6月22日に放送予定の「テレ東系旅の日第3弾」の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」鳥取砂丘から岐阜・郡上八幡城までの正解ルートを大胆予測します。
注:本記事は番組のネタバレ要素を多々含んでいますので、視聴前のネタバレを避けたい方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
どこよりも早く!?正解ルートを大予測
過去2回に渡り、テレビ東京の旅番組の企画&出演者を寄せ集める形で放送されてきた特番「テレ東系 旅の日」ですが、この度第三弾が6月21日・22日の二夜連続で放送されることが発表されました。以下、公式サイトからの抜粋です。
テレ東で名実ともに人気を誇る旅バラエティ、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」・「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 W」・「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の3番組が、スペシャルコラボのリレー方式でタスキをつなぎます!
その気になるルートは…鳥取県・大神山神社奥宮から岐阜県・郡上八幡城まで計500キロ以上!
公式サイトによると、上記3番組のうち「バス旅W」「バス旅」はそれぞれ2日間をかけ、鳥取砂丘から岐阜・郡上八幡城までをリレー形式で旅します。
【6/13追記】追加情報が出ましたので確認したところ、21日に「充電-」、22日に「バス旅」が放送される模様。全出演者も公開されましたが、前回のように撮影を行う曜日を出演者から類推することはできませんでした。ただ、出演者の写真をよく見ると重大なヒントが隠れているのを発見…詳しくは本文中で。

この「バス旅」シリーズ、番組放送後にバスルートを検証しているサイトはいくつかあるようですが、弊サイトでは他に先駆けて、番組放送前に正解ルートを大胆予測してみることにしました。(なお、「充電-」は予測も何もしようがないので、つつがなく鳥取砂丘までたどり着けるものと仮定。)
弊サイトはコタツ記事というか、ネット上で調べた情報のみで記事を作ることはしないのを身上としているのですが、本記事に関しては完全に机上で調べた情報のみで構成していますので悪しからず。繰り返しになりますが、以下の内容は番組のネタバレ要素を多々含んでいますので、視聴前のネタバレを避けたい方は以下の記事を読まないことを強く推奨します。
仮定は大胆に
繰り返しとなりますが、今回は2チームが合計4日間をかけて鳥取砂丘から郡上八幡までを走破します。リレー場所は決まっておらず、前のチームがたどり着いたところから次のチームが引き継ぐようです。
また、この番組のルールというか条件設定は回によって微妙に揺らぎがあり、開始時刻が毎回異なるほか、旅を行う曜日も一定していません。すべての可能性を想定するのは不可能なので、今回も以下のように仮定して検証してみることにしました。
- 一日目スタート時刻は午前9時とする。(オープニングの撮影に時間が掛かるため)
- 旅をする日は全て平日とする。
- タクシーは利用できないものとする。(派生番組はタクシー利用可のものもあるが、「旅の日」は過去2回とも利用不可だったので)
- 過去の実績を鑑み、徒歩の移動は1kmを12分で歩くペースを想定する。
鳥取砂丘から郡上八幡まで、ルート選びの戦略は?

