【AirJapan就航】シンガポール・チャンギ空港へANAで飛ぶ~羽田2タミ国際線エリアの様子は?

2023年より運用を再開した羽田空港第2ターミナル国際線エリアを利用し、AirJapan就航でより手軽に行きやすくなったシンガポールへと旅立ちました。

youは何しにシンガポールへ?

AirJapanは、2024年4月26日(金)から成田⇔シンガポール線に就航します! | AirJapan
AirJapanは、2024年4月26日(金)から成田⇔シンガポール線に就航します!

2024年に開業したANA系のLCC・AirJapanは、成田~ソウル・バンコク線に続く3路線目として、4月26日から成田~シンガポール線に就航します。

成田~シンガポール間はJAL系のZIPAIR、シンガポール航空系のスクートも就航しており、親会社も含めると東京~シンガポール間で6社の路線が一日14便も乱れ飛ぶこととなりました(内訳はANA3、JAL3、SQ5、ZIP・AirJapan・スクート各1)。コロナ禍で休んでいた便も完全に復活し、今最もアツい国際線路線といえるのではないでしょうか。

そんなシンガポールに、5年ぶり5度目となる訪問をすることになりました。アジアの国はシンガポール以外ほぼ手つかずなのに、何故そんなにリピートするの?とお思いの向きもあるでしょうが、そのあたりは個人的な事情もあるので説明は割愛させていただきます。

ちなみに、乗るのはZIPでもスクートでもなく、行き帰りともANAの午前発の便。これまで何度か乗っていますし、個人的には目新しいLCCとかを使ってみたかったのですが、同行者の体力面等々を考慮すると深夜便や成田発着は避けたかったので、結局無難な選択肢へと落ち着きました。

ともかく、久々の海外旅に年甲斐もなくはしゃぎながら羽田へと向かいました。

羽田空港第2ターミナル・国際線エリアに初見参

ターミナルビル屋上の看板

まずは、通勤客で混み合う平日朝の京急で羽田空港へと向かいます。京急蒲田から乗車した空港線の列車は、意外にも2100形でした。2100形は個人的に好きな電車ではありますが、いかんせん2ドアなので収容力には乏しく(なので朝は本線の快特や特急には使えず、ウィング号や空港線に回されているのでしょう)、京急蒲田のホームにびっちりと並んだ乗客を収容するのは一苦労でした。筆者もかろうじて積み残されるのを回避し、ぎゅうぎゅうの車内でしばし我慢します。

そして、羽田からの渡航の際に毎回お世話になった羽田空港第3ターミナルをスルーし、第2ターミナルで下車します…そう、2023年から第2ターミナルの国際線エリアが復活し、ANAのシンガポール便は全て第2ターミナル発着に変わったのです。この国際線エリアは再開直後に一度訪問しましたが、ついにここからフライトする日が来ました。

京急の乗り場から長い通路を歩くと、「INTERNATIONAL」の看板が現れます。その先には、テントのような布張りの屋根で覆われた真新しいターミナルが。もっとも、発着本数はそれほど多くないのでカウンターの数も多くなく、成田やチャンギ空港に比べるとこじんまりしています。

この日はオンラインチェックインを済ませてきたので、自動預け機を使って手荷物を預けてしまうとすることがありません。まだ搭乗開始まで2時間近くもあり手持無沙汰なので、屋上から飛行機を眺めたり、駅に戻ってマクドナルドで朝食を摂ったりして時間をつぶします。

手荷物検査場への入り口には、第2ターミナル発の便が表示されていますが、12時台を過ぎると次は深夜まで便がありません。筆者の利用した少し後になって第2ターミナル発の本数が少し増えましたが、昼間は相変わらず本数が少ないようです。

まだまだ時間が余っていますが、することもないので出国してしまうことにします。しばらく来ないうちに、日本の出国手続きもアメリカのように機械化がされていました。

出国ゲートの先には免税店がありますが、フライト本数が少ない故に規模は小さいです。那覇空港のDFSとそんなに変わらないぐらいの規模でしょうか… それでも、化粧品、お菓子、アルコール類、タバコと一通りの品はそろっていました。

