【江ノ電】平日でも大混雑!一日乗車券「のりおりくん」デジタル版で全駅訪問~撮影お勧め場所も紹介

江ノ電の一日乗車券「のりおりくん」のデジタル版を使い、平日でも外国人観光客などで大混雑の電車に乗って全駅を訪問してきました。

首都圏の訪問駅数1000を目指して

韓国の記事もそろそろ書き飽きてきたので、一旦箸休めということで近場の旅行記を…

昨年から、首都圏の特定のエリア内の駅を残さず訪問するという活動に取り組んでいて、これまで900駅超を訪問してきました。都心部はともかく、郊外部の駅周辺はあまり個性のない住宅街であることが多く、最近は少し飽き気味でしたが、何とか大台の1000駅を達成すべく追加で訪問してきました。

今回は、湘南エリアのうち横浜市・川崎市に含まれない部分を追加で訪問することにしました。具体的には、相模線のラインより東(ただし相模線は含まない:本数が少なくて大変だから)かつ、京急逗子線より南のエリアです。湘南というなら平塚あたりも含めるべきでしょうし、逆に大和市は湘南ともいえない気がしますが、まあそのあたりは大目に見ていただければと。

という訳で、江ノ電や湘南モノレールに加え、JRや京急も含めた湘南エリアの全駅を訪問してきた記録をご紹介します。

一日乗車券「のりおりくん」デジタル版のメリットは?

「のりおりくん」デジタル版の券面
「のりおりくん」デジタル版の読み取り機

江ノ電では一日乗車券「のりおりくん」を800円で販売しています。江ノ電の初乗りは200円であるため、最低4回乗れば元を取れる計算になります。

「のりおりくん」には、券売機で売られている紙の切符もありますが、EMotというサイトから買えるデジタル版もあります。筆者は弊サイトにて「紙のきっぷは何度も改札機を通すと磁気が飛ぶ、ICカード版かデジタル版を買うべし」と主張してきましたが、実は江ノ電は藤沢・江ノ島・長谷・鎌倉の各駅しか改札機がありません。よって紙の切符であっても改札機を通す機会はあまりなく(改札機のない駅ではそのまま下車・乗車してしまって問題ない)、磁気が飛ぶ心配はないでしょう。

とはいえ、繁忙期は券売機も混んでいる可能性が高いので、時間短縮のためデジタル版の存在を覚えておいて損はないでしょう。ちなみに、藤沢・江ノ島・長谷・鎌倉以外の各駅には上記のような青い機械が置かれていて(PASMOのタッチ機は緑色)、上部右側についている白いボックスがQRコードの読み取り機になっているので、デジタル版の場合はここにQRコードを読み込ませます。藤沢・江ノ島・長谷・鎌倉の各駅では有人窓口の所にQR読み取り機があります。

余談ですが、江ノ電も気づけばタッチ決済でそのまま乗れるようになっているんですね。それほど外国人観光客が多いのでしょう。その実態は乗ってみるとよく分かります。

平日なのに大混雑の江ノ島電鉄、苦心の全駅巡り

平日の昼過ぎ、JRで鎌倉駅に向かいます。久々に江ノ電乗り場に行くと、電車はまさかの超満員… 混んでいるとは聞いていましたが、特にイベントもない平日でもこの有様とは驚きました。車内は外国人、特に台湾からの観光客が多く、そこに沿線の小・中・高校の生徒が入り混じるという状況でした。

ところで、江ノ電は全線が単線で、長谷・稲村ケ崎・峰ヶ原信号場(七里ガ浜~鎌倉高校前の間)・江ノ島・鵠沼の各駅で行き違いをします。運転間隔は14分間隔とやや長めで、以前は12分間隔でしたが、常態化した混雑によるダイヤの乱れを防ぐため変更されました。運転間隔が伸びた分、稲村ケ崎・江ノ島では上下とも数分停車するようになりました。

こういった単線路線の場合、順番に一駅ずつ下車するのではなく、行きつ戻りつした方が効率よく回れます。筆者は以下のように進みました。(「→」は電車利用、「…」は徒歩、カッコ内は駅番号、●は後続列車を待ったため14分待ち)

(15)鎌倉→(13)由比ガ浜→(14)和田塚→(12)長谷●→(11)極楽寺●→(10)稲村ケ崎(停車中に駅周辺観察)→(09)七里ガ浜…(08)鎌倉高校前→(07)腰越…(06)江ノ島→(05)湘南海岸公園…(04)鵠沼→(02)石上→(03)柳小路→(01)藤沢

鎌倉~長谷間や鵠沼~藤沢間のように行き違いのない駅が2つ連続する場合は行きつ戻りつする作戦がうまくいきますが、それ以外の区間はこの策が通じません。稲村ケ崎は長時間停車を利用して駅前を観察できましたが、長谷や極楽寺では14分待ちが発生してしまいました。

そこで、七里ガ浜・腰越・湘南海岸公園の各駅では、いったん外に出て隣の駅まで歩いてみました。その場合、隣の駅まで16~17分ほどで歩ければ次の電車に間に合います。江ノ電は駅の間隔も短いので余裕で間に合いました(湘南海岸公園~鵠沼間だけは途中の道が複雑でちょっと危なかった)。長谷から極楽寺の間も歩いてしまえばもっと早く巡れましたね。

エモい写真を撮れるスポットが目白押し

江ノ電に乗るのも結構久しぶりだったのですが、しばらく来ないうちに色々と変化も生じていました。江ノ電といえば線路に面した家も多く、住民が線路沿いを歩いたり踏切でないところを横断することが黙認されていましたが、さすがに危ないということで線路沿いに柵が設置され、歩道が設けられているところもありました(写真は和田塚駅)。

極楽寺駅のレトロな駅舎はおそらく昔から変わっていないのでしょうが、脇には真新しいトイレが新たに設置されていました。ここは雰囲気も良く、外国人観光客も多く訪れていました。

今回、七里ガ浜~鎌倉高校前間と腰越~江ノ島間を歩いてみました。全駅訪問を目指していなくても、電車好きならばこの区間は一度は歩いてみることをお勧めします。まず、七里ガ浜付近では細い道と江ノ電の軌道が柵も何もなしに並走していて、道のすぐ脇を電車が通り過ぎていくのを体感できます。(時々地元のクルマが道路を通り抜けるのでご注意を)

さらに進むと、湘南の海と江ノ島が目の前に見えてきます。このあたりは純粋な散歩道としてもおすすめです。このあたりの踏切を通り抜ける江ノ電をサイドから撮影するのが台湾人の間で流行っているらしく、踏切周辺は数十人もの観光客が集まり、警備員まで出動するほどでした。

鎌倉高校前駅も上屋が渋くていいですね。この駅は目の前に海が広がり、電車を絡めた風景がお手軽に撮影できます。ただし、目の前が交通量の多い道路なので、クルマと被る可能性が高いです。筆者は見事に海とトラックがかぶってしまい、大失敗…

一方、腰越~江ノ島間は狭い道路を江ノ電が併用軌道で走り抜けていく区間として有名です。ここを走り抜けていく電車は流石に迫力があります。有名な「江ノ電もなか」の店も途中にあります。

江ノ島から藤沢までは沿線に大きな観光地もなく、静かな住宅街を進みます。このあたりの駅はいかにも「停留場」といった小さな駅が多いです。途中の石上駅などは非常にホームの幅が狭く、人がすれ違うのも難しいほどです。

藤沢までの全駅を訪問後、江ノ島に戻って湘南モノレールに乗車しました。

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