【韓国・ソウル】路線バスに初乗車~系統番号・乗り場の調べ方は?手荒い運転にご用心

韓国・ソウルの汝矣島から永登浦まで、路線バスで移動しました。乗り場での系統番号の調べ方と、バスの乗り心地について紹介します。

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汝矣島から永登浦、近いのに移動手段に乏しい

滞在2日目の夕刻、汝矣島にあるヒュンダイソウルというショッピングモールにやってきましたが、地下のフードコートは予想以上に混雑していました。本来ならここで食事をしつつ疲れた足を休める算段をしていたのですが、当てが外れました。

疲労が限界に達した足を引きずりつつ、汝矣島をふらふらとさまよいます。この汝矣島は元々漢江の中州だったところを、比較的近年になって開発したようで、一角には国会議事堂があるほか、高層ビルやマンションが立ち並んでいます。日本でいえば新宿副都心のような雰囲気です。写真に写っている「国際金融センター」というビルも非常に高層なのですが、疲労のあまりビルの頂上までを写す余裕がありませんでした。

ひとまず汝矣島がどんな所かはなんとなく分かったので、宿泊先の永登浦に戻ることにします。が、直近の地下鉄駅まではやや遠いうえ、途中の新吉駅で乗り換えが必要です。目の前の幹線道路を1kmほど進めば永登浦に着くはずなのですが、どうにか楽に移動できないものか…

バスターミナルで目当てのバスを探索

すると、幹線道路の一角にバスターミナルがあるのを発見しました。永登浦の駅前にもしょっちゅうバスが来ていたのを思い出し、もしかしたら永登浦に行けるバスがあるかもしれないと考え、案内板を見てみます。

案内板を見ると、発着するバスの系統番号が記載されていますが、その数は40近くもあります。しかも系統番号は3桁もしくは4桁で、非常に複雑そうです。各系統ごとの路線図を見てみると、バス停の名前は全部ハングル… 一時は途方にくれましたが、よくよく見ると地下鉄との乗り換え停留所だけは英語表示があります。

必死になって”Yeongdeungpo”(永登浦の英語表記)を探すと、600系統と662系統は永登浦に停車するようなので、3番乗り場でしばらく待ちます。

韓国の路線バスの乗り心地は?

写真は永登浦駅で撮影した別系統のもの

程なくバスがやってきたので、数人の通勤客と共に乗り込みます。運賃の支払い方は日本とほぼ同じで、乗車時と下車時にT-moneyカードをタッチすればOKです。車内の造りも日本のバスと大差ありません。(車体の写真をよく見ると、バスの車体には系統番号が直接書いてあり、車体ごとに運行される系統が決まっているようですね。)

一方、日本と大きく違うのはバスの乗り心地です。最近の日本の路線バスの運転は丁寧すぎるほど丁寧ですが、韓国の路線バスはめちゃくちゃ運転が荒いです。実はここまでの街歩きの際にバスの姿もよく見ていたので大体想像ができていたのですが、加速・減速・車線変更ともに結構な揺れが来ましたね。シンガポールのバスも運転は荒かったのですが、韓国はそれ以上でした。

筆者は幸い席に座ることができましたが、立って乗る場合は常に手すりなどにしっかりつかまらないとすっ転ぶ可能性が高いので、注意してください。

スリリングな運転にはらはらしっ放しでしたが、程なく永登浦に到着。足が疲れていたので非常に助かりました。

夕食求めてタイムズスクエアへ

駅から地下街を歩き、タイムズスクエアというショッピングモールへ。ここに、ネットで目星をつけていた店があるので行ってみます。

やってきたのは、4階(だったか?)にあるMuwol Tableというお店。ここは1人客でも受け入れてくれるらしく、しかも注文は客席備え付けのタブレットからできる仕組みになっています(ただし、支払いは有人レジのみ)。有難いことに日本語メニューもあるので、13500ウォンの「ポッサム」を注文。

しばらく待つと、こんなセットがやってきました。ボリュームたっぷりのポッサム(茹で豚)の脇に、カクテキ・ニンニク・ワサビ・青い唐辛子の薄切りが添えられていて、これをサンチュやエゴマの葉に巻いていただきます。例によっておかず(パンチャン)も豊富で、中央の茶色い物体はたまり味噌のような味がしました。このあたりの食文化は日本と似ています。

キムチがこれだけ辛いのだから、青唐辛子は滅茶苦茶辛いのだろうと戦々恐々としながらかじってみると、意外にも全く辛くありません。サラダに入っているパプリカのような味でした。サンチュの脇にも、唐辛子が丸々一本添えられているので調子に乗ってかじっていると、根元の部分だけは強烈に辛く、舌がしびれました。

個人的に、外国に行くとスーパーマーケットで食材を眺めるのが趣味なので、食後は地下にある広いスーパーを歩きました。生きたカニやエビが生け簀で売られていたり、謎の枯草のようなもの(帰国後調べると、大根の葉を干したものらしい)が売られていたりと、結構面白かったです。ただ、一人でホテルで食べられるような小サイズの商品はなく、結局缶ジュースのみを買って店を出ました。

最後に駅前のロッテ百貨店に寄ってみると、地下にフードコートがあるのを発見。最初からここに来れば良かったのですが後の祭りです。それにしても、フードコートでは回転寿司とトンカツ、それに卓上のIHヒーターを使った一人鍋の店が人気があるようで、どこのフードコートにもありました。

長かった2日目もようやくこれで終了、明日は朝から仁川空港に向かい、日本に帰国します。

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