「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」に参加してみた~10駅達成の景品が素晴らしい

「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」に参加しましたが、10駅達成でゲットした景品が案外充実しています。昭和生まれファンなら欲しくなること請け合いです。

2度目の開催でパワーアップ

鉄道開業150年「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」
昨年の冬大好評だった「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」が、パワーアップして帰ってきました!

「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」というイベントが、2023年1月13日~3月6日の期間限定で開催されています。かつて国鉄が主要駅に設置した「わたしの旅」スタンプを再現したスタンプを首都圏の50駅に設置し、10駅回ると景品が、50駅全駅を回ると記念メダルがもらえます。

「わたしの旅」スタンプ設定駅は国鉄全体で740駅とそれほど多くなく、渋谷や新橋、横浜といった主要駅であっても対象外でした。そのため、国鉄時代にスタンプを置いていなかった駅に関しては今回のイベントに合わせて「国鉄時代ふう」のスタンプを新たに制作して設置しています(下記の路線図で「限定スタンプ設置駅」となっている駅が該当)。また、「グランスタ東京」「エキュート日暮里」などJR運営の商業施設5か所にもそれっぽいスタンプが設置されています。

このラリーは2022年も行われていたようですが、この時は国鉄時代のデザインを再現しつつも一回り小さいスタンプでした。今回はスタンプのサイズも国鉄時代と同じとなり、なかなか押しごたえがあります。最近は東京メトロや都営地下鉄のスタンプを集めたりしてすっかりスタンプラリーがマイブームとなりつつあり、しかも図柄も好みのものでしたので、参加してみることにしました。

休日は意外な混雑

イベント開始から間もない休日、都区内パスを片手に23区内のスタンプ収集に向かいました。今回のラリーは23区内に29駅、うち山手線内に18駅が集中しているので、760円とお手頃な都区内パスを使って一日で一気に集めることも可能です。(ただし都区内パスでは東京モノレールは乗れません)

参加してみて分かったのですが、このラリーは結構人気があるようで、スタンプ台に行ってみると既に数人の行列ができていることもありました。スタンプラリー慣れしているであろう鉄道ファンらしきおじさん(そういう筆者もおじさんですが…)はさくっと押印してくれるのですが、慣れていなさそうな家族連れは手間取ることもしばしばで、数分待たされることもありました。列車本数の多い23区内ではさほど気にする必要もないでしょうが、本数の少ない路線でタイトなスケジュールを組んでいると乗り遅れるリスクもありそうです。待たされるのが嫌な場合は、家族連れの少ない早朝や夜間を狙うのがよさそうです。

あと、公式ツイッターでも注意されている通り、スタンプの扱いがラフな人(スタンプ台にガツンガツン押し当てたり、押印の際スタンプに全体重をかけたり…)をよく見ます。きれいな印影を得るためには、押す力を強くかけるよりも、インクをスタンプ全体に均等にまぶし、押印時はスタンプの四隅に力をかけて押しムラが無いようにするのがポイントです。印影が薄い場合、それはスタンプ台のインクが減っているのが原因なので、押す力を強くしてもあまり改善しません。(自分でインクのたっぷり入ったスタンプ台を持ち歩くぐらいしか対策のしようがありません。)

10駅達成記念の景品がGood

10駅押印するとこの2点をゲットできる。

スタンプラリーのパンフレットに10駅分のスタンプを押し、特定駅のNewDaysで500円分の買い物をすると、50駅全駅のスタンプを押すための専用台紙と、「復刻時刻表風オリジナルノート」がもらえます。500円をどう消費しようか悩んだのですが、筆者は軽量で持ち運びしやすそうなお菓子類を購入しました。もちろん、ラリー中必要な食糧を調達してもよいでしょう。(コンビニなので駅弁の類は売ってないですが)

「オリジナルノート」はてっきり単なるメモ帳かと思っていましたが、JR発足直後の時刻表を再現したリーフレットになっており、当時の時刻表から路線図・東北本線の時刻表・とくとくキップの案内などを抜粋して掲載してありました。無料で参加可能なラリーの景品としてはなかなか立派なので、全駅コンプリートが難しくても10駅分だけでも集めてみてはいかがでしょうか。ちなみに時刻表自体はJR化以降のものなので、筆者の世代からするとそこまで「古い」とは感じませんでしたが、路線図には名寄本線・天北線・深名線なんかが残っている一方、京葉線は西船橋~千葉みなと間しか開業しておらず(ディズニーランドにはバスでしか行けなかった)、時代を感じます。一方、時刻表の方も宇都宮線に快速「スイフト」(現在は「ラビット」に改名)というのが走っていたり、北東北の普通列車は客車列車ばかりだったりして、こちらも時代を感じました。

筆者は都内と中央線沿線をあらかた回り終え、あとは常磐線の土浦の方や成田、小田原といった遠方の駅ばかり残ってしまいましたが、残りの駅もできる範囲で回ってこようと思っています。

