JR東日本「レジェンドトレインスタンプラリー」の攻略法~10駅達成&ミニ周遊コースの景品は?

JR東日本の「記憶に残る名車」をモチーフにした「レジェンドトレインスタンプラリー」に参加し、10駅達成・ミニ周遊コースの景品をゲットしました。

毎年恒例、JR東日本の冬のスタンプラリー始まる

JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー -記憶に残る“名車”たち-
「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー」で、記憶に残る“名車”たちのスタンプを集めよう!

年末年始の繁忙期も終わり旅行需要の「冬枯れ」が著しい冬場に、少しでも鉄道利用を喚起するため、JR東日本は毎年スタンプラリーイベントを開催しています。夏場のスタンプラリーはポケモンなどのアニメを題材にしたキッズ向けなのに対し、冬場はここ数年鉄道ファンをターゲットにしたものとなっています。

2026年は、JR東日本の過去および現在の「記憶に残る名車」をモチーフにした「レジェンドトレインスタンプラリー」が1月9日から3月8日まで開催されます。

ちなみに、一昨年は「JR初期の電車」、昨年は「機関車・事業用車」という明確なテーマがありましたが、今回はそういうポリシーのようなものはあまりないようです。スタンプのラインナップを見てみると、E5系やE233系など最新の車両から、「165系佐渡」など随分前に姿を消したものまで雑多に並んでいるという印象を受けます… 鉄道ファンのハートに刺さりそうな車両をひたすら並べた、という感じでしょうか。

…と文句を言いつつ、筆者はイベント開始早々に参加してきました。その経緯は後ほど述べるとして、鉄道ファン向けに本イベント参加のコツをお伝えしたいと思います。

ラリーの基本ルール

スタンプ設置駅一覧(公式サイトより抜粋)

今回のラリーの対象駅は首都圏近郊の30駅(30駅周遊コース)と、北関東・静岡・山梨の計10駅(ミニ周遊コース)、東北・信越の新幹線駅6駅(ワイドコース)です。例年と同じく、駅配布のパンフレットに首都圏10駅分のスタンプを押し、特定駅のNewDaysで700円以上の買い物をしつつパンフレットをレジに差し出すと、全駅用のスタンプ台紙(+景品)がもらえます。

そうすると全駅用のスタンプ台紙に最初の10駅のスタンプが反映されないため、再度押しに行くか、パンフレットを切り取って印影を全駅用の台紙に張るしかありません。切り貼りがどうしても嫌な人は、最初の10駅を東京23区内など簡単に巡れるところで固めておけば再収集も楽でしょう。首都圏の30駅を全て巡ると「30駅コンプリート証」がもらえます。

また、ミニ周遊コースやワイドコースについても、現地のNewDaysで700円以上の買い物をすると更に景品をゲットできます。ただし、全駅用のスタンプ台紙をゲットしてからでないとミニ周遊コース・ワイドコースの景品はもらえませんので要注意。

10駅達成&ミニ周遊コースの景品は?

10駅コースをクリアすると全コース用のスタンプ台紙のほか、車両を描いたアクリルスタンドをもらえます。柄は3種類の中からランダムとなっており、筆者は583系をゲットしました。サイズは5cm角程度と小さめなものでした。

一方、ミニ周遊コースでもらえた「復刻時刻表風オリジナルノート」は単なるノートにとどまらず、冒頭数十ページに渡って各ゾーン周辺の路線の時刻表、当時の編成表までが掲載されており、読み物としてなかなか読みごたえがありそうでした。

一気に攻略するならフリーきっぷを使おう

10駅・30駅コースを巡るなら「都区内パス・休日おでかけパス」

首都圏の各駅を一日のうちにまとめて巡る際は、フリーきっぷを使うのがお勧めです。巡る範囲に合わせて、東京23区内のJR線が乗り放題の都区内パス、土日に限って首都近郊のJR線+東京モノレールが乗り放題になる休日おでかけパスを使い分けましょう。

