ソウル首都圏電鉄1号線・永登浦駅のすぐ近くにあるフェアフィールド・バイ・マリオット・ソウルに宿泊した際の記録です。
ホテル選びに苦戦
近年の物価高や円安で海外のホテルはどこも高騰していますが、韓国も例外ではないようです。当初、ソウルのホテル事情がよく分からなかった筆者はソウル駅周辺のホテルを探してみたのですが、有名なホテルはどこもめちゃくちゃ高くて断念せざるを得ませんでした。
かといって無名なホテルだと日本語や英語が通じるか不安があるし、セキュリティ面も心配なので、ソウル初訪問の今回は多少値が張っても海外チェーン系列のホテルを選ぶことにしました。
駅から近く、KTXやセマウル号などの起点であるソウル駅への鉄道アクセスがよいという条件で調べたところ、「フェアフィールド・バイ・マリオット・ソウル」に行き当たりました。宿泊費はソウル駅周辺よりは安かったですが、それでも筆者が普段泊まるような日本のビジネスホテルよりは随分高かったです。
永登浦駅って、どこ?
永登浦は日本人にとっては無名な(筆者も聞いたことすらありませんでした)駅ですが、ソウル駅からは地下鉄1号線で6駅、10分余りとそこそこ便利な場所にあります。1号線は鐘路や東大門などソウル市の中心部に乗り入れているので、交通の便はそこそこ良い場所です。
加えて、駅ビルにロッテ百貨店が入っているほか、駅前には地下ショッピングモールが張り巡らされていて、思っていた以上に賑やかなところでした。地下街を数分歩いたところには「タイムズスクエア」というかなり大きなショッピングモールもあるので、非常に便利なところです。
ただし、タイムズスクエアの奥の方はドヤ街のようなエリアとなっていて、あまり治安が良くないらしいのでそちらには足を踏み入れない方がいいでしょう。筆者が歩いた限りだと、駅前周辺の治安は特に悪くはなさそうでした。
フェアフィールド・バイ・マリオット・ソウル宿泊記
ホテル周辺の様子は?
という訳で前振りが大変長くなってしまいましたが、いよいよホテルへと向かいます。「フェアフィールド・バイ・マリオット・ソウル」は、駅から3分ほど歩いたところにあります。人通りも多いので夜間でも治安面は心配ないでしょう。ホテルの1階にはセブンイレブンとスタバがあって、飲み物や朝食の調達には苦労しないでしょう。
ホテルのサービス&客室の様子
ホテルは案外小ぢんまりしていますが、ロビーは非常にきれいです。フロントではさすがに日本語は通じませんが、英語は非常に流暢だったのですんなりチェックインできました。
宿泊したのはベッド1つのシングルルームでした。ベッドの他に窓際に2つ椅子があって、居住スペースはそれなりに広いです。写真にはありませんがトランクを広げるための台もあって、大きな荷物を持ち込んでも十分スペースに余裕があるはずです。
比較的新しいホテルだけあって、水回りは非常にきれいです。そういえば、韓国では2024年から環境保護のためホテルに歯ブラシを置くのが禁止されてしまったらしく、高級ホテルでも歯ブラシは無いそうなので注意が必要です。
飲み物系のアメニティはこんな感じ。ペットボトルの水が2本あるので、とりあえず飲み水には困りません。この台の上部にはセーフティボックスがありました。
難点は騒音の大きさ
このように値段相応の立派なホテルなのですが、一つ難があるとすれば騒音の大きさでしょうか。このホテルは線路に面しており、線路側の部屋は列車の音がうるさいとの口コミを見ました(鉄道ファン的にはおいしい?)。筆者の泊まった部屋は線路側ではなかったのですが、目の前に片側4車線の幹線道路があって深夜でも自動車の騒音が大きく、何度か目を覚ましました。
永登浦自体はソウル駅や龍山駅に近い上に長距離列車も停車するので、乗り鉄派には宿泊地として向いているかなと思いました。今回は初ソウルということでやや値段の高いマリオットに泊まりましたが、個人的には次行くならもう少しリーズナブルなホテルでいいかな、と思いました。駅からもう少し歩くと東横インもあるので、そちらで十分だった気もします。
長かった一日を終え、翌日はいよいよKTXとSRTに乗車します。
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