【NTT館/PASONA/いのちのあかし】1泊2日・真夏の大阪万博旅(Day1)

筆者は6度目の大阪万博訪問で、「NTT館」「PASONA NATUREVERSE」「Dialogue Theater いのちのあかし」など未訪問のパビリオンを巡ってきました。

これまで訪問したパビリオンの一覧はこちらから

新大阪発のバスで会場往復

筆者は7月15日(火曜日)から2日間、大阪万博を訪問してきました。前回訪問の後、実は一度家族で訪問したので(記事化はしていない)、これが6度目の訪問となります。過去の訪問で70くらいのパビリオンを巡れたので正直もういいかな…という気にも一時はなっていたのですが、未訪問のパビリオンをリスト化してみるとついつい欲が出てしまい、結局またも2日間訪問することに。

従来は万博会場へのアクセスにもこだわり、毎回違うルートを試していたのですが、この日は個人的に一番のお気に入りである新大阪からの直通バスで往復しました。このバスを使うと、首都圏から西ゲートへ最も早く到着できますし(夜行バスを除く)、帰りも新大阪まで確実に座れるので非常に楽でした。その便利さゆえ1か月前の朝10時に予約しないと売り切れ必至なのが難儀ですが…

今回も、「パビリオンをできる限り踏破する」ことを目的に、食事や休憩の時間を極力削り朝9時半から夜21時までストイックに歩き回ってきました。

この日は晴天かつ最高気温が35度で、無理すると熱中症で倒れるんじゃないかと心配だったのですが、日傘で日差しさえ避ければ海風のおかげでそこまで暑くは感じませんでした。逆に言うと日傘がないと非常に危険なので、UVカット率の高い本格的な日傘を持ち込むことをお勧めします。猛暑のためか、この日の一般入場者数は11万5000人とやや少なめだったようです。

それでは、今回巡ったパビリオンを軽くご紹介したいと思います。(パビリオンのうち、コモンズ館については別途記事にする予定です) なお、パビリオン巡りのコツは過去記事を参考にしてください。

今回巡ったパビリオン

バスで9時頃に西ゲートに到着し、30分余り待って入場しました。以前は20分ほどで手荷物検査をパスできていたのですが、最近の西ゲートアクセス改善の影響で来場者が増え、待ち時間が伸びているようです。

PASONA NATUREVERSE(待ち時間なし)

で、とりあえずやってきたのは西ゲートの目の前のPASONA館です。前来た時はこの時間で60分待ちぐらいになっていたのですが、この日は早くも入場規制が行われたようで全く行列がありません。しばらく様子を見ているうちに、目の前で入場規制が解けたので大慌てで列に並ぶと、何と待ち時間ゼロで入場できてしまいました。ここは事前予約も取れず長時間の待ちを覚悟していたのでラッキーでした。

最初のエリアでは、大阪万博「太陽の塔」の内部を思わせる巨大な円筒状のオブジェと、七色に光るアンモライトの化石で「地球の歴史」を表現。

次のエリアでは映像を鑑賞するのですが、ここで鉄腕アトム&ブラックジャックが登場。内容をざっくり言うと「地球を守るための戦いで力尽きたアトムに、iPS心臓を移植して救命する」というものでしたが、アトムってロボットなんじゃなかたっけ?…筆者はいまいちアトムを知らないので勘違いかもしれないですが。

次のエリアに進むと、山中教授ら研究者の紹介に続いて、いよいよ本物のiPS心筋が登場します。赤い液体に浸ったクラゲのような見た目で、よく見るとわずかに拍動しているのが分かります。

人でごった返すiPS心筋エリアを過ぎると企業ブースが並ぶホールに出ます。最新の医療機器やロボットと並んで、「未来の眠り」を体験できるブースもありました。これを体験するには整理券を事前にゲットしておく必要があるようです。

このホールの中央には、巨大な直方形のオブジェが設置されています。普段は映像が流れているだけですが、数十分に一回ショーが行われるとのことなので、しばし待ちます。

このショーでは、先ほどアトムが力を使い尽くしたという「地球を守る戦い」の様子が流れます。ショーが始まると直方体は自由自在に動き、スクリーンになったりビルのようになったりと姿を次々に変えていきます。

この先のエリアでは洞窟のような所で土中の微生物を紹介し、最後はアトム&ブラックジャックが登場する映像を再び流しておしまいとなります。流石は評判のパビリオンだけあって、内容はなかなか充実していました。

