ポケット時刻表コレクション 関西編(その3)

神戸高速鉄道

東西線 高速神戸駅(平成18年10月28日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 3色(黒・赤・緑)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 神戸高速鉄道は、神戸市内に乗り入れる私鉄各線の連絡を図るために建設された鉄道で、 自社では車両や乗務員を一切持たないという変わった運営形態で知られています。
 そんな神戸高速ですが、ポケット時刻表はちゃんと発行しています。 印刷は黒・赤・緑の3色刷りで、他ではあまり見られない配色となっています。 神戸高速東西線は阪神・阪急・山陽の3社の路線が入り乱れ、種別も多彩でダイヤはかなり複雑です。 そんな路線ながら、3色刷りをフル活用しつつ、シンプルにまとめているといった印象を受けます。
 唯一の突っ込みどころとしては、直通特急のうち西元町・大開に停車するもの(昼間のみ運転される)を、 「特急」と表記している点でしょうか。時刻表の表記と車両の字幕の表記が食い違うこととなり、 混乱を招く恐れがないとはいえないでしょう。もっとも、これはそもそも種別を分けるべき、という気もしますが。
 停車駅の表記は一切ありませんが、 高速線内の大開・西元町を通過する列車についてはしつこいぐらいに注意書きがあります。 また、姫路方面だけはホームが3番線・4番線の2つあるので、「直通特急・特急は4番線」との注意書きがあります。 これは、4番線のみが阪神線に通じているためです。(3番線は阪急方面に通じている)

大阪市交通局

堺筋線 恵美須町駅(平成19年3月17日改正)

 

縦書き/横書き 縦書き
カラー数 フルカラー
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 大阪市交通局の時刻表です。表紙には車両のカラー写真が使われています。 で、時刻表のほうですが、行き先を表す文字が一切見当たりません。 代わりに、文字の色や、□や○で囲うことで行き先を表現しています。 種別の一切ない地下鉄だからこそできる表記方法といえますが、他ではあまり例がないと思います。
 なお、阪急の茨木市まで乗り入れる列車は「堺筋準急」と呼ばれ、 阪急線内で準急となるのですが、その辺の情報は一切書かれていません。

大阪高速鉄道

大阪モノレール線 千里中央駅(平成19年3月17日改正)

 

縦書き/横書き 縦書き
カラー数 2色(青・赤)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 「高速鉄道」という社名ながら、実はモノレール線であるという大阪モノレールの時刻表です。 ここの時刻表は、支線である彩都線を含む全駅の時刻表を一枚の大きな正方形の紙に印刷し、 ポケット時刻表サイズに折ったものを配布するスタイルをとっています。
 時刻表のほうは、大きな特徴は余りありません。 平日朝夕は彩都線の列車が千里中央まで乗り入れてくるため、 千里中央駅の時刻表にも彩都西行きの表記が見られます。

神戸市営地下鉄

西神・山手線 三宮駅(平成18年12月1日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 3色(黒・緑・赤)
広告の有無
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 神戸市営地下鉄の時刻表は、広告も「表紙」もなく、時刻が記載されているだけの至ってシンプルなものです。 どちらかというと関東風のスタイルですね。
 そんな時刻表なのでコメントもあまりないのですが、強いて言えば新神戸行きが下線付きで書かれている点が珍しいでしょうか。 下線で行き先を表すという例はあまり見ません。

京都市交通局

東西線 蹴上駅(平成20年1月)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 3色(黒・青・赤)
広告の有無
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無 −無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無 有(6連・4連)
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 京都市の「新しいほう」の地下鉄である東西線の時刻表です。 まずは、真っ赤な背景に時計の絵が入る派手な表紙が目に付きます。
 時刻表の方に目を移すと、4両編成と6両編成を区別しています。 4両編成は京阪線からの乗り入れ車両で、かつては全列車が京都市役所前で折り返していましたが、 今は一部の列車がそれより先に行くようになりました。