JR東日本独自のポイントサービス・JREポイントで貯まったポイントを首都圏の特急・普通列車グリーン車の切符に交換することで、安く利用する方法を紹介します。
JREポイントとは?
JREポイントは、JR東日本系列の各種サービス(ビューカード、Suica、えきねっと等)を利用することで貯めることができるポイントサービスです。貯めたポイントは、1ポイント=1円の割合でSuicaにチャージできるほか、「Suicaグリーン券」や「えきねっと」のチケットレス特急券(JRE POINT特典チケット)に直接引き換えることができます。JREポイント交換で入手できるグリーン券や特急券は市販の価格に比べてかなりお得ですし、手持ちのポイントが少なくても交換可能なケースもありますので、ポイントが余っていれば使ってみることをお勧めします。
「JRE POINT特典チケット」の特急券に引き換える
まず、「JRE POINT特典チケット」については、上記のリンク先にあるポイント表に従って引き換えができます。「新幹線eチケット」に引き換える場合、例えば東京~仙台間が7,940ポイント、東京~宇都宮間でも4620ポイントとなかなかのポイント数で、ヘビーユーザーでもなければちょっと厳しいものがあります。
一方、「えきねっとチケットレスサービス」の在来線特急券に引き換える場合、50kmまでなら460ポイント、100kmまでなら720ポイントで、比較的少ないポイントでも利用できます。一般的な紙のきっぷだとそれぞれ1050円、1480円(通常期)ですから(1ポイント=1円と考えれば)随分安く感じられます。ちなみに、50km以下に収まるのは東京~千葉・大船、新宿~立川・八王子、100km以下に収まるのは東京~成田空港・小田原、新宿~大月といった区間です。
なお、「えきねっとチケットレスサービス」の対象となるのは「あずさ」「踊り子」「成田エクスプレス」「ひたち」といった首都圏の特急のみで、他地方の特急は対象外です。
えきねっとでの特典チケットの受け取りは、えきねっとアプリ上で簡単に行えます。なお、特典チケットを利用するにはえきねっとのアカウントとJRE POINTのアカウントを事前に紐付けておく必要があります。
ちなみに私は先日、特典チケットで新宿~八王子間の「あずさ」を利用してきました。中央快速線には他路線と違ってグリーン車がなく(もうすぐ設置されるみたいですが)、普通列車グリーン車代わりにも使えます。また、中央特快も(特に平日は)それほど本数が多くないので、「あずさ」「かいじ」の速達性は貴重です。
Suicaグリーン券に引き換える
首都圏の普通列車用のSuicaグリーン券には、距離に関係なく一律600ポイントで引き換え可能です。通常、普通列車グリーン料金は50kmまでで780円(平日)/580円(休日)、50km以上は1,000円(平日)/800円(休日)なので、50kmを超える長距離利用であればかなりお得です。(逆に、休日の単距離利用だと普通に買った方が良い)
なお、2022年12月~2023年1月までの期間限定で、交換ポイント数を400ポイントに下げるキャンペーンが行われています。今後も同様のキャンペーンがあれば利用してみましょう。
グリーン券の引換方法ですが、JREアプリでの交換申込み+Suica側での受け取りと2段階を踏む必要がありますので、ある程度時間に余裕が必要です。特に、通常のSuicaで受け取る場合は前日までにJREアプリでの交換申込みを行っておく必要があるようです。(モバイルSuicaで受け取る場合は当日でもOK)詳しくは、上記のJR公式サイトを確認してください。
JREポイントの貯め方
JREポイントの貯め方ですが、一番手っ取り早いのは登録済みのSuicaで鉄道を利用することです。モバイルSuica利用の場合、50円ごとに1ポイント貯まります。ただし、対象となるのはJR東日本の路線を利用した場合のみで、私鉄やJR他社利用の場合は対象外です。
上記のJR公式サイトにも書いてありますが、例えば東京~津田沼間のICカード運賃は473円なので1乗車ごとに9ポイントが得られ(モバイルSuicaの場合)、10回利用すれば90ポイントが貯まります。とはいえ、特急券への引き換えに必要な数百ポイントを得るのはなかなか大変です。
そこで有効なのが、以前ご紹介した「リピートポイントサービス」です。東京~津田沼間を一か月に10回利用すれば、先述の90ポイントに加えリピートポイントサービス分の473ポイントを獲得できます。
加えて、ビューカードを保持している場合、モバイルSuicaへのチャージで利用額の1.5%のポイントが得られます。このときSuicaにチャージした電子マネーの用途はもちろん制約はありません。最近はSuicaが使える店舗も多く、私も意外とすぐにチャージした電子マネーを使い切ってしまいます。
もしビューカードを持っていなくても、JR東日本の路線をある程度利用する人であれば、手持ちのSuicaをJRE POINTに登録しておくだけでも案外ポイントが貯まっていきますので是非登録しておきましょう。登録方法は以下のサイトをご覧ください。
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