【シンガポール】「スイソテル ザ スタンフォード」宿泊記~客室設備・展望・朝食を紹介

シンガポールMRTの東西線・南北線シティホール駅に直結する「スイソテル ザ スタンフォード」に宿泊した際の記録です。

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シティホール駅直結で交通至便

2024年3月、旅行でシンガポールを訪問してきました。シンガポールへのフライトや入国手続き、MRTの情報は既に記事にしましたが、今回は訪問中滞在した「スイソテル ザ スタンフォード」についてご紹介したいと思います。

右の建物がスイソテル

「スイソテル ザ スタンフォード」は、シンガポール市街の中心部に位置し、MRTのシティ・ホール駅に直結したホテルです。建物は70階建てと、シンガポールの数あるホテルでも最も高い部類に入ります。一時期は世界一高いホテルだったそうです。

ホテルの低層部は、「ラッフルズ・シティ」という大規模ショッピングモールとなっています。モール内はどちらかというと高級なショップが多めですが、地下にはスーパーやファストフード店があるほか、3階にはフードコートも入居しているので手軽に食事をすることができます。

ラッフルズ・シティからMRTの駅へは屋根付きの通路で直結(以前は屋根がありませんでしたが、久々に来たら屋根がついてました)。ホテルのロビーから駅までは、ラッフルズ・シティを介して3分ぐらいでアクセスできるので非常に便利です。シティホール駅は東西線南北線が通っていて、直通または一回の乗り換えで主要な観光地や空港まで行けます。

ホテルのロビーにはシンガポールを代表する紅茶ブランド・TWGのティーショップが入居。お土産の購入も楽ちんです。ロビーも小ぎれいですし、チェックインの手続きもスムーズでした。

客室内の設備は?

今回泊まったのは、このホテルでごく一般的なツインルームです。ベッドはそこそこ広く、大人2人が寝るにはやや狭いものの、子供との添い寝ぐらいは十分に可能です。ベッドサイドの空間はあまり広くなく、畳んだトランクを置くぐらいが精いっぱいといった感じです。ベッドサイドには飾り棚があって、壺や本が飾られています。

ベッド手前の壁には薄型テレビが設置されています。壁とベッドの間は2mぐらいのスペースがあり、小さなテーブルがあるほか、トランクを広げるスペースも確保されています。

入口付近にはコート掛けが、その後ろには用途不明の棚がありました。コート掛けの下の方には引き出しがあって、この中にセーフティボックスがありました。中にはUSBポートがあり、タブレットなどを保管しながら充電しておくことが可能です。

部屋の内装は比較的最近リニューアルされているようで、室内の至る所にUSBポートがあり、日本から持ってきた変換プラグの出番はあまりありませんでした。

水回りはこんな感じ。普通の水道水の他に、ファイルを通した浄水が出てくる蛇口が設置されています。写真では見にくいですが、洗面台の背面にはバスタブがあって、シャワーだけではなく風呂に入ることも可能です。

洗面台横のアメニティは歯ブラシ、櫛、シャワーキャップ、ソーイングキットなど一通り揃っていますが、目新しいものは特にありません。アメニティの補充状況は日によってまちまちで、初日にはなかった室内スリッパが2日目には有ったりと、やや安定感に欠けていました。

部屋の一角には冷蔵庫、ネスプレッソのコーヒーマシン、有料のアルコール類、電気ケトル、空のボトルがありました。そこそこ高級なホテルにありがちな水のペットボトルはなく、洗面所の浄水を空のボトルに組んで使え、ということらしいです。仕方なく、筆者は地下のスーパーでペットボトルを購入していました。

窓際は大きな4面ガラスになっていて、高層ホテルとしては珍しいバルコニーがあります。バルコニーの柵は1mちょっとしかなく、写真撮影の際はカメラやスマホをくれぐれも落とさないよう注意が必要です。また窓が広い分、エアコンをつけないと部屋が暑いです。

ホテルからの眺望は見事!

