【パキスタン ピンク岩塩/ウクライナ】大阪万博・コモンズ館の巡り方~コモンズA-D館の全ブースを紹介

全体の紹介とコモンズBは1ページ目を、コモンズCとAは2ページ目をご覧ください。

コモンズDのブース

マダガスカル

マダガスカルは離島ゆえ独特の生物相を持つことで知られています。その代表例であるバオバブの木がブースの中央に鎮座します。

その他、マダガスカル固有の生物のパネルや模型も展示されていました。

スーダン

スーダンブースの中央にあるのは、「SUDAN」と書かれて巨大な石碑です。しかも上の方からは水が流れ、滝のようになっているというこだわりようで、なかなか印象に残りました。

モルドバ

モルドバは芸術系を中心とした展示となっており、入口付近は独特な雰囲気です。

奥の方では、伝統料理を白い皿の上の白いオブジェで表現。さらに奥の方には巨大スクリーンもありました。

そしてモルドバといえばワインということで、空のワインの瓶を積み重ねたオブジェもありました。

南スーダン

南スーダンは、2つ上で述べたスーダンから独立しました。スーダンはイスラム系なのに対し、南スーダンはキリスト教系なので文化も異なるらしいです。

展示は多数の木像に、独特な筆致の抽象画も目立っており、展示内容は充実しているといえるでしょう。

出張所であるアイランドゾーンにもいくつか展示がありましたので、興味のある方はお見逃しのないよう。

カメルーン

カメルーンブースでは、カメルーンの民族衣装に様々な名所を写真や映像で紹介。

動画ではなく写真中心の展示というのが、逆にインパクトがあります。

ベリーズ

ベリーズは正直聞いたことのない国でしたが、地図を掲示してくれていたおかげですぐに位置を把握することができました。知名度のない国家の場合は、地図を添えて頂けると理解が進むので是非お願いしたいと思います。

ブース中央には古代の陶器などが展示されているのですが、よく見ると西暦500年代とか1200年代などかなり古いものも多く、もし本物ならば相当のお宝なんじゃないかと思います。

ラオス

ラオスはタイとも近く、衣装やお祭り用の飾り付けの仕方もタイに似ていそうです。

ブース中央には、ドラゴンボートの船の模型が鎮座しています。それ以外はSDGs関連など、お堅い内容の展示が多い印象でした。

マリ

アフリカ・マリのブースではアフリカらしい木像をずらっと展示。

あとは国内の地理や名所を細かくパネルで紹介します。写真下部の「泥のモスク」は結構有名なのだとか。

キューバ

キューバといえば日本に野球選手を派遣していることで知られており、最近だとソフトバンクなどで活躍したデスパイネ選手が有名です。ブース内ではソフトバンク時代の試合映像が延々と流れていました。

ギニア

アフリカ西部・ギニアのブースはモニタと民芸品を使ってオーソドックスに国の特徴を紹介。

あとは趣のある木造と、でかでかと飾られた陸軍将軍兼大統領の写真が印象に残りました。

ブータン

幸せの国として名高いブータン。仏教に関する展示が中心となっています。巨大な木彫りのオブジェはブータン式の仏壇のようで、細部まで装飾が凝っています。大きさはかなりのもので、日本の家には置けそうにないですね。

加えてブータンの民族楽器や、生息する野生動物の紹介もありました。

赤道ギニア

赤道ギニアはなかなか展示が凝っていて、農作物の形をしたオブジェをタッチすると、モニタで詳しい説明が聞けるようになっていました。

展示は他のアフリカ諸国と同じくお面&木像ですが、顔の個性の強さは過去見たものの中でも最高かもしれません。

ちなみに、お面のある壁面にはプロジェクションマッピングが仕込まれていて、しばらく観察していると人が動き回る様子が見られます。

マーシャル諸島

太平洋の島国・マーシャル諸島のブースでは、中心に船の模型を設置。

後は、歯車のような形と大きさの丸い刺繍も目につきました。それに加えて、現地で使われている道具や装飾品の展示もありました。写真左上の台のようなものはココヤシの身を削る道具だそうです。

ホンジュラス

中米・ホンジュラスは熱帯雨林風の装飾の前に、”HONDURAS”と書かれた鶏が4羽ほど座っていました。何か現地では意味のある展示なんだろうか。

あとは中米らしく、マヤやアステカの遺物っぽい石像も置かれていました。

そして奥の方には、マヤ文明の遺跡を3Dマッピングしたものをコントローラで操作しつつ、3Dモニタで眺められるという展示もありました。マヤの遺跡は古いものの上に積み重ねて建築する風習があるそうで、3Dマッピング化することで地下の遺跡の全貌が分かったりしたそうです。