まず、鳥取県から兵庫県に入るルートは大きく3つが考えられます。
1つは、日本海沿いに東へ進み、城崎温泉や豊岡へ向かうルートです(図中A1)。基本的に山陰本線に沿って進むのですが、このあたりは地形が険しく人口も少なくて、軽く調べたところコミュニティバスが多少あるぐらいのようです。過去の番組でも通ったことはありません。
もう1つは、国道9号線に沿って進むルートで、湯村温泉を経由して養父市や朝来市に向かいます(図中A2)。鳥取砂丘から湯村温泉へは以前は直通バスがあって、過去の番組でも通っていたのですが、現時点では廃止されているようです。
残る1つは、鳥取から南東に進み、若桜町を経由して兵庫県へ抜けるルートです(図中A3)。これも若桜町まではバスがあるようなのですが、その先の戸倉峠というところを越えて兵庫県に入る区間はバスがありません。
つまり、3ルートともバスが途切れていて徒歩確定という、序盤からなかなか恐ろしいルート設定になっています…

次に、ゴールの郡上八幡へのアプローチを考えてみましょう。
まずは、オーソドックスに岐阜市から北上するルートです(図中B1)。この場合、長良川鉄道に沿って美濃市から北上するルートを取ることが真っ先に考えられますが、このルートはバスが全くと言っていいほどありません。他にも岐阜市方面からのルートはつながっておらず、途中徒歩を余儀なくされます。
一方、郡上八幡へは福井県の大野市方面からのアプローチも一応可能です(図中B2)。この場合、JR越美北線と長良川鉄道に沿って進むことになりますが、福井県と岐阜県の間でバスが途切れており、ここも徒歩を強いられます。
つまり、郡上八幡へのアプローチの際は徒歩が避けられなさそうで、ここでも苦戦を強いられるでしょう。

最後に、兵庫県から岐阜県もしくは福井県へのルートですが、ルートの複雑な近畿圏に絡むこともあり多数考えられそうです。全部列挙しだすと切りがないので、代表的な4ルートを挙げてみます。
- ルートC1:(ルートA1もしくはA2)→京都府舞鶴市→×→福井県小浜市→×→福井県敦賀市→×→福井県大野市→(ルートB2)
- ルートC2:(ルートA1もしくはA2)→京都府福知山市→京都市→滋賀県大津市→×→滋賀県高島市→滋賀県長浜市→×→岐阜市→(ルートB1)
- ルートC3:(ルートA1もしくはA2)→京都府福知山市→京都市→滋賀県大津市→×→滋賀県米原市→×→岐阜市→(ルートB1)
- ルートC4:(ルートA3)→兵庫県姫路市→神戸市→大阪府北摂エリア→奈良市→三重県四日市市→(ルートB1)
- ルートC5:(ルートA1もしくはA2)→京都府舞鶴市→×→福井県小浜市→滋賀県高島市→滋賀県長浜市→×→岐阜市→(ルートB1)
各ルートのうち、筆者の知る限りで途中10km程度(もしくはそれ以上)バスの途切れる区間には×印をつけました。こうやって見てみるとルートC1は福井県内で、ルートC2とC3は滋賀県内でルートが繋がっていないことが分かります。加えて、ルートA1・A2からルートC2・C3の間にある兵庫県・京都府の境も長くバスが途切れています。
なお、ルートC2の京都市~高島市の間(JR湖西線ルート)はかつてはバスが繋がっていたのですが、堅田や京都市内から高島市朽木までのバスが土日のみ運行(しかも1日1本)となってしまい、乗り継ぎはほぼ不可能となりました。
こうやって見てみると、今回のルートは正直かなり厳しいなと思ってしまいます。実は今回のルートは、2017年に放送された「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第4弾(岐阜城~鳥取砂丘)をより難化させたものとなっています。(ちなみに2017年放送時はクリア失敗に終わっています。)
上記の通り、2017年と比べると現在はローカルバスの路線網が大幅に縮小している訳で、今回は最近の「バス旅W」の難易度をはるかに凌駕する超高難易度と言っていいと思います。
では、今回のお題が実際にクリア可能かを検証してみましょう。(ルートはO.A.当日までに随時加筆・修正予定)
鳥取砂丘~郡上八幡の正解ルートは?