現時点での収集済みの駅は以下の通りです。

駅名所属路線タイトル種類
赤羽東北本線太田道灌にちなむ馬鹿祭りの駅五角形復刻
秋葉原東北本線交通博物館のある駅四角形復刻
我孫子常磐線野鳥と手賀沼の駅復刻
池袋山手線空飛ぶペンギンに会える駅四角形限定
市川総武本線江戸川の花火が楽しめる街五角形限定
上野東北本線芸術の森と西郷さんの銅像のある駅四角形復刻
牛久常磐線牛久沼とかっぱの碑の駅復刻
恵比寿山手線福を呼ぶ恵比寿様の駅五角形復刻
大井町東海道本線鉄道の車両基地・工場がある駅六角形限定
大崎山手線目黒川の桜を楽しめる駅限定
大船東海道本線大船観音とフラワーセンターの駅復刻
尾久東北本線寝台列車が集う駅四角形限定
小田原東海道本線天下の嶮し箱根山への城下町四角形復刻
御茶ノ水中央線湯島聖堂とニコライ堂のある駅四角形復刻
常磐線日本一のかぶの名産地の駅五角形限定
蒲田東海道本線黒いお湯の温泉銭湯がある街限定
川崎東海道本線厄除けのお大師さまがある駅四角形限定
北千住常磐線荒川と隅田川に囲まれた川の駅四角形限定
錦糸町総武本線スカイツリーを間近に望める駅四角形限定
国立中央線新幹線開発の歴史を感じる街四角形限定
品川東海道本線江戸情緒を伝える屋形船が浮かぶ街五角形限定
渋谷山手線発展を続けるターミナルの駅四角形限定
新宿山手線延び行く新都心高層ビルの駅四角形復刻
新橋東海道本線日本の鉄道開業の起点六角形限定
新松戸常磐線路線が立体交差している駅四角形限定
高尾中央線東京のオアシス明治の森のある駅復刻
高田馬場山手線流鏑馬神事の伝統が残る学生の街五角形限定
立川中央線緑豊かな昭和記念公園がある街限定
田端山手線新幹線の集まる車両基地がある駅四角形限定
田町東海道本線西郷南洲と勝海舟会見跡の駅四角形復刻
千葉総武本線加曽利貝塚のある駅四角形復刻
土浦常磐線筑波研究学園都市の駅四角形復刻
鶴見東海道本線沖縄タウンのある駅五角形限定
東京東海道本線皇居を仰ぐ日本一の駅六角形復刻
取手常磐線相馬霊場と利根川の駅四角形復刻
中野中央線薬師様と青年の集う駅四角形復刻
成田成田線成田空港と名刹成田山新勝寺のある駅四角形復刻
日暮里東北本線谷中七福神めぐりの駅四角形復刻
根岸根岸線春は花秋は紅葉の名庭園のある駅四角形復刻
馬喰町総武線国鉄で一番低い駅六角形復刻
八王子中央線夕焼け小焼けの里復刻
羽田空港第一
ターミナル
東京モノレール世界を結ぶ羽田空港の駅六角形限定
原宿山手線明治神宮とニューファッションの駅五角形復刻
東十条東北本線商店街とカーブがシンボルの駅六角形限定
平塚東海道線関東の名物平塚七夕まつり五角形復刻
松戸常磐線野菊の如き・・・青春文学散歩の駅五角形復刻
有楽町東海道本線舞台芸術を楽しむ劇場の街四角形限定
横浜東海道本線潮風薫る美しい港町の駅四角形限定
四ツ谷中央線迎賓館とレンガ造りの
トンネルがある街
四角形限定
両国総武本線お相撲さんが歩く街四角形限定
グランスタ東京東海道本線バラエティ豊かなエキナカ施設四角形
エキュート日暮里東北本線懐かしさを感じるレトロなスポット六角形
マーチエキュート
神田万世橋
中央線万世橋駅の歴史に触れるスポット四角形
日比谷OKUROJI東海道本線深いこだわりが集う高架下四角形
CIAL桜木町ANNEX根岸線明治の蒸気機関車に出会えるスポット四角形

ちなみに、スタンプの形や色の意味は以下の通りだそうです。国鉄時代の「わたしの旅」スタンプ作成時に制定されたとのこと。

スタンプの色五角形四角形六角形
自然の景色が特色の駅歌、文学、伝説、人物
が特色の駅
史跡や建物、文化財
が特色の駅
何かが国鉄で一番の駅
動物や植物が特色の駅風俗、行事、祭り
が特色の駅
新しい建築や文化施設
が特色の駅
レジャー、スポーツ
が特色の駅
温泉が特色の駅味覚が特色の駅伝統工芸や特産物
が特色の駅
産業が特色の駅

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