大阪万博閉幕直前、バーチャル万博に参加して全パビリオンのデジタルスタンプを収集しました。スタンプを紹介しつつ万博の思い出を振り返ります。
前編は以下のリンクからどうぞ。
デジタルスタンプを完全紹介(続き)
コモンズ館・国際機関
コモンズ館については1つ1つ紹介すると切りがないので、スタンプの印影のみまとめて紹介させていただきます。別記事で全ブースを紹介していますので、興味があればどうぞ。
コモンズ-A


コモンズ-B


コモンズ-C


コモンズ-D


コモンズ-F


国際機関館・国連・国際赤十字・EU


お堅い内容の展示が多かった国際機関のパビリオン。中でも国際赤十字・赤新月館は各地の紛争や災害に関する内容で、お祭り気分の万博とは対照的な雰囲気でした。国際機関館には5つの機関のブースが並んでいて、それぞれ独自のスタンプが配置されていました。
国内パビリオン(東エリア)
国内パビリオンは、会場内の配置が東のものから順に紹介します。
関西パビリオン


大阪周辺の府県が集結した関西パビリオン。奈良だけ展示スペースがないのは万博七不思議(?)のひとつでした。スタンプはご丁寧に準備されているのに…
大阪ヘルスケアパビリオン


リボーン体験、モンハン、人生ゲームなどの展示が人気を呼び、予約が激戦だった大阪ヘルスケア館。それ以外にも地元企業の展示もあり、非常にボリュームのあるパビリオンでした。
NTTパビリオン


スタンプを見ると分かる通り、主に3つの展示場からなるNTT館。予約の難しいパビリオンの1つでしたが、当日予約できたのはラッキーでした。展示内容も素晴らしかったです。
三菱未来館


火星探査をテーマとしたムービーを鑑賞できた三菱未来館。なかなか没入感があって個人的には結構楽しめました。
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」


ふんわりとした雰囲気の漂う「ノモの国」。途中の性格診断で「好きなものが多くてひとつに決められないタイプ」と的確に言い当てられてしまい思わず苦笑…
住友館


今回の万博で最大の後悔は、何といっても住友館に入り損ねたこと。開幕初期は2~3時間待てばキャンセル待ちで入れたらしいので、その時に意地でも並んでおけばよかったのですが…
電力館 可能性のタマゴたち


卵型デバイスを持ってミニゲームを楽しむ形態だった電力館。国内パビリオンのスタンプは、建物をかたどったものが多めです。
ウーマンズパビリオン


ウーマンズパビリオンは明確なシナリオがなく、観覧者に結論をゆだねるような内容で、シグニチャパビリオンのような雰囲気でした。
シグニチャパビリオン
Better Co-Being


筆者は「夜の自由観覧」の時間帯に予約なしで入館したBetter Co-Being。予約して入場すると「ふしぎな石ころ」という独自デバイスで様々な体験ができたそうです。
いのちの未来


アンドロイドと共生する未来を再現した「いのちの未来」。スタンプの柄はアンドロイドをかたどっていると思われます。
いのちの遊び場 クラゲ館


クラゲ館は主にキッズ向けの展示ということで予約エリアには入館はしませんでしたが、予約なしで入れるエリアにも奇想天外な楽器などがあってインパクト抜群でした。
null2


予約なしで入れる「インスタレーションモード」に行ってみましたが、独特すぎる世界観に言葉も出なかったnull2。移植に向けたクラウドファンディングも始まっているそうなので、第二章に期待しましょう。
いのち動的平衡館


これまた難解だったいのち動的平衡館。スタンプに描かれた円のようなものは細胞の分裂から死滅までの流れを表しており、展示でも重要な役割を果たしていました。
いのちめぐる冒険


多様な生物をかたどった「いのち球」をモチーフとする「いのちめぐる冒険」。2つのモードに分かれており、それぞれ全く異なる映像作品を鑑賞できました。
EARTH MART


食の大切さを訴える内容のEARTH MART。こちらはシグニチャパビリオン内では比較的無難な造りで、「第二日本館」と言ってもいいぐらい重厚な内容でした。
Dialogue Theater -いのちのあかし-