現場のタレントさんがどういう行動に出るかは、案内所での助言次第なので正直読めない部分もありますが、筆者がもしプレイヤーだったならばルートA3~C4~B1を選びます。なぜなら、バス路線や本数の少ない北近畿・滋賀を進むよりは、姫路から奈良まで京阪神エリアを進む方が確実にルートが途切れず、待ち時間も短いからです。
また、奈良から桑名あたりまでは5月に放送された「バス旅W 第5弾」で通過したばかりです。そのため、「バス旅W」チームが実績のあるこのルートを選ぶ可能性があるのでは、とも思いました。
もっとも、都市部はバス会社の撮影協力が得られるとも限らず(例えば、都バスや神奈川中央交通、大阪シティバスは近年全くと言っていいほど登場していません)、今回のルートも理論上はつながっていてもも実乗は無理という可能性はありそうです。
プラン1:ルートA3~C4~B1(智頭・姫路・奈良経由)
1日目
砂丘会館9:40→10:02鳥取駅11:05→12:14若桜車庫(若桜町)12:41→13:00落折(若桜町)→徒歩8km→戸倉(波賀町)17:15→17:47皆木(波賀町)18:33→19:11山崎(宍粟市)20:35→21:29姫路駅
まず、鳥取砂丘観光の中心地である砂丘会館前から、鳥取市内へ向かいます。そこから若桜鉄道の若桜駅を経て、若桜町のコミュニティバスで若桜町最奥部の落折まで行けます。
落折から兵庫県内へは峠を歩いて超えるしかありませんが、8km歩くと戸倉という集落があって、ここからはバスを乗り継いで姫路まで行けます。
2日目
姫路駅7:00→8:23社(加東市)9:23→10:36小橋(神戸市)→徒歩すぐ→箕谷(神戸市)10:52→12:00神戸駅前→徒歩すぐ→西元町(神戸市)12:18→12:32地下鉄三宮駅前12:57→13:55阪神西宮14:01→14:44阪神甲子園15:00→15:13西大島(尼崎市)15:17→15:30阪神尼崎15:43→16:16北村(伊丹市)→徒歩3km→阪急石橋阪大前駅17:00→17:57JR茨木駅18:06→18:53寝屋川市駅19:01→19:33四條畷駅19:51→20:13田原台一丁目(四条畷市)→徒歩6.5km→学研奈良登美ケ丘21:37→21:54高の原駅22:30→22:51近鉄奈良駅
翌朝、姫路から北の社(加東市)に向かうと、神戸三宮まで直通のバスに乗れます。ただし、このバスは神鉄谷上駅近くの小橋というバス停から新神戸トンネル(有料道路)に入るので、下道で六甲山を超える路線バスに乗り換えて神戸駅へ向かいます。
神戸からは比較的長距離の路線を乗り継ぎ、尼崎市、伊丹市、池田市、茨木市と移動できます。途中川西市と池田市の間の県境はバスがありませんが、大した距離ではないので歩いて超えます。その際ポイントとなるのが、阪神尼崎から川西能勢口へのバスを伊丹市の北村という所で降り、兵庫・大阪県境の猪名川を渡って直接石橋阪大前駅に向かう点です。
石橋阪大前からはJR茨木まで、国道171号線を通って大阪府北部を横断するバスが出ています。これを利用することで、路線網の複雑な大阪府北部を一気にショートカットできます。関西のバス路線網の知識がないと、意識的に石橋阪大前を目指すことは難しそうですが、乗務員さんなどから聞き込みで情報を得れば何とか可能かもしれません。
そして、茨木市から奈良方面へ向かう際に立ちはだかる生駒山地をどう突っ切るかも問題です。筆者の知る限り、それを実現するほぼ唯一の路線が四条畷駅から田原台へのバスです。田原台は生駒山地の東側にありながら大阪府四条畷市に属する飛び地のような所で、四条畷駅からコミュニティバスでつながっています。
コミュニティバスというと夕方で店じまいすることがほとんどですが、このバスは大都市近郊ということで22時台まで走っています。ただ、田原台から奈良方面への移動に使えそうなバスはこの時間帯はなく、学研奈良登美ケ丘駅まで6km超は歩かざるを得ません。
学研奈良登美ケ丘駅に21時半ごろまでに着ければ、高の原を経由して最終バスで奈良まで行けます。もし21時37分のバスに間に合わなかった場合、駅の北2kmの所にある「けいはんなプラザ」にバスで移動し(このバスはかなり遅くまで動いている)、ホテルに泊まるのがよいでしょう。
