12月27・28日に放送予定の「テレ東系旅の日第4弾 ローカル路線バス乗り継ぎの旅」松山城から東尋坊までの正解ルートを大胆予測します。
注:本記事は番組のネタバレ要素を多々含んでいますので、視聴前のネタバレを避けたい方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
※記載内容は放送日までの間に更新する場合があります。
どこよりも早く!?正解ルートを大予測
過去3回に渡り、テレビ東京の旅番組の企画&出演者を寄せ集める形で放送されてきた特番「テレ東系 旅の日」ですが、この度第4弾が12月27日・28日の二夜連続で放送されることが発表されました。
この「バス旅」シリーズ、番組放送後にバスルートを検証しているサイトはいくつかあるようですが、弊サイトでは他に先駆けて、番組放送前に正解ルートを大胆予測してみることにしました。
「ルート予測」の楽しみ
そもそも、「番組を視聴する前にルートを調べてしまうなんて邪道」とお考えの方もおられるかもしれませんし、筆者も以前はそのように考えていました。
しかし、筆者が根っからの時刻表マニアということもありルートを調べる行為がそもそも楽しいですし、途中のルートを事前に調査しておくことにより、番組をより楽しめる気が最近はしてきました。
番組内では出演者が「どっちのルートに行こうか」と悩む場面がしばしばみられますが、視聴者側としては「あっちのルートを選んでおくべきだったのではないか」というモヤモヤ感が残ります。しかし、ルートを下調べしておけばそのようなモヤモヤ感を感じることはなく、選択したルートが正しいか否かが手に取るようにわかります。(予想外のルートが出てきて慌てることもあるが…)
もっとも、「ゴールの瞬間まで出演者と一緒にドキドキしたい」という方もおられると思いますので、そういった方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
予告記事からルートや収録日時を推理

今回、番組放送の2週間前に告知記事が出てきたのですが、そちらを見てみると出演者たちがたどったルート解明へのヒントが多数ありました。従来、弊サイトでは理想解を最初に提示し、そこから現実解へとアジャストしていたのですが、今回は一行が現実に辿ったと思われるルートを最初に推理し、理想解は別の記事で紹介したいと思います。
告知記事に話を戻しますと、まず1枚目の写真に写っているのは香川県の琴参バスの空港リムジン車(高松空港~坂出・丸亀間で運行)のようです。写真には1・2日目の出演者が写っており、1日目終了時点で香川県内まで到達していたものと思われます。
2枚目の写真は倉敷駅前のアンデルセン広場で、おそらく3日目の朝に撮影したものと思われます。ちなみに香川から倉敷へは、過去の記事でご紹介した瀬戸大橋を渡る一般路線バスを利用したものと思われます。
3枚目の写真は、車内のモケットの色が阪急バス特有のものなので一瞬阪急バスに乗っているのかと思いましたが、どうやら阪急からウィング神姫相生営業所に異動した車両のようです(車両後部のナンバー表示も現物とほぼあっているし)。4日目は相生付近を通過したと思われます。
4枚目の写真は非常に悩みましたが、JR宝塚線の相野駅かと思われます。後方の通路に掛けられた屋根の形が現物と非常に類似しているので間違いないでしょう。5日目のスタートは相野駅だったのでしょうか。
5枚目の写真はさすがによく分かりませんでしたが、6枚目は綾部駅JR琵琶湖線の能登川駅だと思われます。ストリートビューだと近くからの写真が見つかりませんでしたが、駅舎2階部分の構造が瓜二つなので間違いないでしょう。(記事執筆当初、綾部駅と誤認しており失礼しました)
さらに、滋賀県では12月3日夜から12月4日の朝にかけて今シーズン初の積雪が観測されたとのことで、6枚目の写真が撮影されたのは12月4日朝だと思われます。つまり、7日目は木曜日だったことが分かります。
以上の情報を総合すると、今回の日程は以下の通りだったことが分かります。
- 1日目(11/28金):松山を出発し高松空港付近?に到達
- 2日目(11/29土):瀬戸大橋をバスで通過、倉敷に到達
- 3日目(11/30日):倉敷から兵庫県方面へ
- 4日目(12/1月):神姫バスで相生付近を通過