そして、このホテルの最大の売りは窓からの眺望でしょう。シンガポール市街地のやや海沿いにあるという絶妙な立地のおかげで、一部の客室からはマリーナベイサンズやガーデンズバイザベイ、その後ろに広がるシンガポール海峡までもが見渡せます。海には貨物船が所狭しと並んでいて、貿易港シンガポールの重要性が分かります。

そして、夜にはマリーナベイサンズで行われる噴水ショーの様子も見えます。とはいっても、さすがに遠いので「やってるな」というのが分かる程度で、音楽はうっすらとしか聞こえません。ショーの際はマリーナベイサンズが独特の色にライトアップされます。

最近購入したスマホについている「パノラマ機能」というのを使って、客室からパノラマ写真を撮影してみました。右手は高層ビルが密集するシンガポール市街、中央にはナショナルミュージアム、ボート・キー、金融街のビル群が見えます。

このように眺めは素晴らしく、部屋を訪問した現地在住の方も驚いていた程なので、シティホテルとはいえリゾートホテル代わりに滞在してみるのもいいと思います。

客室のフロアマップはこのようになっています(ただし、部屋割りはフロアによって異なると思われる)。筆者は40階を少し超えたフロアに泊まり、部屋番号は58でした。地図と照らし合わせてみると、部屋番号52~60番あたりだと、マリーナベイサンズのある海側の景色が楽しめそうです。

一方、部屋番号66~72番と50・51番の客室の目の前には隣に別の高層ホテル(フェアモント・シンガポール)があり、低層階だと客室からのビューが遮られる可能性があります。また、景色も陸側が中心となってしまいそうです。

確か、海沿いの眺めを確約する宿泊プランがあったはずなので(例によって交通機関以外の予約は全部他人任せなので確信なし)、必要に応じて選んでみてください。

朝食ビュッフェは多国籍の雰囲気

ホテル内には一日中営業しているビュッフェもあって、ここで朝食を食べてきました。レストランは吹き抜けの広い空間で、天井がガラス張りなので朝は太陽の光が差し込むのでとてもいい雰囲気です。ビュッフェ台には西洋風・アジア風それぞれの料理が相当数が並びます。

高級なホテルの朝食に必ずある卵料理の実演もあって、オムレツや目玉焼きを作ってくれます(エッグベネディクトは流石になかった)。パンやデニッシュの種類も豊富です。パンケーキやクロワッサンもありますし、ジャムやはちみつも色々揃っています。

サーモンに各種生ハムやチーズも種類豊富です。ヨーグルトも各種フルーツやオートミールが入ったものなどいろいろ用意されていました。

料理台にはソーセージやベーコン、ハッシュドポテトといった西洋料理が一通り並んでいるほか、中華系やアジアの料理もかなり豊富に並んでいます。フルーツも豊富で、パイナップルやスイカといった定番のものや、日本ではあまり見かけない龍眼などもありました。

ドリンクも各種ジュースのほか、TWGの紅茶も準備されています。もっとも、紅茶は店売りのものではなく(店売りのは一個何百円もするので…)、廉価版のようなものみたいです。この他コーヒーもあって、「アイスカフェラテ」といったややこしい注文にも応えてくれます。

以下、例によって盛り付けが汚くて恐縮ですが、実際に取った料理の写真を紹介します。撮影は複数日にまたがっています。

まずは実演コーナーで作ってもらった目玉焼きと、各種チーズ。チーズはブルーチーズやカマンベール含め4種類ほどありました。

こちらはローカルフードを中心に。ご飯とピーナツに辛いソース(サンバル)をかけて頂くのはマレーシアの朝食の定番・ナシレマック。それに肉まんやシューマイなど中華風の料理も頂きます。パンにはシンガポール名物のカヤジャムをかけてみました。そして笹に包まれた謎の料理も取ってみました。中にははんぺんのようなものが挟まっていて、これもインドネシア料理らしい。

また、中華料理の朝食の定番であるお粥や、客が自分でゆでて作る麵もあります。麺の種類は米麺、中華麺(太麺・細麵)があり、エビや野菜・すり身団子といった具を好きに選べるほか、スープもラクサ風・チキンスープから選べます。

それにしても、好物とはいえブルーチーズ食べすぎですね…

そして締めのフルーツはたっぷりと。この後暑い中を歩くので、水分補給のためスイカを多めに食べておきました。

次回以降は、「スイソテル ザ スタンフォード」を拠点にシンガポール各地を巡った記録を紹介します。

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