「JR東日本×翔んで埼玉 エキタグスタンプラリー」に参加し、武蔵野線全駅を回ってきました。ラリー参加に際して注意すべき点をご説明します。
11/23新作公開!「翔んで埼玉」とエキタグがコラボ
https://www.jreast.co.jp/press/2023/omiya/20231026_o01.pdf
映画「翔んで埼玉」の第二弾「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」が11月23日に公開されることを記念して、JR東日本のグループ会社が提供するデジタルスタンプアプリ「エキタグ」を用いたスタンプラリーが開催されています。(エキタグの使い方については公式サイトをご参照ください。)
ラリーの対象となるのはJR武蔵野線(西船橋~府中本町)の全駅と高崎線の行田駅です。正直なところ、筆者は「翔んで埼玉」についてこれっぽっちも知識がなく、これらの駅がなぜ選ばれたのかはよく分かっていません。(こんなテキストサイトを立ち上げていながら、文芸や創作に関しては全然興味がなく、どうもすみません…) とりあえず武蔵野線は、首都東京の最終防衛線的な扱いなのかな…?
そんな筆者ですが、本ラリーを機に武蔵野線全駅がエキタグの設置対象となったため、早速スタンプを集めに回ってきました。行田はちょっと遠いですし、あちら方面は夏に行ったばかりなので行くつもりはなく、完全コンプリートは難しそうですが。
武蔵野線全駅コンプリートに掛かる時間は?
ところで、武蔵野線全駅を回るにはどれくらい時間が掛かるのでしょうか?武蔵野線は全26駅あり、全て各駅停車で日中は10分間隔、全線を走破すると80分弱掛かります。ということは、日中に全駅を回るには最短でも(80+10×25)=330分、つまり5時間半かかる計算になります。
運転本数の増える平日ラッシュ時ならばもう少し早く回れるでしょうが、あまりお勧めはしません。武蔵野線は東京の中心からはやや離れていますが、JR・私鉄各線を横につなぐ貴重な路線のため、ラッシュ時は都心の路線並みに混むためです。
各駅で貰えるスタンプは?
プレスリリースの文面だけを見た方はもしかすると勘違いされているかもしれませんが、各駅を回ってもらえるスタンプは上記のように各駅周辺の名所や鉄道車両を題材とした駅スタンプ(実際に駅に配備されているスタンプをデジタル化したもの)で、映画とは全く関係がありません。ゲットした駅が増えると、条件に従って映画のキャラを題材にしたスタンプがもらえます。詳細は獲得後のお楽しみとのことで、シルエットのみが公開されていました。
スタンプの置き場所は?
「エキタグ」では、各駅に配置された専用のNFCタグにスマホで触れることでスタンプが押せます。このNFCタグがおよそ10cm四方と小さく、やや見つけづらいので注意が必要です。とはいえ配置場所はアプリに記載されていますし、改札窓口付近や券売機付近を探せばたいていの場合大丈夫なはずです。
なお、タグは全て駅改札外に置かれているので、各駅で改札を出入りする必要があります。一日で全部回るのならば、「のんびりホリデーSuicaパス」などのフリーきっぷの利用がほぼ必須でしょう。
発見困難?新八柱駅のNFCタグ設置場所
そんな中、タグ発見に非常に難儀したのが新八柱駅です。まずは窓口や券売機を探してみたのですが、見つかりません。アプリを見ても設置場所は「改札付近」とアバウトな表記… やむなく駅員さんに場所を聞いたのですが、この方は派遣の駅員さんで、タグはJR本社が設置しているので分からないとのこと。
仕方なく構内を(改札内、改札外共に)手当たり次第に探しましたが、それほど大きな駅ではないにも関わらず全然見つかりません。10分以上探し、もうあきらめようかと思ったところでようやく発見しました。
その場所は上記の写真を見て頂きたいのですが、設置場所が腰ぐらいの高さで目線に入りにくい上、たまたまタグの前に待ち合わせの団体さんが集まっていたため全然気づきませんでした…
「翔んで埼玉 エキタグスタンプラリー」の難易度は?
最近、筆者は何かに取りつかれたかのように首都圏の駅を回っていますが、それでも武蔵野線全駅のコンプリートはハードで、正直なところ途中で心が折れそうになりました。(実際、一日で全駅を巡るのは断念してしまいましたし)
というのも、武蔵野線沿線は基本的に住宅街で、スタンプを押した後の10分近い待ち時間を消化しようにも行き場がなく、ただただ待たざるを得ないケースが多かったためです。他線との乗換駅には駅ビルもあるのですが、それほど目新しい店がある訳でもないですし…
そんな中、気分転換におススメなのは越谷レイクタウンでしょうか。日本最大のショッピングモールということで館内を一通り歩くだけでそこそこ時間がつぶせますし、路線の中間あたりにあるので食事休憩にも最適です。休日は家族連れを中心にかなりの乗降があり、人気があるんだなと思いました。
鉄道ファン的には見所あり
一方、武蔵野線は旅客線であると共に、首都圏を経由する貨物列車の通り道という重要な役目があります。そのため、都心ではあまり見かけない貨物列車が頻繁に通過し、鉄道ファン的には興味深かったです(カメラを抱えたファンもちょくちょく見かけました)。
また、貨物輸送がより盛んだった往年の痕跡も見られます。かつて吉川駅の東方、三郷駅にかけての上下線の間には「武蔵野操車場」という広大な貨物施設がありました。国鉄末期に廃止され、跡地は新三郷の「ららぽーと」等に利用されていますが、吉川駅の東方には操車場へのアプローチ部分が残っていて、上下線のホームの間に妙な空間が残っています。
そんな訳で、非常にハードでしたが何とか武蔵野線全駅を回ってきました。先述の通り一日で全部回るのは断念し、一部駅は後日に回しましたが。
より難易度の低いラリーも
このように、翔んで埼玉ファンやGACKTファンの方が軽い気持ちで挑むとあっさり跳ね返されるほどハードな本ラリー。「ちょっと厳しそうだな」というファンの方は、チェックポイント少な目のライトなラリーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。鉄道関係だけでも以下のラリーが開催されているようです。(注:2024年時点ですべて終了)
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