:56鳴門駅13:47→14:02大塚国際美術館(鳴門市)15:00→15:12淡路島南IC(南あわじ市)→徒歩5km→福良(南あわじ市)16:50→17:44洲本バスセンター(洲本市)18:10→18:34志筑(淡路市)18:41→19:34岩屋海水浴場前(淡路市)
3日目(日曜日)
岩屋海水浴場前(淡路市)→徒歩500m→淡路IC(淡路市)6:28→6:39高速舞子→徒歩すぐ→舞子駅前7:00→7:21学が丘(神戸市)7:42→7:58名谷駅8:30→8:41ひよどり台1丁目(神戸市)8:44→9:12神戸駅→徒歩すぐ→西元町(神戸市)9:40→9:51三宮駅前10:27→11:25阪神西宮駅11:39→12:10阪神尼崎駅12:20→13:10川西能勢口駅→徒歩1.5km→阪急池田駅14:43→15:23余野(豊能町)→徒歩3.5km→神地(亀岡市)16:51→17:20京都先端科学大学(亀岡市)17:23→17:36亀岡駅18:35→19:39京都駅
2日目は高松から順調に乗り継ぎ、淡路島最北端の岩屋という所までたどり着けます。唯一、大鳴門橋を超える部分(大塚国際美術館~淡路島南IC)のみ土日は本数が少ないのですが、それ以外は本数もそこそこ多いので実現難易度も低いです。
3日目は初心者にはやや複雑すぎるスケジュールですし、当日東京からの移動の問題もあるので、OA上で実現することはほぼ不可能でしょう。ただ、これを2日間に分け、4日目までに京都に着くことは十分可能そうです。
この「大鳴門橋+明石海峡大橋」ルートは速い上に長距離の歩行もほとんどなく、本四3ルートの中では一番楽だと思われます。

京都から先、福井方面へのルートは次の回にて検証したいと思います。


コメント