【ラスベガス】「サーカスサーカス」のゲームコーナー&アドベンチャードームは家族連れでも安心

安くて健全な遊びを求めるファミリー層や若年層にお勧めのカジノホテル「サーカスサーカス」の館内の様子やアクセスをご紹介します。

大人の街・ラスベガスは家族連れには不向き

以前の記事でも書いたとおり、ラスベガスのカジノはタバコも飲酒もOKであり、行われているのが「賭博」ということも相まって未成年にとっては健全とはいいがたい場所です。しかも、ラスベガスのホテルは1階が巨大なカジノになっていて、館内のどこに行くのにもカジノを通らされます。

加えて、筆者がしばらく来ないうちにラスベガスではいわゆる「ハッパ」が合法化され、ホテル外の路地では焼香とドブの匂いを足したような、特有の何とも言えない香りがそこかしこに漂っていました。特に実害はないものの、中毒者がその辺をうろついているんじゃないか、と不安を感じます。

「オーやカーが見たい」など、明確な目的がなければわざわざ家族連れで来る人は多くないでしょうが、根本的にラスベガスは家族連れにはあまり向いていない観光地な気がします。

MGM Grand近くにあるm&m’sのショップ
カラフルなチョコを量り売りで購入できる

加えて、ストリップ通りの中心部は家族連れに適した観光地があまりありません。写真のm&m’sショップやベラージオの庭園、フラミンゴホテルのミニ動物園、エクスカリバーのゲームセンターなどいくつかはあるのですが… ショッピング街も高級ブランド店が多く、リーズナブルなお土産を売っている店もいくつかはあるものの、ハワイ等に比べると多くはないですね。

なので予算の乏しい若年層にとっても、この円安の折にラスベガスでの観光は厳しいものがあります。ニューヨーク・ニューヨークのコースターやマンダレイベイの水族館などのアトラクションはどれも高額ですし、カジノでスロットマシンを回しても10ドルや20ドルはあっという間になくなってしまいますし。

ファミリー層の救世主・サーカスサーカス

そんな中、安くて健全な遊びを求めるファミリー層や若年層にお勧めなのが、ストリップ地区の北端にある「サーカスサーカス」というカジノホテルです。その名の通りサーカスをモチーフにしたホテルで、大きなピエロの看板が出迎えてくれます。

なお、ストリップの北エリアはWYNNあたりまでは人通りがあるものの、このサーカスサーカスまで来るとあまり人が歩いていないので、バスやタクシー、Uberの利用が無難でしょう。

このホテル、1階にカジノがあるのは他と変わらないものの、カジノ以外のアトラクションが充実しています。ホテル入口付近の2階には無料のサーカスショーを行うスペースがあり、20分ほどのショーが定期的に行われています(演目は回次により異なる)。

筆者が訪問した際は、クラウンによるパフォーマンスの後、男女4人による空中ブランコショーが行われていました。流石に「オー」や「カー」と比べてしまうとそこまで立派ではないですが、無料のショーとしては十分見ごたえがあります。ちなみに観客数に比べて観客席はあまり広くないので、座って見たければ30分ぐらい前には場所取りをしておいた方がよいでしょう。

アトラクション充実もお高い・アドベンチャードーム

そして、ホテルの奥の方にはガラス張りの巨大なドームの中にある屋内遊園地「アドベンチャードーム」があります。手荷物検査があり少し並ばされましたが、無料で入場が可能でした。

ドームはかなり巨大で、東京ディズニーランドの「ビッグサンダーマウンテン」にも似たコースターや、絶叫系の乗り物などのアトラクションが10種類以上並んでいます。

どの乗り物もなかなか本格的ですが、問題なのはアトラクションの料金体系です。ここのアトラクションは約40ドルの一日券(身長122センチ以下の子供は半額)を買わないと利用できず、1つ2つのアトラクションのみを利用するといったことはできません。2024年末時点の為替相場だと一人6000円超を払わねばならず、ちと高額だと感じてしまいます。結局、ただ施設を眺めただけで出てきてしまいました。

安さとレトロさが売りのゲームコーナー

そんな中、意外にハマったのが先述のサーカス会場周辺にあるゲームコーナーです。写真のように、日本のゲーセン同様に様々なアーケードゲームが並んでいます。ただし、各ゲーム機に直接コインを投入するのではなく、券売機にて購入できる専用カードを用いて精算します。専用カードには「1ドル=10ポイント」の割合でポイントをチャージできます。

各ゲーム機の料金は大体10~20ポイントぐらいで、日本円だと150~300円程度とリーズナブルです。

そして、ゲーセンの一角には日本のお祭りの屋台のようなレトロゲームコーナーもあります。並んだコーラ瓶に輪投げの要領で輪っかを入れていく、大量に並んだ風船に重りを投げて割った数を競う、梃子のようなものをハンマーで叩いて重りを的に入れる、等々、子供でもプレイできる内容ながらも微妙に難しいゲームが並んでいました。

クリアすると、壁の後ろに並んだぬいぐるみをゲットできます。いずれのゲームも15~20ポイントと、これまたリーズナブルなのもありがたいです。

そんな中でも最も面白かったのが、競馬とスマートボールを組み合わせたようなゲームです。プレイヤーは写真下部の穴の部分にボールを転がして入れていきます。黄色い穴に入ると半馬身、青い穴だと1馬身、赤い穴だと1.5馬身と馬が進んでいき、一番最初にゴールしたプレイヤーが優勝となります。その回に参加したプレイヤーの数が多いほど、もらえるぬいぐるみの数が大きくなっていきます。

結局、ゲームコーナーでは40ドルほど投じてたっぷり2時間は遊び、数個のぬいぐるみをゲットしたのでした。

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