2024年11月4日まで開催中のJR・都営・東武・板橋区の合同企画「7つの板橋駅スタンプラリー2024」に参加しました。
板橋だらけのスタンプラリー、再び
東京都板橋区内には、「板橋」という名前を含む駅がJR・都営三田線・東武東上線の3路線にまたがって7個存在します。それらの3社局が会社の枠を超えて連携し、「7つの板橋駅を巡るスタンプラリー 満喫版」が昨年に引き続き開催されています(2024年11月4日まで)。ちなみに7つの板橋駅の内訳は、埼京線の「板橋」、都営三田線の「新板橋」「板橋区役所前」「板橋本町」、東上線の「下板橋」「中板橋」「上板橋」です。
今回は板橋区も新たに参入し、「7つの板橋駅+三田線や東上線とJRとの連絡駅である池袋駅・巣鴨駅(常設の駅スタンプで代用)」に加え、板橋区内の3施設もチェックポイントとなっています。筆者は昨年に引き続いて参加し、7つの板橋駅全てを回ってきました。(巣鴨駅と板橋区内の3施設は時間の都合で割愛してしまいましたが)
板橋区が加わって予算も多少潤沢になったのか、駅員さんが自作しプリンタ用紙に印刷した感が満載だったラリー台紙も、今年はデザインがより洗練され紙質が良くなりました。
細かいルールや見所などは筆者がうだうだ語るよりも、上板橋の駅員さん渾身のホワイトボートアートをご覧いただく方が早いかと思いますので、以下の画像をご覧ください。
名物・手作りスタンプもパワーアップ
そして、このラリーの最大の特徴が、駅員さん手作りの駅スタンプです。この手の小規模かつ期間限定のスタンプラリーは、どこかの業者に依頼した小ぶりなスタンプ(サイズが大きいと制作費が高くなるため)を用いるのがほとんどですが、そんな風潮に待ったをかけるかのような押しごたえ抜群の巨大なスタンプに驚かされます。JR池袋駅などの常設スタンプと比べると、大きさが際立ちますね。
もっとも、昨年はスタンプが大きすぎたため一発できれいに押すのが難しく、その反省を踏まえてか三田線と東上線のスタンプは去年より一回り小さくなりました(JR板橋駅のは去年と同サイズと思われる)。しかも、三田線と東上線の印影は昨年よりディテールが細かくなっており、素人が手彫りしたとは到底思えないほどです。昨年よりは確実に腕を上げてきていますね…
スタンプの設置場所ですが、JRは東上線は特設の設置台が設けられています。スタンプ台はこのように派手に飾り付けられ、よく目立つようになっています。東上線のスタンプ台には、モチーフとなった車両の蘊蓄も書かれていますので是非読んでみてください。ちなみに、三田線のスタンプは常設の駅スタンプの台に置かれています。
ラリーは最速1時間でクリア可能
以下、筆者の「7つの板橋駅」訪問の記録を紹介します。まずは埼京線で板橋駅へ行き、スタンプを押し終わると三田線の新板橋駅まで歩きます。この両駅は乗換駅として紹介されることもあるほどなので、それほど遠くありません。新板橋駅から三田線に乗り、板橋本町・板橋区役所前を回ります。板橋区役所前からは10分ほど歩いて、東上線の下板橋駅に向かいます。
昨年の記事にも書きましたが、東上線の池袋~成増間は昭和にタイムスリップしたかのような古めかしい雰囲気が健在です。下板橋駅も駅舎といい地下通路といい、都心近くとは思えないようなレトロっぷりです。(さすがに券売機などの設備は最新のものに入れ替わっていますが)
次に向かった中板橋駅は線路の両サイドに駅舎があり、ホームとは古風な跨線橋でつながっています。「バリアフリー?なんすかそれ?」とばかりに(?)通路にエスカレーターはなく、階段で上り下りするしかありません(エレベーターだけはあります)。
車両の方も、東上線には登場時から未更新のままの10000系がまだまだ残存していたりしますが、今回は幸いにも比較的新しい30000系や50000系に当たりました。
…と、なんだかんだで板橋から上板橋まで7駅を1時間ほどで走破し、上板橋駅の改札にて7駅制覇の景品を頂きました。
ラリーの景品「ペーパークラフト」の細かさにびっくり
7駅制覇の景品は、JR205系、東武30000系、都営6300系を再現した「オリジナルペーパークラフト」なのですが、これまた駅員さんが作ったものとは思えないほど精巧で、無線アンテナやベンチレータといった細かい部品まで再現されていて驚かされます。しかも鉄道模型よろしく、大量の方向幕シールまで付いています。
ちなみに、景品を東上線の駅で受け取ると「スペーシアX」のクリアケースが付いてきます。三田線やJRだとどうなのかは分かりませんが、スペーシアX好きの方は東上線の駅で商品を受け取るとよいでしょう。
このように「巨大な手彫りスタンプ」「細かすぎるペーパークラフト」と、駅員さんのこだわりが詰まりに詰まった「7つの板橋駅ラリー」。交通費を除けば参加費無料ですので是非参加してみてください。
おまけ・8つ目の板橋駅?
余談ですが、筆者はこの春に韓国・ソウルの板橋駅も訪問したので、一年間で8つの板橋駅を訪問したことになります。ちなみに、台湾にも板橋駅があるほか、箱根登山鉄道には箱根板橋駅がありますが、筆者はまだ行ったことがありません。
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