- 5日目(12/2火)、6日目(12/3水):相野駅を出発し東へ移動、能登川駅に到達
- 7日目(12/4木)、8日目(12/5金):能登川駅から東尋坊を目指す
ルート予測の際、毎回悩まされる曜日の推定ができたのは非常に助かりました。
「送り込み回送」も考慮要
ところで、バス旅シリーズでは朝の出発は6時とか7時といった早い時刻なのが常ですが、「旅の日」では出演者の入れ替わる日のスタート時刻が妙に遅い(9時とか10時)ケースがしばしば見られました。
これは出演者のスケジュールの都合上、ロケ当日に東京からスタート地点に移動しているため、どうしてもスタートが遅くなってしまうのだと思われます。
今回の出演陣では、3・4日目に出演する女性は土曜深夜にテレ東の生番組の出演があり、日曜朝に東京から倉敷に当日移動して出演したものと思われます。東京から始発に乗っても倉敷到着は9時半頃なので、3日目のスタートは10時前後になるでしょう。(なお、「オードリーのオールナイトニッポン」も土曜深夜放送ですが、放送回によっては事前録音の場合もあるとのこと。)
同じく、最近は1日目も当日入りしているのか遅めのスタートとなるケースが多いように見受けられます。太川さん蛭子さんの時代は1日目も前乗りして早くスタートしていた記憶があるのですが、昨今のテレビ業界の不景気ゆえ予算が削られてしまっているのでしょうか…
もっとも、過去の「旅の日」でも前乗りして朝早くスタートしていた日もありましたので、「朝一番のバスを逃すと大変なことになる」区間では前乗りするようにしているのかもしれません。
「実際ルート」を推理する
前置きが非常に長くなってしまいましたが、以上の推論を元に今回一行が旅したと思われるルートを推測してみました。
なお、鉄道駅に隣接するバス停は会社や路線によって「○○駅前」「○○駅南口」など表記に揺れがあることがあるため、以下の説明では「○○駅」と表記します。
1日目(平日)
東京から始発の飛行機に乗ると、松山空港着が9時過ぎとなります。そこから松山城まで30分ほどで移動し、オープニングを撮影して…と考えるとスタートは早くても10時ごろでしょうか。
大街道10:28→12:35新居浜駅12:53→14:17川之江駅→徒歩4km→道の駅とよはま(豊浜町)15:37→16:20豊浜駅16:19→17:21JR琴平駅17:45→18:36高松空港
何か豊浜駅の所でタイムスリップしてしまっていますが…わずか1分の違いなので運良く乗れる可能性も低くはないでしょう。というかここの乗り継ぎで失敗すると、この日のうちに琴参バスのエリアに入るのは難しい気がします。
2日目(土曜日)
この日は高松空港を出発して、瀬戸大橋を超えます。土曜日なので乗り継ぎは難航するかと思いましたが…
高松空港11:05→11:55坂出駅15:30→16:40児島駅16:50→17:45倉敷駅
このように、あっさりと倉敷に到着できてしまいました。というか、高松空港を9時半に出れば12時過ぎには児島に到着でき、児島から岡山への直行バスにも乗れたのですが、そうしなかったのは交代要員を高松空港で待っていた影響…なのでしょうか。
3日目(日曜日)
3日目は上述の通り、10時ごろに倉敷を出発する想定でルートを考えます。
倉敷駅10:20→10:53チクバ外科前(倉敷市)12:41→13:50岡山駅14:40→15:54備前片上駅16:45→17:16福浦→徒歩9km→赤穂駅
倉敷から岡山までは直行のバスはなく、倉敷~児島と児島~岡山のバスを乗り継いで行くしかありません。その後は東へとひたすら進みますが、岡山・兵庫県境でバスが尽き(コミュニティバスはあるが間に合わない上、日曜は運休)、おそらく延々と徒歩で赤穂まで移動することになると思われます。
4日目(平日)
赤穂周辺は東西を結ぶバスが繋がっておらず、前後で長い歩きを強いられます。本来は三石とか上郡あたりまで北上するとうまくつながるのですが、今回は出演者が不慣れなのと、相生付近でバスに乗っているという証拠があることから赤穂・相生経由と予想しました。
赤穂駅→徒歩9km→佐方(相生市)9:56→10:14相生駅→徒歩5km→竜野駅11:46→12:02龍野橋東詰(たつの市)12:22→13:12姫路駅15:00→16:22社駅17:22→18:07みなぎ台(三木市)19:10→19:29ゆりのき台3丁目北(三田市)→徒歩4km→相野駅