タイトルにある通り、Dialogue(会話)をただただ聞く内容だった「いのちのあかし」。スタンプにも「吹き出し」が描かれています。
シグニチャパビリオンはシュールな内容の展示が連発で、「万博」というお堅いイメージをいい意味でぶち破るパビリオンが目立ちました。
国内パビリオン(西エリア)
ガスパビリオン おばけワンダーランド


案内係のお姉さんが参加者を相手に「一緒に冒険しよう!エイエイオー」とコールしているのを見て、「ここはおじさん一人で行くべきではない」と判断したガスパビリオン。VRゴーグルでおばけ達の活躍を楽しむ内容だったそうです。
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館


赤い屋根には本物の西陣織を使用しているそうで、万博期間を使って耐久性をテストしていたそう。西陣織は夏の太陽に耐えられたのでしょうか?
ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』


実は7月ぐらいまでパビリオンと認識していなかった「外食パビリオン」。ちゃんとスタンプも置かれていました。
BLUE OCEAN DOME


初期の頃は当日でも比較的予約が取りやすかった「ブルーオーシャンドーム」。初万博の時に当日予約で訪問した方も多いのではないでしょうか。
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION


筆者はガンダムを全然知らず、当初は行かなくてもいいかなとすら思っていたのですが、実際に入ってみると非常に楽しめました。アトラクションとしての出来は万博一だったのではないでしょうか。
PASONA NATUREVERSE


iPS心筋とアトムが主役だったPASONA館。建物がスタンプに描かれているような貝の形だというのは気づいていませんでした。
よしもと waraii myraii館


展示内容に関しては様々な議論を呼んだ(?)よしもと館。スタンプは建物の様子を非常によく再現しています。
フューチャーライフヴィレッジ


まるで企業の展示会のような、ディープな内容の展示が多かった「フューチャーライフ」。どうやら3つのエリアに分かれていたようで、スタンプも3種類ありました。
未来の都市


「未来の都市」は参加企業の技術に関する展示を寄せ集めた形で、全パビリオンを通じて最も万博らしい内容だったと言える気がします。
その他の展示・施設
万博サウナ・e Mover・ロボット&モビリティステーション・夜の地球


ここまでで紹介した正式なパビリオンのほか、サウナやバス等にもスタンプが割り当てられていました。中でも「夜の地球」は、輪島塗の沈金技術で作られた地球儀や地図に見入ってしまいました。
デジタルウォレットパーク・サステナビリティドーム・テーマウィークスタジオ・カーボンリサイクルファクトリー


その他、上記の施設群にもスタンプが割り当たっていました。中でも「地球の恵みステーション」などがあるカーボンリサイクルファクトリー(管理棟エリア内)は、ごく限られたイベント等でしか立ち入れなかったらしく、スタンプを押しに行くのは相当難しかったようです。幸い、バーチャル万博では容易にスタンプをゲットできました。
空飛ぶクルマステーション


「空飛ぶクルマステーション」のスタンプは何故かバーチャル万博で入手できなかったので、現地のQRコードからゲットしたスタンプを掲載。空飛ぶクルマは閉幕直前にようやく空を飛べたそうです。
ミャクミャクハウス


「ミャクミャクハウス」には本来公式スタンプはありませんが、バーチャル万博参加記念でミャクミャク柄のスタンプをもらえたのでおまけで掲載。これで、大阪万博のパビリオン&公式スタンプは全て網羅できたはずです。(実際には、一部パビリオンには別デザインのスタンプもあったほか、イベント会場や飲食店・ショップに非公式のスタンプがある場合もあったようです)
こうやって全てのパビリオンを列挙してみると、改めてそのボリュームに驚きました。これらパビリオンのほぼ全てを実質7日間で巡った訳で、我ながらよく回ったなと感心するやら呆れるやら…
ちなみにこの記事を書き終えたのは10月13日の23時過ぎ、ちょうど万博が無事に閉幕したのとほぼ同じ時刻でした。改めて、万博に関わった皆様(特に、最前線のパビリオン運営者や警備員の方々)に敬意を表したいと思います。
コメント