ベルギー館(待ち時間30分)

続いてやってきたのは、海外パビリオンでは最も西ゲートに近いベルギー館です。このパビリオンは入場の流れがあまりよくなく、以前一度並んだものの時間の都合で断念した記憶があります。この日も人の少ない朝10時台ながら30分ほど並び、ようやく入場できました。

入場すると、インドネシア館のような巨大な緑の庭園がお出迎え。上の方からは水滴が糸のように流れ、幻想的な空間です。本物の木を使っているようで、緑の香りもなかなか強烈です。

このベルギー館のテーマは意外にも「医療」のようで、幻想的な映像&様々な形の人体のオブジェと共に、ベルギーの医療技術に関する情報がテロップで流れます。あの新型コロナ騒動の際、mRNAワクチンを最初に出荷したのはベルギーであるなど、高い技術力を誇るそうです。

途中のスクリーンでは、ベルギーの各州を茶碗の破片に見立てて紹介する映像も流れていました。

こんな感じで、最初から最後まで割と似たようなテイストの映像が流れ、内容もほぼ医療の話一辺倒なので若干インパクトに欠ける気はしましたが… ここは芸術的な映像をひたすら眺めるパビリオンだと割り切った方がよいのかもしれません。

最後には屋上にたどり着きましたが、ここにはソファーが多数並べられ、大屋根リングを眺めながら休息できるようになっています。夏場の日中は暑くて休憩するのは難しいでしょうが。

チュニジア館(待ち時間5分)

続いてやってきたのは北アフリカ・チュニジアのパビリオンです。このあたりの長屋構造のパビリオン(いわゆる「タイプB」)は前回あらかた巡ったのですが、こことエジプト館は取り逃していたので訪問してみることに。

入場するとまずは巨大スクリーンで映像を鑑賞するのですが、胎児(の魂?)から桜の木の枝が伸びてきたり、空中を複数の不気味なお面が舞い巡ったりと、なかなかエキセントリックな内容でした。

続いて、サハラ砂漠を再現したと思われる回廊を歩いた後、チュニジアの偉人を紹介する映像を眺めます。

展示の先には飲食・物販コーナーがあるのですがこれがなかなか充実していました。飲食の方は見慣れないフードがいくつも並んでおり、思わずチキンタコス(600円)を注文。今まで食べた記憶のない独特なスパイスが微量ながら入っているようで、面白い味でした。物販の方もエキゾチックな品々がずらっと並んでいて、思わず足を止めたくなります。

ORA外食パビリオン(待ち時間なし)

「そんなパビリオンあったっけ?」とお思いの方もいるかもしれませんが、公式マップでもパビリオン扱いされているれっきとしたパビリオンです。…そういう筆者も、訪問済みパビリオンの記録を整理している過程でようやく気付いたのですが(それまでは飲食スペースだと思っていた)。

とはいえ館内は飲食系の出店が多く、展示物は多くありません。過去の博覧会の様子の紹介や、「関西パビリオン」から外れている岡山県のブースがあったりしました。あとは「うどん打ち教室」というのもやっているようです。

セルビア館(待ち時間25分)

続いてやってきたのは旧ユーゴスラビアのセルビア館。11時を過ぎて行列は長くなり、25分待ちで入場です。入口では不思議な2体の人形がお出迎えです。

このパビリオンのテーマは「遊び」で、遊び心満載の展示が並びます。まず、青と白の反転式パネルには、目の前に立っている人の影が表示されています(写真だと分かりにくいですが)。その他、様々な言語のセリフが聞こえてくるスピーカーが大量に設置されたゾーンもありました。

そしてメインとなるのが、この「ピタゴラスイッチ」のような装置です。ビー玉をセットすると回転する歯車の力でどんどん登っていき、しばらくするとスクリーンの中に吸い込まれます。それを検知すると、今度はスクリーン内でバーチャルなビー玉が様々な動きを見せます。

最後はスクリーン内のビー玉が外の世界に戻ってきて、おしまいとなります。スクリーンにはビー玉の動きだけでなく、セルビアの偉人の紹介も映し出されます。

ちなみにセルビアでは2027年に万博が開催され、そのテーマは本パビリオンと同じく「遊び」だそうです。出口には万博のキャラクターも展示されていますが、ミャクミャクと比べてしまうとさすがにインパクトは薄めですね。

ブルガリア館(待ち時間30分)

