東京メトロ茅場町駅周辺にて開催されている謎解きイベント「兜町謎解き街めぐり・兜町探偵局」に参加しました。難易度や所要時間・注意点などを説明します。
2024年春スタートの謎解き、延長開催中

「兜町探偵局」は、東京メトロ茅場町駅周辺で開催されている有料の謎解きイベントです。イベントを主催しているのは、あの「東京証券取引所」など茅場町・兜町を中心に物件を持つ不動産会社だそうです。タイトルに駅名である「茅場町」ではなくあえて「兜町」を冠したのは、金融の街である兜町にルーツを持つ会社の矜持、なのかもしれません。
このイベント、開始したのは2024年4月とかなり前なのですが、「大好評につき開催延長」とのことで2025年12月現在も開催され続けています。
筆者は本来、鉄道や駅に絡んだ謎解きしか手を出さないのですが、最近いろんなイベントに手を出し過ぎたためネタ切れ気味で(1月に入れば色々新イベントが始まりそうなのですが)、急にできた暇をつぶすため参加してみることにしました。鉄道とは無関係のイベントなので、報告の方も短めにとどめようと思います。
謎解きに関する情報を事前に一切見たくない方は、以下の文章を読まないことをお勧めします。
キットの入手方法・中身は?

上記の通り開始から時間の経っているイベントなので、そもそもキットを入手できるのかも怪しかったのですが(ネット上にも最近のクリア報告があまりないので)、筆者は茅場町駅前の「東京証券会館」1階にある「CAFE SALVADOR」という所で無事入手しました。お値段は2200円です。このカフェは朝早くから営業しているようなので(平日は7時、土日は9時オープン)、入手は容易でしょう。
なお「兜町探偵局」とは別に、同じ主催者が運営する「兜町謎解き街めぐり」という無料イベントも同時にスタートし、以前は茅場町周辺でキットが配布されていたようなのですが、筆者の見た限り現在は配布されていないようです。その代わり「-探偵局」のキットに「-謎解き街めぐり」も封入されています。
「-探偵局」は、内容的に「-謎解き街めぐり」をクリアしたことが前提となっているので、まずは「-謎解き街めぐり」の方を解くことになります。
謎解きの難易度・所要時間は?
そもそも、開催から時間の経った地味めなイベントにあえて手を出したのは、「謎解きの内容がなかなか充実している」との口コミが多かったからです。実際にプレイしてみると、確かによく考えられた骨のある問題が揃っているなという印象でした。本来無料で配られていた「-謎解き街めぐり」のパートだけでもなかなか満足感があります。
ストーリーの方も、2人の主人公の視点を行ったり来たりしつつ最後は1つの流れに収斂するという内容で、なかなか面白かったです(最後の方は若干強引だったけれども)。
難易度は鉄道系の有料イベント(「山手線謎めぐり」とか「地下謎」とか)とほぼ同レベルといったところでしょうか。所要時間は筆者の場合3時間半ぐらいでした。探索範囲がせいぜい半径200メートル程度とそこまで広くないので、鉄道系のイベントと比べて歩きが少ない分(といっても町内を2周ぐらいはしたけれども)、時間はやや短めで済みました。
謎解きの拠点に活用できる「KABTO ONE」


一方、今回のイベントは考えこませる内容の謎も多く、その分時間が掛かりました。長考や机を使った謎解きにお勧めなのが、茅場町駅直結のオフィスビル「KABUTO ONE」1階のスペースです。ここには机や椅子も設置されており、寒さや雨をしのぐにはうってつけの場所です。ちなみにこのビルは主催者の不動産会社の持ちビルなので、大手を振って利用できるはずです。
あとは、駅の南にある坂本町公園ではゴザの貸し出しを行っていて、芝生にゴザを敷いて謎を解くことも可能です。冬場はちょっと厳しいかもしれませんが。

茅場町界隈は銀行や郵便の発祥の地であるほか、あの渋沢栄一が邸宅を構えた場所なのだそうです。町内には至る所に証券会社が軒を連ねていて、日本の近代経済史を語るには欠かせない場所であることがよく分かりました。
以下、謎解きのクリア画面です。



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