5つの謎解きが楽しめる「謎だらけの東京駅からの脱出」に参加した～難易度・所要時間などを解説

キットの中身は？3100円は高い？

筆者は参加当日に東京駅でキットを購入し、さっそく開封してみました。すると、中には10枚を超える紙片が…これまで結構な数のイベントに参加してきましたが、過去最多な気がします。

そして、紙片を格納する紙製のカバンも非常に大きく、目立ちます。いい年したおっさんが一人で持ち歩くのも何だか気恥ずかしいので、筆者はショッピングバッグに格納して持ち歩いていました。ただ、例え大きくて邪魔だと思っても、このバッグを捨てたりしてはいけません。

そして、キットの中には本物の「東京ばな奈」も入っていました。イベントキットは3100円となかなかの値段ですが、東京ばな奈だけでも700円近くするので実質2400円、それでキットが充実していればこの値段もやむなしなのかも知れません。なお、ばな奈は謎解き中に食べても大丈夫ですが、外装の箱は捨てないようにしましょう。

5つの異なる謎解きが楽しめる

本イベントでは「東京駅一番街」「大丸東京店」「八重洲地下街」の3つのエリアを回るのですが、各パートは完全に独立した謎解きとなっており、任意のパートを選んでプレイすることが可能です。各パートのテイストも大きく異なっていて、ストーリー仕立てのパートもあれば、淡々と謎を解いていくパート、オリエンテーリングのように指定された場所を巡るパートもありました。

そして3パートをすべてクリアすると、「最後の謎」に挑戦できるようになっています。加えて、「東京ばな奈」とコラボしたおまけの謎解きもついているので、合計で5つの謎解きを楽しめます。

各パートの難易度はそこまで大きく変わりませんが、ストーリーを元に進めるパートはややシナリオが難解で苦労しました。もちろんヒントはあるので行き詰まる心配はありませんが、難易度的には「山手線謎めぐり」とほぼ同じぐらいでしょうか。

ナビゲーションは丁寧、道に迷う心配はなし

以前の記事で書いた通り、八重洲の地下街は5つの地下街(グランスタ八重洲・東京駅一番街・ヤエチカ・大丸東京店地下売り場・グランスタ八重北)がボーダーレスに繋がりあった構造になっていて、慣れた人でも非常に迷いやすいです。

その点を配慮してか、今回の謎解きでは冊子やスマホにてチェックポイントへの道順を割と丁寧に説明してくれるようになっています。よって、行き先が分からなくなる心配はほぼないと言っていいでしょう。

一方、キットを販売している場所の名前は公式サイトに書いてあるものの、地図がないためやや分かりづらいです。筆者は朝早くに訪問したため、早朝から開いている「グランドキヨスク東京」というお土産ショップで購入しようとしたのですが、場所がよく分からず迷ってしまいました。ここに行きたい場合、東京駅八重洲中央口を出て左前方に進めばすぐ見つかるはずです。

プレイ可能時間は？クリア所要時間は？

公式サイトでは「プレイ可能時間は10:00～20:00」となっていますが、大丸東京店は10時開店であるものの、それ以外の東京駅一番街・八重洲地下街は早朝から開いていますので一応プレイ可能です。また、公式サイトには「イベント中に訪れる一部の場所は、11:00から入場可能となります」とも書いてありますが、該当すると思われる場所も朝9時台に普通に入れてしまいました…本当はまずかったのかな？

ちなみに謎解きで訪問するのは全て建物内なので、雨天の日や寒い日でも快適にプレイできます。一方、土日の午後になると東京駅前の地下街はどこもかなり混むので、混雑を避けたいならば午前中にプレイすることをお勧めします。

所要時間は公式サイトの想定だと「4～5時間」とのことですが、筆者は「東京駅一番街」「大丸東京店」「八重洲地下街」の3パートを各1時間ぐらいで回りました。「最後の謎」も含めれば4時間ぐらいは掛ったでしょうか。もっとも、東京駅は魅力的な飲食店やショップも多いので、寄り道しているとあっという間に時間が経ってしまいそうです。