なお、フリーきっぷは紙のきっぷよりSuicaまたはモバイルSuica版を使うのが個人的にお勧めです(紙のきっぷは何度も改札機を通すと磁気情報が飛ぶ可能性が高いため)。休日おでかけパスは、Suica版だとのんびりホリデーSuicaパスに名前が変わります。

ただし、休日おでかけパスは特急料金を別途払えば東北・上越新幹線に乗れる(東海道新幹線は乗れません)のに対し、のんびりホリデーSuicaパスでは新幹線を一切利用できません。熊谷や小山へ新幹線でショートカットしようとしている人は要注意です。

今回、30駅コースだけでも成田・土浦・小山・熊谷・国府津と首都圏の隅の方にまでスタンプが設置されており、全駅踏破は相当ハードですし、一日で全部回るのは不可能に近いでしょう。軽く乗り継ぎを調べてみたところ、事前に都区内パスで23区内のスタンプ(天空橋含む)を集めておけば、残りを休日おでかけパスで一日で集めることは可能なようです。それでも早朝から夜まで乗りっぱなしのハードな行程になるでしょうが。

ミニ周遊コース・ワイドコースを巡るなら?

一方、ミニ周遊コースは宝積寺・日立・横川・伊東など、休日おでかけパスから外れたエリアばかりな上、東京からだと普通列車で2~3時間はかかるため、相当な覚悟がないと全部回るのは困難でしょう。ミニ周遊コースを巡るなら後述するキュンパス(平日限定)や青春18きっぷ(利用可能なのは3月のみ)を使うか、休日おでかけパスに乗車券を追加購入するしかないでしょう。

そしてワイドコースを巡るならば、平日のみJR東日本全線が乗り放題となるキュンパスを使うのがほぼ唯一の方法でしょう。キュンパスは利用日の14日前までに購入する必要があるので、ご利用は計画的に。

土休日は混雑注意

土休日はスタンプ台の前に長蛇の列が(品川駅、昨年撮影)

都内は「子連れ族」多し、朝9時までが勝負

昨年もそうだったのですが、本ラリーは人気が高いようで土休日はスタンプ台がかなり混みます。そのため、チェックポイントの駅では余裕を持ったプランを組んでおくことをお勧めします。特に混雑がひどいのが品川・上野など都心部のターミナル駅で、最小限の10駅狙いのお子様連れなどが列をなしていることが多かったです。

この手のイベントに慣れている鉄道ファンは押印にそれほど時間は掛からないのですが、お子様連れは家族で何枚も押印したりするので時間が掛かります… お子様連れを避けたいのであれば平日もしくは早朝(9時ぐらいまで)に回るのがいいでしょう。

郊外部も案外混雑

また、熊谷・成田など郊外部の駅も場合によっては案外混みます。郊外の駅は土休日のみ有効の「休日お出かけパス」で訪問する客が多いうえ、列車本数も少ないため、列車の到着と同時に多数の客がスタンプ台に押し掛け長蛇の列ができてしまっていました。

さすがに子連れで郊外まで遠征する人はあまりいないので、列が裁けるのは案外早かったですが、それでも多少のタイムロスは見込んでおいた方がいいでしょう。本数の少ない郊外部の駅では、降車時に階段の目の前に位置取って他の客を出し抜くのも有効かもしれません。「○○駅 停車位置」などのキーワードで検索すると階段の位置を紹介してくれるサイトが見つかるはずです。

各駅独自の展示に注目

大井町駅のスタンプ台

スタンプ台は目立ちやすいよう派手に装飾されており、設置場所の方向を示したポスターも随所に設置されているので、降りる改札口さえ間違わなければたどり着くのは容易でしょう。各駅の設置場所は公式サイトやパンフレットに記載されているのでチェックしておきましょう。

そして、スタンプ台の傍らのポスターにはスタンプのモチーフとなった車両の解説が書かれています。鉄道ファンの方は、この解説を見て知識をアップデートしておくとよいでしょう。

