2024年クリスマスシーズンのラスベガスの街中の様子を、ベラージオホテル内の室内植物園の様子を中心にお伝えします。
アメリカのクリスマスって?
日本人のイメージだと、欧米圏のクリスマスは日本の正月に相当する一大イベントで、労働者もみな故郷に帰ってしまう…というイメージを抱きがちです。しかしアメリカ在住の方に聞くと、クリスマスは11月後半のサンクスギビングに比べると祝日としての位置づけは低く、クリスマス当日は流石に仕事を休んでいる人がい多いものの、その前後はほぼ通常の生活をしている人がほとんどとのこと。
筆者は今回ラスベガスを訪問したのがクリスマスに重なっていて、飲食店などが全部閉まっていたらどうしようかと本気で心配していましたが、実際には飲食店も商業施設も全くの通常営業でした。オーやカーなどのショーもごく普通に営業していましたし。
クリスマスの装飾は意外に質素
一方、クリスマスだけにカジノホテルなどもド派手に装飾していたり、クリスマスならではの行事があったりするのではとの期待も持っていましたが、これも大きく裏切られました。各ホテルのカジノフロアの一角に大きなクリスマスツリーが立っていたりはしたものの、それ以外はほとんど何もありませんでした。クリスマス当日は一部の観光客がサンタキャップを被ったりしてはいたものの、それが無ければほぼクリスマスを感じないレベルでした。
意外にクリスマスの盛り上がりが低調なのは、アメリカの宗教観が絡んでいるのかもしれません。「人種のるつぼ」であるアメリカでは近年、「宗教間の平等」というのを非常に重視しており、キリスト教固有の行事であるクリスマスの装飾をパブリックスペースで行うのを控える傾向にあるらしいです。クリスマスともなるとケーキだ、フライドチキンだと無邪気に盛り上がっている日本とはまた違う複雑な背景があるようです。
ラスベガスに行ったなら必見・ベラージオ室内植物園

そんな中、圧巻のクリスマス装飾が見られたのは噴水ショーでおなじみのベラージオホテルです。ここの室内植物園(正式には”Conservatory & Botanical Gardens”「温室&植物園」というらしい)はクリスマスに限らず、いつ来ても豪華な装飾がなされていて、ラスベガスに来たならば必見のスポットの一つです。

室内植物園はフロントロビーの少し奥にあり、ガラス張りのドームのような空間となっています。クリスマスにちなんだ様々な巨大オブジェが飾られており、しかも大半が生花で彩られているのが凄いです。行ったのは午前中でしたが、それでも観光客が多くてこの賑わいっぷりでした。

まず入り口では、ポインセチアの花壇がお出迎え。真ん中の彫像は常設のもののようです。


真ん中には巨大なクリスマスツリーと、ジンジャークッキーなどでできた「お菓子の家」が。写真ではわかりにくいですが、周囲の人と対比すると巨大さが際立ちます。


クリスマスツリーの脇には、カルーセルと熊のぬいぐるみが。ぬいぐるみも実際に見てみると非常に大きかったです。

アメリカのクリスマスらしく、暖炉の脇にはプレゼントの箱と靴下が並びます。オブジェの下には生花がびっちりと植えられていて、非常にお金がかかっていそうです。


でかすぎて2枚に分かれてしまいましたが、巨大なトナカイが赤いそりを引っ張るオブジェ。トナカイの間は通り抜けることができます。

クリスマスツリーの足元には、よく見ると鉄道模型も走っていました。
ベラージオ以外のクリスマス装飾
ベラージオに比べると他のホテルや商業施設の装飾はやや地味でしたが、一通り写真でご紹介したいと思います。











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