けいはんなプラザ7:03→7:19学研奈良登美ケ丘駅7:41→7:59高の原駅8:12→8:37近鉄奈良駅
けいはんなプラザに泊まったとしても、上記の乗り継ぎで難なく翌朝9時までに奈良に行けるはずです。
なお、尼崎から東へ進んで大阪市内を突っ切るルートも考えられそうですが、先に述べた通り都市部のバス、特に公営バスはロケの制約が厳しいため、大阪市を北に迂回して民営のバス会社(神姫・阪神・阪急・京阪・奈良交通)のみを使うルートにしてみました。
3日目
近鉄奈良駅9:19→10:47石打(奈良市)12:46→13:11上野市駅14:27→15:06関バスセンター→徒歩6km→亀山駅前16:40→17:23平田町駅17:45→18:33近鉄四日市18:46→19:32山城駅前19:40→20:00東員駅前20:05→20:11東一丁目中央(東員町)→徒歩すぐ→笹尾東一丁目(東員町)20:18→20:51桑名駅前
奈良からは「バス旅W 第5弾」のルートに沿って進むのですが、奈良から石打に行くバスは1日3本しかなく、2本目以降のバスに乗ると後々の乗り継ぎが非常に苦しくなってしまいます。そのため朝9時過ぎまでに近鉄奈良に着き、石打までこの日1本目のバスに乗る必要があります。うまく乗り継げば、この日のうちに桑名まで進むことができます。
4日目
桑名駅前8:03→9:01神馬の湯(桑名市)→徒歩6km→石津南(海津市)10:33→10:55海津市役所10:55→11:29岐阜羽島駅12:54→13:08犬ヶ淵(大垣市)→徒歩500m→長沢町(大垣市)13:22→13:32墨俣(大垣市)13:45→14:30長良北町(岐阜市)15:18→16:09ほらどキウイプラザ(関市)16:15→16:40福祉センター(関市)→徒歩16km→郡上八幡駅前20:32→20:41郡上八幡城下町プラザ
「バス旅W 第5弾」のルートだと桑名から先はバスが途切れてしまうので、桑名からは岐阜市への北上を試みます。桑名市、海津市のコミュニティバスを(途中徒歩を交えつつ)乗り継ぐと、岐阜羽島まで出られます。ここから岐阜市に直行するバスは無いので、一旦大垣市内を経由して岐阜市に向かいます。
なお、海津市役所では乗り継ぎ時間ゼロですが、コミュニティバスの時刻表を見ると乗り継ぎを取っているようなので大丈夫でしょう。
岐阜市からバスで北上し、関市の洞戸(キウイプラザ)を経由して、郡上八幡のほぼ真西にある「福祉センター」というバス停に16時40分に到着できます。が、ここから郡上八幡へはバスの通っていない「タラガトンネル」というトンネルを通る必要があるうえ、トンネルを抜けた先の区間を走るコミュニティバスは昼間しか走っていません。
よって郡上八幡駅まで16kmを歩く必要があるのですが、「バス旅」シリーズでは「目的地にはバスでたどり着かねばならない」というルールがあります。郡上八幡駅から城までのバスは20時32分が最終ですので、4時間弱で16kmを歩き切る必要があります。
とはいえ、3日目以降の徒歩は13km弱に抑えられているので、バス旅のプロ&元マラソンランナーならば16kmを時間内に歩き切ることは可能でしょう。
ゴールから逆算していくと、奈良経由のルートで行く場合、4日目朝に少なくとも桑名あたりまで来ていないとゴールは難しいと言えます。さらに逆算していくと、2日目終了時点で最低でもけいはんなプラザには到達している必要があり、「バス旅W」チームが相当頑張る必要がありそうです。
プラン2:ルートA2~C5~B1(湯村温泉・小浜・長浜経由)
プラン1の次に見込みがありそうなのが、小浜から近江今津(高島市)、湖北エリアを経て関が原から岐阜に抜けるルートです。このルートも途中福井県高浜町から小浜市あたりのバスがないほか、関が原のあたりもかなり厳しそうですが、とにかくルートが直線に近いので、途中歩きが多くてもどうにかなるのでは、と思った次第です(プレイする人は大変でしょうが…)。
1日目
砂丘東口10:04→10:57蒲生(岩美町)→徒歩11km→湯村温泉(新温泉町)13:15→14:33八鹿駅14:50→15:15出石(豊岡市)15:25→16:01中藤(豊岡市)→徒歩8km→四辻(与謝野町)19:02→19:21岩滝(与謝野町)