続いてやってきたのはブルガリア館です。ここも入場は15分間隔な上に一回に入場できる人数もそれほど多くないため、やたらと待たされるパビリオンの一つです。そのため最後まで残ってしまいました。

普段はパビリオン前の広場で待つのですが、この日は猛暑のため、大屋根リングの下で並べるようになっていました。リングの下で座って待ったのでそこまで辛くなく済みました。

ブルガリアといえばヨーグルト、ということでパビリオンのキャラクターは「ラクトちゃん」だそうです。最初の部屋では多数の円形からなる独特な形のモニターで、細菌やバイオ関連の映像を眺めます。

お次の部屋ではアーティスティックな映像を眺めます。綺麗なお姉さんが段々とバラの花に吸い込まれ…最後は機械人間になっちゃった。

最後はスマホで出身地や「価値観」「スキル」(といってもなかなか難解な選択肢が多かった) のアンケートがあり、その結果からAIで生成されたという映像を眺めておしまいです。

EXPOメッセWASSE「アラビアの驚異」展(待ち時間5分)

ブルガリア館の目の前には「WASSE」というかなり広い展示場があります。その半分を使って「アラビアの驚異」という展示を期間限定でやっていたので、次の予約までの空き時間を使って入館してみることにしました。

内容は大まかに言うと、サウジアラビア各地の魅力を紹介するというものでした。館内には国内各地の写真のパネル展示に加えて…

各地の民族衣装の展示もありました。衣装は写真に写っているもの以外もかなりの数があり、ゆっくり見ているとかなり時間が掛かりそうです。

次は、国内各地の名所を巨大なパネルと文字のオブジェで紹介。写真映えするので記念撮影にも適していそうでした。

最後は芸術作品の展示と、サウジ国内でF1が開催されることにちなんでF1カーの展示もありました。この展示イベントはわずか1週間限定の開催だったようですが、常設のパビリオンに見劣りしないぐらい内容は濃く、期間限定なのがもったいないほどでした。

パナソニック館 ノモの国(当日予約)

続いて会場東側へと大移動し、やってきたのはパナソニックパビリオン「ノモの国」です。内容的には子供向けと聞いていましたが、当日予約がたまたま取れたので来てみることに。

パビリオン前と入館直後のエリアでは映像が流れ、ストーリの紹介があります。ごく簡単に書くと、主人公の少女は不思議な蝶を追ううちに「ノモの国」に迷い込んだ、というものだったみたいです。

…「みたいです」と書いたのは、実は次の当日予約の確保に躍起になっていて映像をちゃんと見ていなかったから。「当日予約で入ったパビリオン、観察がおろそかになりがち」というのは悪い意味で万博あるあるだと思います。

映像を見終わると、写真のような変わった形のオブジェが立ち並ぶエリアへと入ります。机にはたくさんの結晶が並んでいて、一人一つずつ取って進みます。

同じエリアには、地面から生えたクリスタルのようなオブジェが大量に並んでいて、これに結晶をタッチすると音が鳴ります。好きにタッチしてくださいと言われたので、歩き回ってかなりの回数タッチを繰り返しました。すると…

次のエリアで結晶をモニタの前に置くと「きみのことを見ていたんだ」「好きなものが多くてひとつに決められないことってない?」とのセリフが。このブログを見て分かる通り「全駅訪問・駅スタンプ・謎解き・万博」と無節操に手を出す筆者の性格を見事に見破られてしまいました。

次のエリアでは、白いオブジェのようなものにうちわで風を当てると、内なる自分が蝶になって解き放たれました。

更に風を送り続けると、スモークと虹色の光線による幻想的なショーが始まりました。これを見終わり、結晶を返却すると入館記念のカードをゲット。あとはパナソニックの環境関連の展示を見て、おしまいとなります。

このようにどちらかというと子供向きな内容のパビリオンで、本来は家族連れで来るのが望ましいのでしょうが、実際には筆者を含め当日予約をゲットしやすい大人の一人客の姿が目立ちました。

ウーマンズパビリオン(待ち時間30分)

続いてやってきた「ウーマンズパビリオン」は、ジェンダー平等をテーマとしたパビリオンです。予約対象ですが、予約なしでも30分ほど待てば入館できました。「ウーマンズ」というタイトルですが、当然ながら男性のみでの入館も可能です。入館の際は、一人ずつ専用イヤホンが渡されます。

