「山手線謎めぐり2024″少し未来の東京を歩く”続編」をクリアした~難易度・参加にあたっての注意点などを解説

毎年恒例となった「山手線謎めぐり」の2024年版”少し未来(さき)の東京を歩く”本編に続き続編をクリアしました。昨年との違いや攻略のポイントを説明します。

本編終了後、続編をクリア

専用キットは都内のNewDaysで販売中
FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2024 ”少し未来(さき)の東京を歩く”
「山手線謎めぐり」は山手線沿線のまちを巡りながら謎を解く体験型ゲームイベントです。今年のテーマは「没入」。物語の主人公となり、少し未来の東京を歩いてみませんか?

「山手線謎めぐり」は2020年から毎年開催されている謎解きイベントです。都内のNewDaysで販売されている専用キットとスマホを用いながら、シナリオに沿って山手線の各地を巡り謎を解き明かすというものです。専用キットは1980円の「本編」と、1760円の「続編」に分かれています。続編は本編のアフターストーリーで、続編のみをプレイすることはできません

本編の解説はこちらから

筆者は昨年に続き参戦し、本編に続いて続編をクリアしてきました。クイズやシナリオについてはネタバレ厳禁とのことなので極力直接的な言及は避けつつ、初めて参加する方や参加検討中の方向けに難易度、参加にあたって注意すべき点などについてご紹介したいと思います。

以下の記事ではクイズの内容およびストーリーに関する直接的な記述は行っておりませんが、間接的にヒントとなりうる内容を含んでいます。謎解きに関する情報を事前に一切見たくない方は、以下の文章を読まないことをお勧めします。

続編って何?参加する必要性は?

上記の通り、続編は本編のアフターストーリーとなっており、本編で巡らなかった山手線の駅のうち5つを追加で巡ることになります。本編だけでも一応ストーリーは完結しているのですが、解き明かされていない伏線が多数存在し、それらは続編をクリアすることで初めて明らかとなります。(ありていに言えば、ストーリーを追い求めるうちに続編に課金したくなるよう巧みに誘導する作りとなっている、とも言えます。)

なので、「山手線謎めぐり」に初めて参加するという方はひとまず本編のみ購入しておき、難易度やストーリー的に自分に合いそうならば続編を購入するとよいと思います。

続編の大まかな流れ&持っていくべきもの

前回記事の繰り返しとなってしまいますが、イベントの流れは以下のようになっています。

  1. LINE上で指示された駅に行き、周辺にあるチェックポイント(公共のオブジェ等)を見ながら謎解き(各駅3~5題程度) 使用するLINEアカウントは本編と共通
  2. 1.の結果をヒントに各駅の最終問題を解き、次に行く駅の情報を入手
  3. 1.と2.を繰り返す(本編とは異なる5駅
  4. エンディングの謎解き(自宅等で実行可)

本編と同じく、基本的なシナリオは全てLINE上で展開しますので、LINEが使えるスマートフォン(+通信環境)が必須です。また、本編に含まれるキットを使う場面がありますので、忘れずに持っていくようにしてください。

加えて、なるべく消しゴムを持って行った方がいいでしょう。同じマス目を何度か使いまわす謎があるほか、迷路系の謎解きでは試行錯誤しながらルートを何度も引き直す可能性が高いためです(これは本編でもいえることですが)。

難易度は昨年と変わった?

昨年は、本編に比べて続編は格段に難易度が上がっており、非常にとっつきにくい難問が揃っていました。ところが、今年の続編は昨年に比べてかなり下がっており、本編に毛が生えたレベルと感じました。シナリオや問題の複雑さこそ本編より多少上がっているものの、本編がクリアできた人ならばそれほど苦戦はしないと思います。

一方、各駅周辺のチェックポイントへの歩行距離は(今年の)本編に比べると若干長くはなっていますが、昨年に比べれば大幅に短くなっています。よって、一日で全ての謎を解くことも十分に可能でしょう。公式サイトによるとクリアに要する時間は最低6時間とのことですが、謎解きに慣れていればもう少し短縮することもできるでしょう。ちなみに5つの駅を巡る際、山手線をトータルで3/4周ほど回ることになります。

なお、探索対象のオブジェは多くが屋外に置かれているので、雨天時や夜間の探索はお勧めしません。特に雨天時はキットに含まれる紙類が濡れて破損する恐れがあるので、避けた方が無難です。

チェックポイント配置場所の営業時間は?

本編では、チェックポイント配置場所の営業時間に注意が必要でした。続編でも、3つの駅のチェックポイント(の一部)が建物内にあります。その営業時間ですが、1つが9:00~22:30、もう一つが7:00~23:30です。残る1つは配置場所の施設と何やらあったらしく、チェックポイントに行く代わりにLINEで送られてきた画像を見るよう指示がありました。

よって、本編と異なりそこまでチェックポイント配置場所の営業時間を気にする必要はないですが、朝早く参加する方は気を付けてください。

「都区内パス」は必要?

公式サイトでは23区内のJR線が乗り放題となる「都区内パス」(760円)の使用が推奨されていますが、続編で巡る必要のある5駅の間を移動するだけならフリーきっぷなし(乗車の都度運賃を払う)の方が微妙に安かったりします。ただしその差は微妙なので、自宅から最初のチェックポイントのある駅までの移動にJRを使うのであれば、都区内パスを買う方が結果的に安くつくでしょう。

本編・続編を通じた感想

撮影場所の駅が謎解きと関係あるかは…ノーコメント

続編をプレイした感想ですが、上記の通り昨年に比べ難易度が低かったこともあり、案外あっさりと終わってしまった印象でした。昨年は最後の方でヒントなしではまず再現できないような複雑な紙工作をやる必要があったりしたのですが、流石に難しすぎるという意見が多かったのかもしれません。

シナリオの方も、本編の伏線は回収しつつもあっさり終了した印象でした。続編のキットの中に明らかに未使用のギミックが残っていたりするので、続編の続編のようなものがひそかに計画されていたりするのかも…というのは考えすぎでしょうか。

そんな「山手線謎めぐり」ですが、他の鉄道系の謎解きと比べて冊子のデザイン性というかおしゃれ感も高く、一歩抜きんでた存在かなと思います。あと、パッケージがA5サイズとコンパクトなのも地味に嬉しいですね。小さいカバンで行動することの多い女性陣には特に大きなメリットだと思います。(「パッケージから中身だけ抜いて持ち歩けばいいじゃない」と思う人もいるかもしれませんが、この手の謎解きではパッケージがギミックになっていることもよくあるので…)

そんな訳で値段は少々張りますがそれなりの価値はあると思うので、まずは本編だけでも一度は参加してみてはいかがでしょうか。

「山手線謎めぐり」で飽き足らなかった方はこちらもぜひ

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