トーゴ

アフリカ西部のトーゴのブースも、名所や文化などの展示に並んで…

アフリカパビリオン恒例の怖いお面が。ここのは若干「癒し系」というか表情が優しい気もします。

パキスタン

見ての通り、大量の岩塩を柱のように積み上げた独特の展示が話題を呼んでいるパキスタンブース。ちょっと列が長かったのと、中に入っても柱の前で写真を撮れるだけのようだったので入館はしませんでしたが、外からでも観察は可能です。

ナイジェリア

アフリカ中部のナイジェリアはよくアルジェリアと勘違いされますが、アルジェリアは北部にあってイスラム色が強いのに対し、ナイジェリアは完全にブラックアフリカの国です。

館内には、廃棄物で作ったという恐竜やチーターの見事な像がありました。

パレスチナ

ウクライナと同じく戦時下にあるパレスチナ。しかし、展示では戦争に触れることはなく、あくまで平和な時のパレスチナの紹介にとどめているようでした。

風景や名産の陶器はイスラム圏ともキリスト教圏ともつかないデザインで、様々な宗教の入り混じったパレスチナらしさが感じられます。

モンゴル

モンゴルは日本にはなじみの深い国なので、色々興味深い展示がありました。これは、チンギスハーン以来の貴族の衣装についての紹介です。

これ以外にも様々な資料が置かれていますが、モンゴル文字はなぜかカッコよく見えるのは筆者だけでしょうか。ちなみに金色の金属板は「パイザ」といい、モンゴル帝国が周辺国に発行した身分証のようなものだそうです。

ブルキナファソ

アフリカ西部の内陸国・ブルキナファソのブースです。

このブース、主な説明が日本語の手書きで書かれているのが特徴です。海外パビリオンの日本語は機械翻訳で作られたものも多く、微妙に間違っていたり改行位置が適当だったりして読みづらかったりするのですが、こうやって綺麗な日本語で書いてもらえると疲れた頭にもすっと入ってきました。

ところどころ、書き込まれている文字が達筆すぎて読みにくいところもありますが、思わずじっくり読んでしまいました。

コンゴ

コンゴは無難に民芸品を展示するブースでしたが、棚に仕込んであるLEDの色遣いがやたらと派手でよく目立っていました(写真ではわかりづらいでしょうが)。

一方、棚に飾っていあるのは鉱石など渋めのものが多いです。

サントメプリンシペ

ガボンの沖に浮かぶサントメプリンシペという島国のブースでは、赤道記念碑のレプリカや自然の様子を紹介。

国民の日常生活を描いたアート作品も展示されていました。

タジキスタン

中央アジアのタジキスタンは、館内のパネルの色遣いがやたらと派手で目立っていました。

片隅に置かれていたオブジェもとにかく派手派手です。ブース中央には「フェドチェンコ氷河」の模型が飾ってありますが、氷河の先端が年々後退している様子が旗で示されていました。

アンティグア・バーブーダ

筆者がこれまで聞いたこともなかったアンティグア・バーブーダは、カリブ海に浮かぶ島国。スティールパンは自由に弾くことができます。筆者もやってみましたが、叩く位置でちゃんと音階が分かれているのが不思議です。

ブース内のテーマカラーはピンクで、この地独特のピンクの砂(海洋生物の色が付いたものらしい)にちなんでいるようです。館内には昔懐かしい、青と赤のレンズのメガネをかけるタイプの立体映像がありました。

そして、一番目立っていたのがサンバ衣装。これも中南米のパビリオンでは非常に多いパターンでした。

リベリア

そして、91か国の最後を締めくくるのは西アフリカのリベリアブースです。ここもアフリカ系の国でおなじみの奇妙な顔をした木像がたくさん飾られているのですが…

天井から大量に吊るされていたり、床に大量に置かれていたりすると何だか怖い… もし真っ暗だったらお化け屋敷並みに怖かったでしょう。このお面、部族ごとに独特の造形があり、身分証や通行手形として使われていたそうで、かつては重要な意味を持っていたそうです。

全体の紹介とコモンズBは1ページ目を、コモンズCとAは2ページ目をご覧ください。

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