「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」全50駅のスタンプをコンプリートしました!景品を紹介しつつ、郊外部を安く回る方法について考察します。
4日に渡る乗りあるきの末、コンプリート
前回の記事で、23区内のスタンプを一通り集めたところまでご紹介した「懐かしの駅スタンプラリー」ですが、その後2度ほどスタンプ集めの旅を実行して遂に全50駅のスタンプを集め終えました。
結局、私は「23区内」「中央線沿線」「東海道線沿線」「常磐・総武線沿線」の4パートに分けて延べ4日掛けて全スタンプを集めました。もっとも、他の用事もこなしつつだったので丸々4日掛けた訳ではありません。頑張れば一日か二日で全スタンプを集めることも可能でしょう。
首都圏以外にも長野・新潟・仙台の各駅にもスタンプがあるようですが、そこまで行く元気は流石に無いのでパスする予定です。
50駅のスタンプを集めると、NewDaysでこのような500円硬貨ぐらいのサイズの記念メダルがもらえます。(模様は山手線103系) コインの裏のシートにはシリアルナンバーが記載されていて、このナンバーを使って鉄道グッズなどが当たる抽選に応募できます。
スタンプ収集旅日記(常磐・総武線編)
先述の通り延べ4日掛けて首都圏を巡ってきましたが、中でも最近ご無沙汰していた常磐・総武線沿いの各駅を巡った際の様子をご紹介します。まずは、朝一番の常磐線で一気に土浦に向かいました。まずは、土浦・牛久・取手と茨城県内の駅で押印しつつ千葉県へと向かいます。このあたりの常磐線は普段は本数がそれほど多くないのですが、幸い本数の多い平日朝ラッシュ時だったため効率よく回ることができました。混雑の激しさで知られる常磐線ですが、茨城県内はそこまで混まないようです。
牛久駅のスタンプ台には、駅名がでかでかと表示されたポスターが張られ目立っていました。(ラリー開始直後はこんなの無かった気がするのですが、この日はほぼ全駅にこのポスターが貼ってありました。) 駅名標や新旧の車両があしらわれているのも高ポイント。
我孫子をいったんスルーして、柏・新松戸・松戸を回ります(北千住も残っているのですがこちらは後回し)。
さて、取り残した我孫子に戻り成田線の列車を待ちます。ホームに停車しているのは小田急4000形、常磐線まで乗り入れるようになったのは割と最近まで、ここ我孫子で見ると違和感があります。一方、唐揚げそばで有名な弥生軒は相変わらず盛況でした。
しばらくすると、E231系の15連がやってきました。成田線は10連が限界なので、当駅で前5両を切り離します。かつては京急や小田急などで頻繁に行われていた車両の増解結は、今や首都圏ではすっかり見られなくなりましたが、ここ我孫子ではまだまだ健在でした。
我孫子を出ると、利根川沿いの平野部を淡々と進みます。成田空港へ向かう客もいるのか、スーツケースを抱えた人も少数ながらいました。何より、日中に10連というのは流石に過剰で、各車両2~3人しか乗客が乗っておらず、のんびりムードを掻き立てます。そんな成田線を30分ほど走ると、成田に到着です。
成田は言うまでもなく成田山新勝寺の門前町で、駅もそれを意識した造りになっています。私も一度は新勝寺にお参りに行ってみたいのですが、NEXで素通りするケースや、乗り継ぎ時間が少ないケースがほとんどで、残念ながら一度も訪問できていません。
さて、成田から千葉まではグリーン車に乗ってみることにしました。やってきたのは運よく最新型のE235系です。まず乗ってみて、座席の配色が大幅に変わっているに驚きました。E233系までは一般車と大して違いのないデザインでしたが、E235のシートはおしゃれな家具のような高級感があります。加えて、各シートのひじ掛けの先端にコンセントが付いているのもいいですね。今後、徐々にE217系に代わって投入されるとのことで楽しみです。
千葉・市川で途中下車しつつ、浅草橋まで戻ってきました。ここからは「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」を使って都内各地を巡ります。都営浅草線の北部、半蔵門線の東部の各駅のスタンプを集めつつ北千住へ。ここでようやく50個目のスタンプをゲットしました。
その後はJRの商業基地のスタンプを集めるため、マーチエキュート神田万世橋、日比谷OKUROJIに立ち寄ります。日比谷OKUROJIはJRの有楽町~新橋間の高架下を再開発したもので、主に飲食店が立ち並びます。(時間が昼過ぎだったのでガラガラでしたが)写真のように古い高架橋のすぐ横にアイリッシュパブ、というところもあって、思わずロンドンを思い出してしまいます。また、銀座ファイブと日比谷OKUROJIを組み合わせると、ほぼ雨に濡れることなく銀座から新橋まで移動が可能なので、色々と使い道がありそうです。
全駅コンプリート、安く実行する方法は?
今回のラリー区間は「休日おでかけパス」の範囲内に収まっているので、安く抑えるにはこれ一択と言っていいでしょう。一日で全部回るのがしんどい場合は、「都区内パス」を使って23区内の駅を事前または事後に回っておくのがいいと思います。
では、「休日おでかけパス」のない平日はというと、これは妙案はありません。筆者は結局Suicaで普通に改札を出入りし各区間の運賃を払いました。おかげで結構な額の出費を余儀なくされました。途中下車可能な長距離切符(東京近郊区間内で閉じる経路では途中下車可能な切符が買えないので、御殿場線など近郊区間外の経路を混ぜる必要あり)を使えば安くなるかも、と思って試算してみたのですが、ほとんど安くならないようです。
結局、頑張って休日に出かけるか、3月1日以降利用可能となる青春18きっぷを使うかしかなさそうです。
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