最初のエリアには3つの扉が並び、3人の女性の姿が投影されています。それぞれ吉本ばなな氏とスーダン、メキシコの女性で、ここで参加者はイヤホンの指示でランダムに3方向に振り分けられます。家族などグループ連れでも容赦なく分かれてしまいますが、分かれるのはごく短時間なのでよほど小さなお子様でもなければ問題ないと思います。(そもそも小さなお子様には適さないパビリオンですし)

筆者はスーダンの女性の部屋にいくことになり、ダルフール紛争時の体験などを聞きました。

分かれた参加者が合流すると、大きな天窓のある部屋に向かいます。水の張られた巨大な石の前に座り、しばらく瞑想タイムとなります。これまで数々のパビリオンを巡ってきましたが、参加者全員で瞑想するのはこれが初めてなはず。

次の部屋では、ジェンダー平等に向けた取り組みや、男女平等を訴える女性の言葉を紹介。あの有名人のコメントもあります。

最後の部屋では、ディスプレイに複数の人物が表示され、胸部分にある穴に手を入れるとその人の言葉が聞けるという仕組みになっていました。そこを過ぎると2階に上がり、庭園を眺めておしまいとなります。

このパビリオン、そもそものテーマ設定からして万人受けはしないでしょうし、展示を見てどう感じるかは見る側に託されている面もあり、感想は人によって大きく異なりそうです。それでもカルティエがプロデュースしているだけあって、展示空間のセンスの良さは感じられました。

いのちの遊び場クラゲ館(自由入場エリアのみ)

続いてシグネチャーゾーンに移動し、「いのちの遊び場クラゲ館」に入ります。もっとも、予約は無いので自由入場エリアのみ見ることにしました。パビリオンの名の通り、展示エリアを覆う屋根にはクラゲのオブジェがぶら下がっています。

屋根の中心部もクラゲの足のようなものがぶら下がっていて、ここには参加者のメッセージが書き込まれています。その下にある柔らかい白いボードは楽器となっていて、押すと様々な音色が流れます。

片隅に置かれた、廃材を組み合わせたような機械も楽器で、足元のペダルを踏むと音が流れるようになっています。このクラゲ館、予約制のゾーンは主に子供向けとのことなので、一人で訪問するのは止めておくことにしました。

Dialogue Theater いのちのあかし(3日前予約)

次にやってきたのは、事前に予約しておいた「Dialogue Theater いのちのあかし」です。ここは複数の建物から成り立っていて、自由入場エリアでは資生堂の開催するイベントが行われていました。

受付が始まると、ぞろぞろと建物に入っていきます。この建物は、かつて実際に使われていた学校の校舎をそっくりそのまま移築したもので、板張りの廊下や黒板などがほぼ完全な形で再現されています。廊下の板は位置を正確に記録したうえで移設しており、歩くとギシギシと音がするのも当時のままなのだそうです。

万博内の建物は基本的に新建材を用いたものばかりなので、木造の建物は非常に異色ですし、ニスの匂いのする廊下を歩くだけでも新鮮な気分になります。

窓からは外の様子を眺めることもできますが、やはり木造の校舎は他のパビリオンと比べると別世界のようです。ちなみにパビリオン横の巨木も学校の敷地から移植してきたものだそうです。

校舎を眺めたり説明を聞いたりして30分ほど待ち、いよいよ本題のDialogue Theaterに入ります。ここは大きなシアターになっていて、参加者の中からランダムに選ばれた1人が裁判所の証言台のような所に立ち、目の前のモニターに映し出された男性(おそらく役者さんだと思われる)と日常会話を繰り広げます。(一般の方が舞台に立つ関係上、シアター内の撮影は禁止のため画像はありません。)

「ランダムに選ばれる」といっても強制ではなく、入口で全員に配られたカードのうち数枚にマークが入っていて、これを選んだ人が「候補者」となるようです。その後の選定過程は分かりませんが、おそらく候補者の中から希望者を募っているのだと思います。

繰り広げられる会話は本当にアドリブらしく、特にオチが付くこともなく15分ほどで強制終了となります。このパビリオンで伝えたいメッセージが何だったのかは正直筆者には想像できず、その難解さはある意味null2以上でした。少なくとも、シグネチャーパビリオン最大の異色作なのは間違いないと思われます。

アンゴラ館(待ち時間40分)

次にやってきたのはアフリカのアンゴラ館です。ここは諸事情から開館が遅れ、筆者が前回訪問した後の6月後半にようやくオープンしました。このパビリオンもブルガリア館と同じく15分おきの入場となるため、かなり待たされての入場となりました。入口では大統領の写真が出迎えますが、この方はトルクメニスタン同様の独裁者なのかどうかは不明…

