6月25日、エクスプレス予約が変わる~九州新幹線対応、早特運賃変化、予約画面改善など

6月25日(一部は5月21日に対応済)より、エクスプレス予約にて題記のような様々な変化が発生しました。詳しくは公式ページに述べられていますが、以下軽く補足を書こうと思います。

エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

九州新幹線区間の予約が可能に

これまで、エクスプレス予約では山陽新幹線内を走る「みずほ」「さくら」の予約は可能でしたが、ついに九州新幹線(博多~鹿児島中央)区間の予約も可能になりました。九州新幹線は従来ICカードでの乗車はできず(JR九州独自のネット予約サービスは、紙の乗車券の引き取りが必要だった)、ついに今回初めてICカードでの乗車が可能になります。

料金は博多~鹿児島中央間が10,110円で、JR九州の「ネット予約」で発券できる「eきっぷ」と同額となっています。

各種「早特」の発売額、発売対象が変更に

様々な種類がある「早特」シリーズですが、一部のタイプに変更があります。まず、朝6・11~15時台の「のぞみ」限定で発行された「EX早特21」がなくなり、全「のぞみ」が対象の「EX早特21ワイド」に生まれ変わります。また、まず、朝6時台の「のぞみ」と全ての「ひかり」限定で発行された「EXグリーン早特」がなくなり、全「のぞみ」が対象の「EXグリーン早特ワイド」に生まれ変わります。

コロナ禍の期間限定で全日発売対象となっていた「EXのぞみファミリー早特」「EXこだまファミリー早特」は、6月末をもって従来の土休日限定に戻ります

比較を分かりやすくするため、一番需要の大きいであろう東阪間の価格を抜き出して表にしました。(このほか制度としては「EX早特」もあるが東阪間は対象外)「~ワイド」が付くことで適用対象列車は幅広くなったものの、価格が1000円ほど上昇しているのが気になります。便利になる分価格が上がるのは痛しかゆしといったところでしょうか。

プラン名(▲は廃止、◎は新設)普通車料金
(東京~新大阪間)
グリーン車料金
(東京~新大阪間)
利用条件
EX予約サービス13,62018,480
EX早特21▲11,200-21日前まで予約可、朝6時台・11~15時台の「のぞみ」のみ
EX早特21ワイド◎12,370-21日前まで予約可、終日の「のぞみ」
EXグリーン早特▲-14,6703日前まで予約可、6時台の「のぞみ」と終日の「ひかり」のみ
EXグリーン早特ワイド◎-15,9403日前まで予約可、終日の「のぞみ」「ひかり」
EXこだまグリーン早特-14,670「こだま」のみ
EXのぞみファミリー早特12,57014,6702人以上同時、土休日のみ
EXこだまファミリー早特10,080-2人以上同時、「こだま」のみ、土休日のみ

スマホ版予約サイトの機能性改善

非常に地味なところですが、5月頃からスマホ版予約サイトのUIが少し改善されました。まず、旅行区間を選ぶ際、発駅と着駅の間の矢印を押すと駅名を反転させることができます。「予約条件の設定」画面でよく使う区間を登録しておけば、行きも帰りも簡単に区間を指定できるようになります。

また、列車選択画面においては、その列車の始発駅・終着駅が表示されるようになりました。本質的には不要な情報ですが、例えば新大阪駅で「混んでいる博多始発の便は避けて、新大阪始発の便を選ぼう」という判断に活用できます。

発駅と着駅の間の矢印を押すと駅名が反転
各列車の始発駅・終着駅を表示

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