新宿駅
大崎駅

駅によってはスタンプ台の装飾に飽き足らず、独自にポスターを張り出したり、展示物を設置したりと様々な工夫を凝らしていました。そういった装飾の数々を見て回るのもこのイベントの楽しみだったりします。

勝田駅
高円寺駅

中には、駅に保存されている古い写真や、JR社員さんが個人的に撮影した写真をずらっと展示して、まるで鉄道博物館のようになっている駅もあります。去年も多数の写真を展示していた高円寺駅は、今年もスタンプのモチーフとなった車両の写真を100枚ぐらい展示していて圧巻でした。

国府津駅の展示
拝島駅の展示

国府津駅には行き先表示幕や昔の記念切符(これは常設の展示かも)、拝島駅には今回スタンプに登場する車両の模型の展示がありました。

印影にこだわるなら朝一番&会期直後の訪問がお勧め?

蘇我駅のスタンプ。ワイパーやヘッドマークまで細かく再現
「スタンプは優しく押してください」との警告が

ところで一昨年から始まったこの「トレインスタンプラリー」ですが、スタンプに図案化された鉄道車両のディテールの細かさには毎回感心してしまいます。筆者はスタンプラリー参加の際、スタンプの図案が好みかどうかは気にする方なので(よってポケモンなどアニメのラリーには参加したことはない)、スタンプのクオリティが低ければ毎年熊谷や土浦などに足を運ぶことはなかったでしょう。

しかし、多くの人が参加するラリーゆえ、残念ながらスタンプやスタンプ台の状態が毎回よいとは限りません。昨年などは閉幕直前に慌てて巡ったため、インクが薄かったり印影にホコリが入ったりし、満足のいく印影が得られたケースは多くありませんでした。(画像だとそこまでひどくないように見えるかもしれませんが、実際にはかなり補正を掛けています)

筆者の経験上、各駅では始発前にインクを補充することが多いようで、早朝は綺麗に押すためのチャンスかもしれません。また、スタンプの方も開始から時間が経つほど隙間にホコリが溜まり、ゴムも劣化していくので、とにかく早いうちに回りきってしまうのがよいでしょう。

なお、スタンプマニアの中ではインクの薄さ対策のため「マイスタンプ台」を持ち込むツワモノもいるようですが、今回のラリーは他ではあまり見ない特殊な色のインク(茶色・ピンク・黄緑色など)を使っているようで、スタンプ台を持ちこむのは難しいかもしれません。

また、スタンプを押す際はスタンプ台にガツンガツンと押し当てたり、紙に押す際に強い力を掛けても効果がないばかりか、スタンプ台やスタンプの劣化を促進するだけなので止めておきましょう。筆者は2023年以降毎年このイベントに参加して200回以上スタンプを押しましたが、綺麗に押すにはスタンプ全体にインクをまぶし、紙にゆっくり均等に押し当てるのがコツです。

このコツさえ守れば、掛ける時間が5秒であろうが30秒であろうが得られる印影はほとんど同じですし、そもそもスタンプ台のインクが薄いといくら努力してもきれいな印影を得ることは不可能です。先述の通り、なるべく朝早く周ることをお勧めします。

特急や普通列車グリーン車で旅を楽しもう

特急「ひたち」なら上野から日立まで1時間半で移動可能
大船駅に展示されていた、普通列車グリーン車のシート

このラリーは一部のスタンプ配置駅が遠方にあり、どうしても移動が単調になりがちです(特に単純往復の場合は)。そんな中、特急列車や普通列車グリーン車を使うと気分を変えて移動できますし、特急ならば時間の節約にもなります。利用の際は、手持ちのJREポイントを交換すると結構安く乗れますので、ポイントの溜まっている方は是非どうぞ。

次ページに、筆者のゲットしたスタンプの一覧および旅の記録を掲載します。

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