免税店を過ぎるとエスカレータがあり、その先がゲートとなっています。ゲート周辺には小さい売店と飲食店数店舗しかなく、こちらもやや寂しいですが仕方ないですね。

国内線エリアから国際線エリアを見る(2021年撮影)
国際線エリアから国内線エリアを見る(今回撮影)

エスカレーターを降りたあたりには、国内線エリアとの間を仕切るガラス壁があります。2021年に羽田空港を利用した際、この壁の向こうから当時コロナ禍で未使用のまま放置されていた国際線エリアを眺めたことを思い出しました。

あの時羨望の眼差しで眺めた壁の向こうに今立っている…大げさに言えば、解放されたベルリンの壁の向こう側に立ったかのような感慨を覚えました。

機材トラブルで遅延…

ゲートのすぐ脇にはこれから乗るB787-900が横付けされ、出発を待っています。10時半には搭乗開始…のはずだったのですが、機体の点検が長引いているとかで搭乗は20分ほど遅れ、その後も出発準備に時間がかかり、結局羽田を飛び立つ時には45分遅れとなっていました。

シンガポールに早く着いてくれれば、食事の後マリーナベイサンズにでも足を延ばそうかと目論んでいたのですが、この調子では難しそうです。

この日は3月の平日というやや微妙な時期でしたが、語学研修にでも行くのであろう学生さんのグループや、ガイドブックを携えた家族連れなどで案外混んでいて、エコノミークラスは満席に近い状況でした。

機内食・機内サービスは?

今回利用した便は見た目はごく普通のANA便ですが、運航はエアージャパンが担当しているという便でした。運賃や機内食は普通のANA分と何ら変わりませんでしたが、パイロットが外国人だったのはエアージャパン運航だからだったのでしょうか?

ちなみに、過去には香港線やバンコク線などのアジア便の一部がこうした扱いを受けていました。AirJapanが直接フライトを飛ばすことになった影響か、今回搭乗した便は4月からはANA本体が運航するようになったみたいです。

羽田→シンガポール(NH841)の機内食

というわけで、機内のサービスは普通のANA便と何ら変わりません。ドリンクはなぜか毎回注文しているジントニック、機内食はCAさんおススメ(=人気がなく数が余っている)の照り焼きご飯を選びました。機内食は以前とほぼ変わり映えしない内容でしたが、これも5年ぶりだと思うとなんだか感慨深いものがあります。

到着の2時間ほど前には小さめのコーンパンが出てきました。シンガポール線などフライト時間が6~7時間の路線は、2食目に軽食が出てくるのがANAの定番。

シンガポール→羽田(NH842)の機内食

アップル&レーズンパイ

ついでに、シンガポールからの帰りの機内食はこんな感じでした。量がモリモリで食べ応えがあるのはいいのですが、「パエリア風ご飯」はやや妙な風味があるのが気になりました…まあ、海外調製の機内食としては標準的なレベルでしょうか。

フィリピン上空をひとっ飛びしてシンガポールへ

機内食の後は、機内エンターテインメントで時間をつぶします。今回、アナログジャックから受け取った音声をBluetooth経由でワイヤレスイヤホンに飛ばしてくれるデバイスを持ち込みましたが、これが超快適でした(備え付けのイヤホンは長く装着していると耳が痛くなるので…)。ワイヤレスイヤホンを愛用している方にはお勧めです。

飛行機から見たフィリピンの大地

そうこうしている間に飛行機はフィリピン上空を超え、チャンギ国際空港へと着陸です(結局、羽田での遅延はあまり回復できず…)。約7時間とそれほど長いフライトではありませんでしたが、着陸後に「Another Sky」を聞くと、いよいよ海外に来たんだという実感が湧いてきます。

いざ、シンガポール・チャンギ空港へ

バゲージクレーム横にまで免税店が

南国特有のもわっとした空気に迎えられて降り立ったチャンギ空港は、ロビーが入国・出国で共通なこともあり、いきなり極彩色の免税店が目に飛び込んできます。ロビーを行き交う人も多く、さすがは世界No.1空港だなと実感します。出国手続きを終えた後のバゲージクレームの横にもご丁寧に免税店があるのが凄いですね。

という訳で、これから記事数回に渡って、入国手続き・鉄道・食・観光・宿といったテーマ毎にシンガポール訪問記を執筆したいと思います。

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