まず、砂丘会館から少し歩いたところにある砂丘東口というバス停から、東へ向かうバスに乗ります。このバスは国道9号線を進み、兵庫県の手前まで行ってくれます。ここから11km歩くと湯村温泉にたどり着けます。
あとはひたすらバスを乗り継ぎ、兵庫・京都県境を歩くと天橋立に近い与謝野町に出ます。与謝野町北部の海沿いにはいくつか宿泊施設があるので、バスで移動します。
2日目
岩滝(与謝野町)6:44→7:11宮津駅→徒歩16km→八田・由良川学園前(舞鶴市)12:34→12:52西舞鶴駅前13:05→13:33東舞鶴駅前15:55→16:24高浜駅前→徒歩6km→佐畑(おおい町)18:28→18:40本郷駅前→徒歩13km→小浜駅
翌朝、与謝野町から宮津までバス行き、そこから山を越えて舞鶴市内の八田・由良川学園前バス停まで向かいます(途中の歩きが16kmと長いですが…)。ここからは西舞鶴・東舞鶴を経て福井県の高浜町までバスが繋がっていますが、その先小浜まではバスが途切れるので再び歩かねばなりません。
3日目
小浜駅8:55→9:53近江今津駅10:15→10:25北深清水(高島市)→徒歩13km→永原駅14:05→14:42道の駅あぢかまの里(長浜市)15:22→15:33木ノ本バスターミナル15:56→16:30長浜駅16:50→17:25近江長岡駅
小浜からはバスで一気に県を超えて近江今津へ向かいます。このあたりはコミュニティバスがいくらか走っていますが時間的に合うものがなく、永原まで湖西線沿いを延々と歩く羽目になりそうです。永原からは一転してバスが繋がり、岐阜県手前の近江長岡まで行けます。
4日目
近江長岡駅7:42→7:53柏原→徒歩15km→稲葉団地11:06→11:34大垣駅前12:10→12:32墨俣(大垣市)12:35→13:20長良北町(岐阜市)15:18→16:09ほらどキウイプラザ(関市)16:15→16:40福祉センター(関市)→徒歩16km→郡上八幡駅前20:32→20:41郡上八幡城下町プラザ
近江長岡の先の柏原からはまたもバスが途切れ、県境を15kmも歩くことになります。大垣からはプラン1に合流しますが、洞戸へのバスが少ない関係で、長良北町からは全く同じ時刻となりました。
【3日目】近江長岡駅→徒歩18km→稲葉団地21:06→21:30大垣駅前
【4日目】大垣駅前6:42→7:14墨俣(大垣市)7:20→8:14長良北町(岐阜市)8:36→9:28ほらどキウイプラザ(関市)9:35→10:00福祉センター(関市)→徒歩5km→宇留良(郡上市)13:00→13:34郡上市役所
あるいは、3日目に頑張って近江長岡から県境を越えて稲葉団地まで歩けば、稲葉団地からの終バスが遅いのでその日のうちに大垣までたどり着けます。翌朝、岐阜市を経て福祉センターまで行き、タラガトンネルを徒歩で超えると郡上市内に行くコミュニティバスに間に合い、歩く距離が大幅に少なくて済みます。
という訳で、プラン2でも一応ゴールはできそうですが、いかんせん途中の歩きが約100kmと多すぎますね… 筆者なら徒歩が50km未満と少ないプラン1を選びますが、現実にはプラン2を使う可能性が高い気がします。
【6/13追記】追加情報に掲載された写真を確認したところ、「バス旅W」チームは福井鉄道のバスに乗っているようです。福井鉄道の路線は嶺南地方だと敦賀市周辺とおおい町にしかなく(コミュニティ路線を受託している可能性もあるが)、おおい町内の路線を利用している可能性が高そうです。いずれにしても福井県を経由したことは間違いなく、プラン2のルートを選んだと思われます。
【6/20追記】番組公式のXに掲載された写真を確認したところ、4日目は大垣市付近を通過しているようです(乗車中のバスの背面に貼られている広告から推測)。よって、プラン2のルートで確定といってよいでしょう。
【6/22追記】途中和田山駅を通っているのでは?との情報を頂きましたので、プラン2で八鹿駅から和田山・福知山を経由して西舞鶴に向かうルートも調べてみました。このルートだと下夜久野あたりで夜を迎えるのですが、この辺は宿泊施設が全くなく、宿の送迎を利用しないと厳しそうです。(あるいは、鳥取砂丘の出発時刻が筆者の想定より早かったのかもしれません)