赤穂から相生市内を経て竜野駅まで歩けば、後はバスのみで姫路・社・みなぎ台(三木市の北部)を経由して新三田駅近くまでつながります。ターミナルの三田駅とかではなく、乗り継ぎ面では何とも中途半端な相野駅で行程が終わったのは、福井方面へと一直線に突き進もうとして力尽きた結果…と想像します。
5日目(平日)
この日も出演者が大きく入れ替わるため、出発時刻は遅めの想定です。
相野駅10:15→10:39今田学校(丹波篠山市)12:46→13:25丹波篠山市役所/春日神社前15:45→16:17福住(丹波篠山市)16:31→17:08園部駅17:55→19:05亀岡駅19:11→20:15京都駅
相野駅からは丹波篠山市南部にバスで入れますが、そこから先の乗り継ぎはなかなかタイミングが合いません。我慢して園部方面へと向かうと綺麗に乗り継げ、その日のうちに京都に入ることが可能です。
6日目(平日)
京都駅前7:45→8:06三条京阪前8:45→9:05山科駅→徒歩5.5km→大津駅10:35→11:20草津駅11:35→12:27守山駅13:00→13:38錦の里(野洲市)→徒歩すぐ→乙窪工業団地北口(野洲市)13:47→14:22野洲市健康福祉センター→徒歩2km→村田製作所15:38→16:01近江八幡駅16:26→16:36平木(東近江市)→徒歩5.5km→八日市駅18:27→18:54能登川駅
県境部分を除いて、京都から草津までは割とすんなり乗り継げるのですが、問題はそこから先です。JR琵琶湖線沿いに進むバス路線が全くと言っていい程なく、東西方向を進むコミュニティバスを中心に地道に進むしかありません。
このあたりのコミュニティバスはあまりに複雑で(人口の多い地域なので)、上記の乗り継ぎはあくまで一例ですが、おそらく近江八幡あたりで夕刻を迎えてコミュニティバスが無くなり、能登川で力尽きたものと思われます。
7日目(平日)
4日目あたりからはなかなかヘビーな移動が続きましたが、7日目以降はそれにも増してタイトかつ歩きだらけのスケジュールとなります。(高木・村井のご両人が呼ばれている時点で大体想像ができますが…)
能登川駅→徒歩12km→南彦根駅10:34→10:57彦根駅→徒歩6.5km→米原駅12:30→12:37坂田駅→徒歩3km→田村駅14:15→15:07木ノ本バスターミナル15:50→16:23新道野(敦賀市)→徒歩4km→曾々木(敦賀市)17:39→18:02敦賀駅
まず、能登川から田村まではほとんどの区間が歩きとなってしまい、歩行距離は20kmに上ります。田村からは一気にバスで県境の新道野という所まで行けます。ここからあと4km歩けば、バスで敦賀に到着できます。後で述べる通り、この日のうちに敦賀に入っておくことがゴールへの必要条件となるでしょう。
8日目(平日)
最終日、敦賀から武生までは北陸本線(現・ハピラインふくい)も長大トンネルでパスするほどの難所で、ここも途中長い歩きを挟まざるを得ません。
敦賀駅7:00→7:24元比田(敦賀市)→徒歩9km→桜橋(南越前町)9:25→9:53武生駅
なお、途中の桜橋バス停からの路線は1日3本しかなく、この便を逃すと午後まで待たされるため大幅なタイムロスとなり、ゴールは絶望的となります。9時25分発のバスに間に合わせるには9kmを2時間で移動する必要があり、時間との勝負となります。
一方、ゴールの東尋坊から逆算していくと…
ベル前(福井市)14:58→15:29福井駅15:40→16:24丸岡バスターミナル16:56→17:22芦原温泉駅18:10→東尋坊18:53
福井駅を15時40分に出ないと間に合いません。これは東尋坊への最終バスが芦原温泉駅18時10分発と意外に早いのが原因です。
また、武生から福井までの移動が実は非常に厄介で、福井駅の3km南の「ベル前」というところまでバス路線は皆無に近いです(小規模なコミュニティバスはあるがあまり移動の役には立たなさそう)。
よって、武生からベル前まで約16kmを5時間以内に歩き切れればゴール可能という結論に至りました。(ここまでの推測にツッコミどころ等ありましたらコメント欄にてお願いします)
もっと楽に移動できる理想的な乗り継ぎについては、別記事にて検証したいと思います。


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