入館するとかなりサイズの大きいディスプレイで映像を鑑賞します。例の大統領のスピーチの後、一人の少女を主人公としたムービーが始まります。ストーリーは「マラリアで重症となった少女が医療に救われたことをきっかけに、自身も医者を目指す」という内容でした。

ラフな背景に実写の人間を合成しているので若干人物が浮いている感はありましたが、ストーリーは明快で分かりやすい内容でした。それにしても、アフリカでは医者に行く前に祈祷師の所に連れて行くというのが少し前まで(今も?)常識だったようで、文化のギャップを感じます。

未来の都市「Mirai Theater」(7日前抽選)

続いて、会場西端にある「未来の都市」に向かいます。ここは過去2度も訪問していますが、中にある「Mirai Theater」は未訪問のため、これを訪問するのが目的です。

ちなみにMirai Theaterを訪問するには、未来の都市を予約する際に「参加型シアター入場付き」という枠の方を選ぶ必要があります。筆者は7日前予約でこの枠を引き当てることができたので、今回晴れて訪問することができました。(といいつつ本命は住友館とかGUNDAMで、こちらは「すべり止め」だったのですが…)

ところで、未来の都市入口付近にはVTuberのようなキャラがいて、手を振ったりすると応えてくれるというのがちょっとした話題になっているようです。筆者は鈍いので過去の訪問では全く存在に気づいていませんでした。

Mirai Theaterの方ですが、参加者がWebアプリからあるべき未来の姿を投票し、その結果によって未来の姿が変わる、というものでした。投票結果に応じて複数のムービーが準備されているようです。

中でも筆者が気になったのは、キラキラのLEDを身にまとった司会のお姉さんです(決して変な意味ではありません)。20分の公演の間、かなりのハイテンションで舞台を走り回っておられて、なかなかの重労働に見えました。筆者だったら2公演ぐらいで喉が潰れてしまいそうです。アイドル業の方ならばこれくらいは朝飯前なのかもしれないですが。

NTT館(当日予約)

Mirai Theaterを見終えて、途中の展示を全てすっ飛ばして外に出るともう20時過ぎ。ここから、会場の反対側にあるNTT館まで大移動します。実はこの日は20時半から行われるBetter Co-Beingの一般公開(予約なしで入館可能)を訪問する予定だったのですが、なかなか予約が取れないというNTT館の当日予約が取れたので急遽予定を変更することに。

未来の都市から大慌てで移動し、パビリオンに着いたのは20時15分ごろでした。予約サイトには「予約の15分前に集合」と書いてあったので焦って移動したのですが、実際は予約時間の数分前に着いていれば問題なさそうでした。

パビリオンは3つのゾーンに分かれており、最初のゾーンのテーマは「コミュニケーションの進化」です。手紙から電信、インターネットと通信手段が進化していく様子を描いた映像を鑑賞します。筆者はこれまで90以上のパビリオンを巡り、この手の映像を散々見てきましたが、今回の映像はその中でも屈指の出来栄えだったんじゃないかと個人的に思います。

2つ目のゾーンでは3Dメガネをかけて、1970年大阪万博と今回の万博を織り交ぜた映像を眺めます。見ての通りこのゾーンではPerfumeの3人が登場します。映像は10分程度と長く、歌唱シーンもほぼフルコーラスで見ごたえがあります。3D映像なのでスマホで写真や動画を撮ってもブレブレですので、ここは鑑賞に専念するのがよいでしょう。

映像の撮影は今年の4月初旬に行われたようで、万博開幕までに映像を仕上げるのはさぞ大変だったんだろうなあと余計な心配をしてしまいました。

3つ目のゾーンでは、まず入り口で全参加者の全身写真を撮影します。撮影が完了すると、上記の写真のように全員の立ち姿が巨大なスクリーンにずらっと映し出されます。写真全体にモザイクを掛けてしまったので何が何だか分からないと思いますが…

そして、撮影した写真が変形したり、若返ったり年老いたりと様々に変化します。翌日訪問した大阪ヘルスケアのリボーン体験とやや重複した内容ではありますが、グループで訪問すれば盛り上がること間違いなしでしょう。人気のパビリオンだけあって、どのゾーンもかなり楽しめました。

パビリオンを出ると20時55分、今度は西ゲートへと徒歩で大移動し、21時15分発のバスに飛び乗って会場を後にしました。

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