八鹿駅14:40→15:08和田山駅15:45→16:02白井(朝来市)→徒歩11km→下夜久野駅前7:30(翌朝)→8:03福知山駅前8:07→8:26筈巻(福知山市)11:43→11:58大江駅前12:10→12:52西舞鶴駅前

繰り返しますが上記の乗り継ぎはあくまで机上解であり、実際にやってみると理想通りのルートを辿るのはなかなか難しいものです。もっとも、筆者の見落としている思わぬルートが見つかるかもしれません…が、
■太川陽介
前回の「旅の日」では1日で20kmを歩いて過酷なロケだったので、今回お話を聞いた時に正直「またやるの!?」と思いました。新緑の美しい季節ではありますが、きっと我々には景色のことに触れるような余裕はないので・・・(公式サイトより抜粋)
…ご想像の通り、過酷なロケになるのはほぼ間違いなさそうです(特にゴールの直前)。
O.A.確認しました【ネタバレ注意!】
上記の予想を立てた後、O.A.内容をさっそく確認してみました。なお、O.A.内では日数を「充電旅」から通算して表示(4日目~7日目)していましたが、本稿ではバス旅パート内での日数で表記していますので悪しからず。
まず1日目ですが、「鳥取~兵庫県境はバスがない」と書いたものの、実はJR山陰本線の岩美駅から兵庫県の湯村温泉まで兵庫県新温泉町のコミュニティバスが走っており、これを利用して県境を越えたようです(完全にチェックが漏れていました)。で、湯村温泉から和田山に出て、和田山から兵庫~京都県境の白井までバスに乗ったもののその先は上夜久野~下夜久野間のコミュニティバスしか乗れず、結局福知山までの大半を歩き通しました。
2日目は小浜市経由か京都市経由かで悩んだ挙句前者を選択、綾部から内陸の大町バスターミナル(ここも未チェックでした…)を経由し、途中長距離の歩きも交えつつ近江今津まで到着しました。ここまでの頑張りは筆者も想定外で、見事なものだったと思います。
ところが3日目、近江長岡までは順調に行ったものの、そこから先メンバの故障離脱もあり停滞、垂井付近で宿泊しました。4日目は宇留良(郡上市)13:00発のバスに間に合わず、タラガトンネル手前から郡上市内まで延々と歩いてかろうじてクリアできました。
2日目は小浜市経由か京都市経由かで悩んでいましたが、京都市経由だと以下のようにほとんど歩かず奈良まで到達できました。
福知山駅前7:20→8:00丹波大身(福知山市)8:50→9:10桧山(京丹波町)9:15→9:39園部河原町9:58→10:59亀岡駅南口11:29→12:33京都駅前12:46→13:28中書島(京都市)13:35→13:55町の駅イオンモール久御山(久御山町)14:20→14:53松井山手駅15:11→15:29近鉄新田辺15:43→15:54同志社大学理工学部(京田辺市)17:12→17:21三山木駅→徒歩4.5km→祝園駅18:35→19:03学研奈良登美ヶ丘駅19:13→19:31高の原駅19:45→20:08近鉄奈良駅
このルートを取ると奈良から先は上記プラン1のルートで進むことができ、3日目以降は現実ルートより若干徒歩を少なく抑えることができていたでしょう(タラガトンネル以降の歩きは回避できませんが)。おそらく、3日目のメンバの故障離脱も回避できていたのではないでしょうか。
最終日は土曜だった【ネタバレ注意!】
…と思っていたら大きな落とし穴がありました。筆者はルートを計算しながら放送を見ていたのでうっかり聞き逃していましたが、最終日は土曜日でした(コメント頂いた方ありがとうございます)。よってプラン1だとコミュニティバスの乗り継ぎが変わり、以下のルートになりそうです。
桑名駅前8:03→9:01神馬の湯(桑名市)→徒歩4km→松山駅東(海津市)9:54→10:29海津市役所10:48→11:40大垣駅前11:55→12:17墨俣(大垣市)12:30→12:56JR岐阜15:15→16:24ほらどキウイプラザ(関市)16:25→16:50福祉センター(関市)→徒歩16km→郡上八幡駅前19:12→19:21郡上八幡城下町プラザ
見ての通り土休日は郡上八幡駅からの最終バスが1時間20分繰り上がり、2時間20分ほどで16kmを歩き切らないと間に合いません。これはどう考えても無理なので、このルートを選んでいたら失敗していたでしょう。あるいは、
