2025年12月27・28日に放送予定の「テレ東系旅の日第4弾 ローカル路線バス乗り継ぎの旅」松山城から東尋坊までの正解ルートを大胆予測します。
注:本記事は番組のネタバレ要素を多々含んでいますので、視聴前のネタバレを避けたい方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
※記載内容は放送日までの間に更新する場合があります。
京都方面から敦賀への理想ルートは?
「テレ東系旅の日第4弾」の正解ルートですが、前々回の記事では一行が現実に取ったであろうルートを推測しました。そして前回記事では、一行が理想的な乗り継ぎを行った場合のルートの前半部分(1日目~4日目)について考察しました。
今回は、12/28に放送されるであろう後半部分(5~8日目)について理想ルートを考察します。なお、敦賀から東尋坊までの道のりはほぼ一本道で、前々回に記載のルートからずれることはないと思われますので、本記事では記載を割愛します。
※以下若干ややこしいですが、一行が現実に取ると思われるルートを予告記事などを元に筆者が放送前に予測したものを「現実ルート」と呼びます。当然ながら、真の現実ルートは放送終了後でないと判明しませんのでご承知おきください。
京都府内から敦賀への道のり

実は京都府から敦賀へのルートは、前回の「バス旅」で検討した京都府から岐阜市へのルートと非常によく似ています。なので地図を流用しつつ、代表的な4ルートを挙げてみます。(図中のルートC4はさすがにかけ離れすぎているので今回は使いません)
- ルートC1:京都府福知山市→×→福井県小浜市→×→福井県敦賀市
- ルートC2:京都府園部市など→京都市→滋賀県大津市→×→滋賀県高島市→福井県敦賀市
- ルートC3:京都府園部市など→京都市→滋賀県大津市→×→滋賀県米原市→福井県敦賀市
- ルートC5:京都府福知山市→×→福井県小浜市→滋賀県高島市→福井県敦賀市
各ルートのうち、筆者の知る限りで途中10km程度(もしくはそれ以上)バスの途切れる区間には×印をつけました。こうやって見てみると、どのルートも長くバスが途切れていることがわかります。この滋賀県周辺はバス旅の難所で、どう通っても長距離に歩きを強いられます。
今回、どういう経緯か分かりませんが現実ルートではルートC3を採用して、案の定近江八幡から米原までは20kmを超えるとんでもない長距離歩行を強いられていたと思われます。では、他のルートを選んでいたらどうなっていたかを検証してみましょう。
京都から湖西線沿いに進んでいたら?
前回記事で述べた通り、現実ルートでは5日目夜の時点で京都駅まで進めていたものと思われます。ここからもし米原方面ではなく、上記ルートC2の通りJR湖西線沿いに高島市方面を目指していたらどうなっていたでしょうか。
6日目(平日)
京都駅7:45→8:47大原(京都市)9:02→9:06小出石(京都市)→徒歩16km→梅ノ木(大津市)14:08→14:30朽木支所前(高島市)14:36→15:04十八川道(高島市)→徒歩3km→新旭駅16:40→16:54木津(高島市)→徒歩1.5km→近江今津駅
7日目(平日)
近江今津駅9:15→9:45マキノ病院前(高島市)10:02→10:41国境(高島市)→徒歩8.5km→疋田(敦賀市)13:08→13:34敦賀駅
京都から滋賀県に入るまでの歩きは長いものの、現実ルートに比べてトータルの歩行距離は多少短くできました。敦賀には昼過ぎに着くことができますが、ここから先は武生までほとんど宿泊施設がない上、途中の乗り継ぎも悪いので下手に進まない方がよさそうです。
5日目、福知山方面へ向かったら?
一方、現実ルートでは5日目に篠山口から園部、京都へ出たものと推測されますが、北の福知山方面に向かった場合はどうなっていたでしょうか。その場合、上記ルートC5を踏襲して以下の乗り継ぎが可能です。
5日目(平日)
(略)→14:07篠山口駅14:55→15:31草山温泉(丹波篠山市)→徒歩5km→菟原(福知山市)18:22→19:00福知山駅19:07→19:36綾部駅
6日目(平日)
綾部駅8:50→9:24大町バスターミナル10:28→10:47於見→徒歩9km→川上(おおい町)12:53→13:24ホテルうみんぴあ前(おおい町)→徒歩11km→小浜駅16:55→17:53近江今津駅
草山温泉から歩いて県境を超え、菟原という所まで来るとバス一本で福知山に行けます。福知山からは綾部、小浜を経て翌日のうちに近江今津まで行けますが、実はこのルートは6月に放送した「旅の日第3弾」2日目と全く同じルートです。当時とメンバーは異なりますが、流石に同じルートを利用するというのはテレビ的に許されないでしょう。
近江今津からは湖西ルートの7日目に収束するので、ゴールは可能なはずです。
福知山から日本海沿いに敦賀に向かったら?
では、小浜駅から近江今津に向かわず、そのまま日本海沿いに敦賀を目指していたらどうなっていたでしょう(ルートC1)。その場合、以下の乗り継ぎが可能です。
6日目(平日)
(略)→ホテルうみんぴあ前(おおい町)→徒歩11km→小浜駅16:05→16:43須ノ浦(小浜市)→徒歩5.5km→世久津(若狭町)
7日目(平日)
世久津(若狭町)7:38→8:02気山駅→徒歩3.5km→美浜駅10:40→11:23敦賀駅
小浜から敦賀まで、途中9kmの歩きを挟むものの無事敦賀に到着できそうです。なお、須ノ浦と世久津の間には旅館もあるので、宿泊は一応可能そうです。
ここまで述べた各ルートを用いた場合、篠山口から敦賀までの歩行距離は以下の通りとなります。距離的には湖西ルートが最もマシで、現実ルートで使った湖東ルートは最もハードだったと思われます。
- ルートC3(湖東ルート):約38.5km
- ルートC2(湖西ルート):約29km
- ルートC5(小浜・高島ルート):約33.5km
- ルートC1(小浜線ルート):約34km
松山城から東尋坊まで、最速ルートは?
では、ここまで導き出した理想ルートを組み合わせると、松山城から東尋坊まで最短何日で到達できるでしょうか。筆者の推測だと、まず1日目は現実ルートで高松空港に向かい、2~3日目は大鳴門橋・明石海峡大橋を経て京都へ、4日目以降は今回導き出した湖西ルート、もしくは現実ルートで京都から東尋坊まで3日間で移動すれば、計6日間でクリア可能です。
とはいえ、実際は慣れないルート探しに四苦八苦したり、東京からロケ地までの当日移動があったり、取材お断りのバス会社があったりして(憶測)、ちょうど8日間をフルに使い切って辛うじてゴールとなったのでしょう。

長くなってしまいましたが、これにて一連の検証を終えたいと思います。それでは、放送当日を楽しみにしたいと思います。



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