【6月平日】大阪空港から大阪万博・西ゲート直通バスに乗車~西ゲートの入場待ち時間は今後増大か?

大阪空港から、大阪万博・西ゲートに直結する高速バスに乗車しました。平日朝の所要時間や、乗車に当たって注意すべき事をお伝えします。

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穴場・西ゲート、今後は入場待ち時間増大?

「レジオネラ菌検出で噴水ショー中止」などなど、6月に入っても良くも悪くも話題の尽きない大阪万博ですが、会場へのアクセスに関して大きなニュースが入ってきました。

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これまで西ゲートはバス、パークアンドライド、タクシーしかアクセス方法がなく、おかげで入場待ちの列が東ゲートに比べかなり短く済んでいました。しかし、この不均衡を解消するため、6月16日より8:30~12:00の間に限り、東ゲート近くの中央線夢洲駅から会場外周を通って西ゲートへ徒歩移動できるようになるとのこと。

公式サイトによると徒歩移動の所要時間は30分とのことで、現地を歩いた体感からすると長すぎる気もしますが、多くの来場者がぞろぞろ歩くことを考えるとこれくらいは掛かるのかもしれません。

また、この措置に合わせて西ゲートからの来場予約枠も拡大するとのことで、西ゲートの入場待ち時間も増大することが予想されます。筆者はここ3回、9時ごろに西ゲートから入場していて毎回20分ほどの待ち時間で入場できていましたが、どれくらい長くなるのでしょうか…

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加えて、万博会場からほど近いアジア太平洋トレードセンター(ATC)発着のバスも追加運転されるとのこと。こちらは、他の路線と違って「KANSAI MaaS」ではなく専用サイトから予約するようです。一便当たりの定員やバス乗り場での待ち時間がどれくらいか等、詳細はまだ分かりませんが新たな選択肢が増えました。

地方からのアクセスに便利な大阪空港発のバス、注意事項は?

さて、筆者は6月9日(月曜日)から2日間万博を訪問してきました。今回は朝一番の羽田発のANA便で大阪空港に降り立ち、会場行きバスの初便に乗車することにしました。

大阪空港からの初便は8時10分発で、おそらくANAやJALの羽田発始発便でないと間に合わないと思われます。(福岡空港など他空港からは間に合わなさそう) 逆に、首都圏から当日会場入りする場合、最も早く到着できる手段の一つではないかと思います。

なお、伊丹に到着後に直接このバスで会場へ向かう場合、手荷物をどうするかはよく考えておきましょう。(万博会場には、トランクなど大型の荷物は持ち込めないので要注意!) 空港ビル内にロッカー等はありますが、伊丹空港は騒音問題もあって店じまいが早く、22時ごろには空港ビルが閉鎖されてしまいます。

万博会場でのんびりしていると22時に空港にたどり着けない恐れが高いので、荷物は事前にホテルに送っておくなどした方がよいでしょう。ちなみに、筆者は空港ビル内にあるホテルに宿泊し、荷物は事前にホテルのフロントに預けておきました。(詳細は後述)

ちなみに、関西エリア発着の万博会場行きのバス(東京など遠方からの高速バスと、ATC発着便は除く)は全て「KANSAI MaaS」からのみ予約可能となっています。

大阪空港から万博会場へ、渋滞に巻き込まれる

という訳で前置きが長くなってしまいましたが、実際に乗ってまいりました。まずは羽田6時20分発のANA985便で伊丹空港へ。朝一番の便なので遅延がほぼないのが有難いです。機内は空いていたので、売店で売っていた博多名物かしわめしを賞味。何故か製造は広島駅弁当のようです。

空港に着くと、随所に万博行きバスの乗り場案内が書かれていますので、迷うことはないと思います。バス発車までは少し時間があったので、コンビニで軽食を買って腹ごしらえ。どうせ万博会場内ではロクに食事にありつけそうもないので…

しばらく待つとバスがやってきました。空港周辺は阪急沿線ですが、やってきたのは意外にも阪神バスでした。KANSAI MaaSの予約画面を運転士さんに提示し、名前の確認を行うとすんなり乗車できました。もちろん車内は満席となり、定刻に発車します。

バスは空港を出るとすぐに阪神高速池田線に入ります。関西にお住まいの方はご存じかと思いますが、この阪神高速池田線の塚本インターというところは渋滞の名所として名高く、平日朝はほぼ確実に渋滞すると思っておいた方がいいでしょう。

この日も最初は順調に流れていましたが、名神高速と交差するあたりから20分近く渋滞にはまりました。(ただし全く流れないわけではなく、ノロノロ運転が続く感じ) 塚本インターを過ぎると渋滞は解消し、梅田付近を通って環状線に入ります。

ここから先は線形の関係で大阪市内をぐるっと一周します。北浜や中之島あたりでは朝の通勤客が列をなしているのが見えます。大阪港線と湾岸線を通ってUSJのある桜島まで来ると、万博会場まではあと少しです。

巨大な此花大橋で海を渡ると、奇抜なデザインのごみ処理場が建つ舞洲に着きました。ここまで来れば、万博会場のある夢洲はもうすぐです。

結局、大阪空港からちょうど1時間ほどで、西ゲート前のバスターミナルに到着です。大阪空港からのバスは新大阪や梅田からのバスと異なり、専用道路ではなく一般の高速道路を使うので平日朝の渋滞は避けられません。渋滞がなければもう10分ぐらいは早く着いたと思われます。

西ゲート前に着いたのは9時15分ごろで、既に20mほどの列ができていました。それでも入場は割とスムーズで、9時35分ごろには入場できました。この時間に入場できれば、普段は待ち時間の長いパビリオンでもほとんど待ちなく入れてしまうので非常に有り難いです。

このように非常に便利な直通バス、いかんせんバス1台のキャパが小さいので便利な時間帯は早めに満席となる恐れが高いですが、乗車1か月前から予約可能なようですので、訪問予定が決まっている方は発売直後を狙って予約しておくとよいでしょう。

おまけ:「大阪空港ホテル」に泊まる

この日は21時過ぎまで万博会場に残った後、阪急宝塚線や大阪モノレールなどを継いで22時45分ごろに大阪空港へと戻ってきました。この時間になるとターミナルビルは完全閉鎖され、駅前は閑散としています。交通機関もリムジンバスはとっくに終わっていて、大阪モノレールが唯一のアクセス手段となります。駅前にある唯一のコンビニも23時閉店だそうで、危うく夕食を買い損ねるところでした。

今回泊まったのはターミナルビル3階にある「大阪空港ホテル」。ターミナルビルは昭和の頃からある古い建物ですが、近年改修され見違えるようにきれいになりました。ホテル内のロビーもきれいですし、かつてのフラップ式行き先案内が残されていたりしてなかなか凝っています。

なお、空港ビルが閉まってもホテルのロビーだけは深夜まで開いていますのでご安心を。その場合、空港ビル中央付近の1階にあるエレベータが唯一のアクセス方法となります。

客室の方はごく普通のビジネスホテルといった感じです。値段はチェーン系のビジネスホテルよりやや高めですが、鉄道・航空どちらを使うにせよ立地が非常に便利なのでまあやむなしでしょうか。空港ホテルということで防音がしっかりしているのか、外の音は全く気にならずゆっくり休めました。

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