桑名駅前8:03→9:01神馬の湯(桑名市)→徒歩4km→松山駅東(海津市)9:54→10:29海津市役所10:36→11:10岐阜羽島駅→徒歩5.8km→岐阜聖徳学園大学(羽島市)12:16→12:41JR岐阜12:51→13:59ほらどキウイプラザ(関市)14:10→14:35福祉センター(関市)→徒歩16km→郡上八幡駅前19:12→19:21郡上八幡城下町プラザ
岐阜羽島から岐阜方面へ、徒歩でショートカットするこのルートならなんとかゴールは不可能ではなさそうですが、岐阜羽島から大学まで5.8kmを1時間強で歩き切るのは難易度が高く、できるか否かは五分五分といったところでしょうか。よって、奈良経由だとかなり厳しい戦いになりそうです。
そうなると、2日目に京都市方面に出た場合は、以下のように湖西ルートで近江今津に行くのがよさそうです。歩行距離は小浜市経由の現実ルートよりも若干長くなってしまいますが。
京都駅前12:55→14:02大原(京都市)→徒歩16km→梅の木(大津市)17:13→17:35朽木支所前(高島市)17:41→18:15安曇川駅→徒歩8.5km→近江今津駅
あるいはバス旅Wチームの脚力を生かし、甲賀市のコミュニティバス(京阪石山寺~信楽)などを使ってその日のうちに京都から伊賀上野まで進んでしまうのもありかもしれません。(なかなか無茶なルートですが、小浜経由や朽木経由でもどうせ歩くので…)
京都駅前12:49→13:14三条京阪前13:52→14:12山科駅14:40→14:44緑が丘(大津市)→徒歩4km→大津駅15:35→15:41大津市民病院→徒歩1.5km→滋賀病院前(大津市)16:03→16:11石山駅16:24→16:30京阪石山寺18:25→19:18江田(信楽町)→徒歩18km→上野市駅
2日目に伊賀上野まで進んでおくと、3日目は「バス旅W第5弾」と全く同じ乗り継ぎで15時に桑名にたどり着け、あとは海津市のコミュニティバスなどを乗り継げばその日のうちに岐阜駅まで行けます。そうすれば、4日目は余裕でゴールできていたでしょう。
結局、正解ルートは?【ネタバレ注意!】
一日20km以上の歩きが必須のルートを「バス乗り継ぎ旅」の正解と呼ぶべきか、個人的には疑問もありますが、少なくとも2日目までに関してはオンエアで辿ったルートよりもゴールに肉薄できる手段は見当たらず、事実上正解ルートだったといえるでしょう。
一方、3日目は16時ごろに柏原に着くまでは良かったのですが、そこから色々トラブルがあり停滞してしまいました。もし、柏原から先も毎時5kmのペースで歩けた場合、以下の乗り継ぎが可能でした。
柏原→徒歩15km→稲葉団地19:26→19:45寺内町(大垣市)19:55→20:20岐阜聖徳学園大学(岐阜市)20:21→20:47JR岐阜
このように非常にタイトな乗り継ぎながらもその日のうちに岐阜駅に行け、翌朝は宇留良(郡上市)13:00発のバスに間にあっていたでしょう。よってこれが正解ルートな気がします。なお、3日目に大垣にとどまってしまうと、その先の乗り継ぎが悪く宇留良からのバスには間に合わなかったようです。→これまた勘違いしていましたが、宇留良からのバスは土日運休なのでいずれにせよ乗れませんでした(出演陣が時刻表を見て一喜一憂していたので、あると勘違いしてました)。なので、オンエアで辿ったルート以上の良策は無さそうです。
前回もそうだったのですが、コミュニティバスがないとまともに進めない所を土日にプレイさせるのはさすがに可哀想なので止めてあげてほしい気もします…ゲストのスケジュールや、「充電旅」と連続日程にする関係で避けられなかったのだとは思いますが。
コメント
番組公式Xが投稿したWチーム一行がパンを食べてる画像を見た感じ和田山駅を通ってると思われます。
プラン1のルートでは失敗になります。今回は最終日が土曜日なので
鳥取駅から姫路駅に行く高速バスが鳥取駅から佐用平福(兵庫県佐用町)まで無料の高速道路を走行するらしいです。しかも鳥取から乗って佐用で降りれるらしいです。番組では今回、有料道路は禁止と言ってたのでこのバスは使用可能とみられます。