2025年4月、シンガポールMRT・Lavender駅直結の便利なホテル「V Hotel Lavender」に宿泊した際の記録です。
ホテルのお高いシンガポール、一人旅には不向き?
近年の物価高や円安で海外のホテルはどこも高騰していますが、シンガポールも例外ではありません。しかも海外のホテルはどこも基本ルームチャージで、シングルルームというのがほとんどないため一人旅だとどうしても割高となってしまいます。中心部の外資系ホテルは一人だとどこもめちゃくちゃ高くてとても泊まれたものではありません。
こういう場合、郊外部だと案外安く泊まれたりするものなのですが、調べてみたところシンガポールはそもそも郊外にあまりホテルがないようでした。中心部で安いホテルを…となると怪しげなバックパッカー宿しか引っかからず、流石にちょっと不安です。
MRTの駅から近く、比較的安価なホテルを…とあれこれ調べたところ、MRT東西線のLavender駅前にある「V Hotel Lavender」に行き当たりました。V Hotelはどうやら地元資本のホテルらしいのですが、口コミサイトを見る限り設備は割としっかりしていそうです。宿泊費は日本のビジネスホテルよりは随分高かったですが、2人で泊まれば一人一泊10000円を切る値段で泊まれるかと思います。
Lavender駅って、どこ?

Lavenderは周囲に目立った観光地もなく、日本人観光客にとっては無名な駅だと思います。筆者もシンガポールには何度か行っていますが、駅名を聞いた記憶すらありませんでした。(北海道のラベンダー畑駅なら知っているが…)
しかし、街の中心部のCityHall駅からは東西線でたった2駅、空港からも1回乗り継ぎで移動可能と実は便利な場所にあります。CityHallやBugisで乗り換えればシンガポール中心部の大抵の観光地には行けてしまうので、交通の便は非常に良い場所です。
駅前にはめぼしい施設はありませんが、小さいながらもショッピングモールがあって、バーガーキングや後述する「TOAST BOX」などいくつか飲食店もありました。
V Hotel Lavender宿泊記
深夜のホテル周辺の様子は?

という訳で前振りが長くなってしまいましたが、いよいよホテルへと向かいます。ZIPAIRで深夜12時近くにチャンギ空港に到着後、ライドシェアのGrabで高速道路を20分ほど飛ばして「V Hotel Lavender」に到着したのは0時半頃でした。
この時間だと流石にほとんどの店は閉まっていましたが、ホテルのロビーを出たところにあるキオスクのような店だけはやっていて、ここでペットボトルの水を1本購入。客室内にペットボトルの水は置いていなかったので買っておいて正解でした。
ホテルのサービス&客室の様子
ホテルのロビーは高級感こそないものの小ぎれいでした。フロントの方の英語は非常に分かりやすく(当たり前かと思われるかもしれませんがシンガポールでは必ずしも綺麗な英語を話す人ばかりとは限らないので…詳しくは今後の記事で)、すんなりチェックインできました。


宿泊したのはベッド1つのダブルルームでした。客室にはベッドと机しかないシンプルな造りです。ただ、カーテンのある窓際が広い台のようになっていて、ここにトランクや荷物を広げることができました。2人ぐらいで泊まるならば、物の置き場に困るようなことはないでしょう。
クローゼットの中にはセーフティボックスも設置されていました。

水回りはこんな感じ。シャワーブースの扉の造りが悪くてトイレ側に水が漏れてしまう(海外のホテルではよくありがち…)点以外は特に問題はありませんでした。「排水溝が匂う」とかいう口コミもありましたが筆者は特に気になりませんでした。エアコンが若干かび臭かったものの、シンガポールの古めのビルはどこもそんなものなのでこれも気になりませんでした。
そういえば、韓国にはなかった(環境保護のため、条例で置くのが禁止されたらしい)歯ブラシもこのホテルにはちゃんとありました。

ホテル客室からの眺めはこんな感じで、見事に何も見えませんでした… まあホテルではほぼ寝るだけの生活だったので特に問題なし。

筆者は利用しませんでしたが、下の方のフロアにはそこそこ広いプールとジムがありました。同じフロアにはレストランもあって、朝食ビュッフェもやっているようでしたが料理の種類はそれほど多くなさそうだったのでパス。
難点は騒音の大きさ
このように普通に泊まる分には特に問題の見当たらないホテルなのですが、一つ難があるとすれば騒音の大きさでしょうか。といっても外や隣室のうるささではなく、ホテル内の通路やエレベーターホールの騒音です。どうやら客室の扉の防音性があまり高くないらしく、夜中に人が通るたびに何度か目を覚ましました。筆者の部屋がエレベーターホールに近かったのも良くなかったかもしれません。
ホテル周辺の食事環境は充実


翌朝、早くも営業していたホテル1階のフードコートで朝食を摂りました。頼んだのはシンガポール定番の朝食メニューであるカヤトースト、温泉卵、アイスコーヒーのセット(値段は忘れましたが5ドルぐらいだったと思います)。
カヤトーストはあんこのような甘いジャムをバターを挟んだものです。温泉卵は添付された皿に自分で開けて、醬油をかけて頂くのがシンガポール流らしいです。アイスコーヒーは頼んでもいないのにベタ甘なのもシンガポール流。
ちなみに、このフードコートには5, 6店舗ほどが入居し、一通りのホーカーフードが揃っていました。ここでテイクアウトしホテル客室で食べることも可能なので、食料調達に苦労することは無さそうです。


その次の日の朝、今度は隣のビルにあるTOAST BOXというシンガポールではおなじみのチェーン店でも同じセットを食べました。お値段は7.2ドル(約800円)ドルとお高かったけど、盛り付けはお上品で店内も小ぎれいなので、女子にはこちらの方がお勧めかもしれません。
という訳で、次回からはいよいよシンガポール各地を巡った記録をご紹介したいと思います。(万博に熱を入れ過ぎたせいで全然記事化できていないので何とかしなければ…)
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