謎解きイベント「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」に参加した~難易度・所要時間・注意点などを解説

東京メトロが主催する謎解きイベント「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」に参加しました。難易度や所要時間・注意点などを説明します。

人気映画とタイアップした謎解きが登場

メトロ車内でも大々的に宣伝中
映画「8番出口」東京メトロ脱出ゲーム
『映画「8番出口」東京メトロ脱出ゲーム』は、映画「8番出口」の公開を記念して実施される「異変探し謎解きゲーム」です。参加者はキットの内容に従い、東京の地下で異変を探し、謎を解き、最終的に地下から脱出を目指します。

東京メトロは、いわゆる「謎解き」がブームになる前から長年謎解きイベントを開催しており、鉄道系謎解きのパイオニアといえる存在です。現在も「メトロタイムゲート」というイベントを開催中ですが、並行する形で映画「8番出口」とコラボした謎解きイベントを2025年8月29日から11月3日まで開催中です。

例によって筆者は映画「8番出口」を見ていないのでどんな作品かよく分かっていませんが、Google AIによると「無限ループする地下通路からの脱出を目指す、ホラーやミステリー要素のあるスリラー映画」だそうです。今回のイベントも、映画と同じく「8番出口から脱出する」ことを目的とした謎解きになっております。

謎解きキットの販売場所は?

ニュースリリースより抜粋

今回、謎解きキットはオンラインのほか、専用自動販売機やローソンメトロス(東京メトロ構内のコンビニ)、中央区観光センター、謎解き関係の各種ショップで販売されています。ローソンメトロスは日曜・祝日は休みの店舗もあるので要注意。

また、オンラインの販売サイトは2種類あり、サイトによって受け取り場所が異なるので注意が必要です。詳しくは公式サイトでご確認下さい。キットの価格は、東京メトロが24時間乗り放題となる「24時間券」付きだと4000円、キットのみだと3300円となっております。24時間券付きキットは「特設販売サイト」からしか買えませんが、24時間券は東京メトロ各駅の券売機で購入できます。

キットの方は見ての通り非常によく目立つ、A4を一回り大きくした紙袋となっていて、中に全アイテムが封入された形で販売されます。なお、中のアイテムは基本的に謎解きの時にのみ用い、ストーリー展開や行先の指示は全てスマホの専用サイトで行われるので、参加の際はスマホが必須です。

筆者は開幕一週間後の週末に参加し、無事クリアしてしました。東京メトロの謎解きは毎回参加者も多く人気があり、今回も至る所で参加者を見かけました。

例によって謎に関するネタバレは厳禁とのことなので極力直接的な言及は避けつつ、初めて参加する方や参加検討中の方向けに難易度、参加にあたって注意すべき点などについてご紹介したいと思います。

以下の記事ではクイズの内容およびストーリーに関する直接的な記述は行っておりませんが、間接的にヒントとなりうる内容を含んでいます。謎解きに関する情報を事前に一切見たくない方は、以下の文章を読まないことをお勧めします。

イベントの大まかな流れ&巡る駅の数・範囲は?

本イベントの流れは、「メトロタイムゲート」やJRの「山手線謎めぐり」等と同じく、専用サイト上で指示された駅に行き、駅構内もしくは駅直結の商業施設内にあるチェックポイントを巡って謎解き(各駅1~2題程度)を行っていく形となります。各駅の最終問題を解くと、次に行く駅の情報を入手できます。

また、「8番出口」を見つけることを目的とした本編の後には、おまけとして「エキストラコンテンツ」もあります。筆者はまだ「エキストラ」を未攻略のため、以下の記述は本編についてのみ記載します。(攻略が済み次第、記述を追加予定)

本イベントでは、東京メトロの駅のうち7駅を巡ります。上で述べた通り、シナリオがスマホ上で展開するため、冊子を先読みして行くべき場所や順番をあらかじめ知ることは一切できません。

なお、一番最初に訪れる駅に限っては、ゲーム開始直後に3駅から選べるようになっています。何やら意味深ですが実はどこを選んでも解く問題はほぼ同じなので、ご自身の出発地から行きやすい駅を素直に選ぶとよいでしょう。

今回の謎解きで巡る駅は全て都心部にあり、長い時間電車に乗る必要はありませんでした(ただ、都心部とはいえども意外と縦横無尽に回らされるという印象でした)。途中、どの駅も周辺に商業施設は多数あるので、謎解きの合間に休憩や食事をするような店は見つけやすいでしょう。

歩く距離は?雨天時のプレイは可能?

各駅のチェックポイントは全て駅構内や商業施設など屋内にあるので、雨の日や猛暑の日中でも問題なくプレイできるでしょう。それでも、駅からやや離れたところにあるチェックポイントもありますし、乗り換えをこなしつつ7駅を巡る必要があるので、体力的にはそこそこハードと言えるでしょう。

なお謎解きキットにある通り、プレイ時間は10:00~19:00の間が推奨されています。この時間帯以外でも入れないチェックポイントは基本的に無いはずですが、謎解きに必要なオブジェ(?)が一部見られないかもしれません。その場合、ヒントを使うことにより次の問題へ進むことが可能です。普通の時間にプレイすれば引っかかる可能性は低いですが、早朝や夜間にプレイしたい場合は要注意です。

チェックポイントへの行き方は「〇番出口を出て右に進み、目の前の階段を上がる…」といった説明が写真入りであるほか、事細かな地図も提示されるので、道に迷う心配はほとんどないでしょう。

所要時間は?謎解きの難易度は?

公式サイトによると標準所要時間は3~5時間とされています。筆者はノンストップでそこそこ急いだので、トータル3時間半ほどでクリアできました(スタート・ゴール地点への移動は除く)。上で述べた通り途中の移動がそこそこ多く、クリア時間のうち結構な割合を占めていた印象でした。

謎解きの難易度は、個人的な体感だと「メトロタイムゲート」「山手線謎めぐり」よりはやや簡単かなと思いました。各チェックポイントで出題される問題数がそれほど多くなく、そこまで考えこませる問題も多くない(といいつつ、結構悩んだ問題もありましたが…)ので、サクサク進める印象でした。

今回は映画タイアップということで普段謎解きをやらない人もプレイするかもしれませんが、専用サイト内にヒントも書いてありますので、慣れていない人でも手詰まりに陥る心配はありません。

また、冊子に書かれた問題を解く古典的な謎解きだけでなく、折り紙やシールを使う問題や、建物内に潜むオブジェを探す問題、AR(拡張現実)を使った問題もありました。特にARの方は今回の謎解きの売りとなっていて、要所で効果的に使われている印象でした。今回はキット単体でもそこそこのお値段ですが、それに見合った解きごたえはありました。

クリア証明
某駅の8番出口を出て、無事ゴール

「東京メトロ24時間パス」よりお得なきっぷも

上でも述べた通り、謎解きキット購入の際に「東京メトロ24時間券」を同時購入しなかった場合は、乗車券を別途準備する必要があります。

一日で完走を目指すのであれば、基本的には東京メトロ全線が乗り放題となる「東京メトロ24時間券」(700円)を買うのがお勧めですが、首都圏の多くの私鉄駅では「東京メトロの駅までの往復切符」+「東京メトロの一日乗車券」がセットになった、よりお得なきっぷが販売されています。お住まいが私鉄沿線の方はぜひ料金をチェックしてみてください。

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