「秋の18きっぷ」ともいえる「鉄道の日フリーきっぷ」を使い、長野・富山・新潟・福島にかけて大旅行をした。 が、このときはフリーきっぷ2日分を使用しただけなので、あと1日分残っている。 これまでの乗りつぶしで、東京から日帰りで行ける範囲だと東海道線・中央線・上越線筋の路線は大体乗りつぶした。 一方、常磐線筋のローカル線である水戸線・水郡線・磐越東線がまだ残っている。 これらの路線を一日がかりで乗りつぶすことにした。
この旅から7年経った2008年の冬、ほとんど同じルートで日帰り旅行をした。
沿線の風景や、列車のダイヤは当時とほとんど変わらないので、
旅行記も双方とも似たようなものになるだろう。従って、
2008年の旅行記を参照して頂くことにして、
2001年の旅行記に代えたいと思う。
ただ、2001年と2008年とで若干異なる点もある。一つは、2001年は水戸線・水郡線常陸太田支線を経由している点。
常陸太田駅は、近くに日立電鉄の常北太田駅があり、時間があるので行ってみた。
常北太田駅の中は時が止まったかのように古びていて、風情があった。
一度ここから列車に乗ってみたいと思ったものだが、残念ながら日立電鉄は2005年に廃止になり、実現せずに終わった。
もう一つ異なるのは、使用される車両である。水郡線の車両は、2ドアのキハ110系列から3ドアのキハ130系列に置き換わった。
水戸近辺のラッシュに対応するためという。また、水戸から上野までの列車は2001年当時は土浦で分断されており、
土浦までの列車には、この世に1両しかない415系の2階建て車両が連結されていた。
2階部分は2列+3列の座席配置となっていたり、椅子の背ずりが低い独特の形状だったりするなど、
ユニークな車両だった。空いていた1階席でのんびりくつろいだことを思い出す。
しかし、今ではこの車両も過去帳入りしてしまった。
余談だが、2001年の旅行当日はプロ野球の近鉄が出場した日本シリーズの初戦があり、
試合を気にしつつ帰宅したことを覚えている。しかし、今や近鉄球団自体が消滅してしまった。
7年の時の流れを感じずにはいられない。
路線名 | 乗車区間 | キロ数 |
---|---|---|
水戸線 | 小山〜友部 | 50.2 |
水郡線 | 水戸〜安積永盛、上菅谷〜常陸太田 | 147.0 |
磐越東線 | いわき〜郡山 | 85.6 |
合計 | 282.8 |
総キロ数 | 走破キロ数 | 走破率 | 総路線数 | 走破路線数 | 路線走破率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
旅行前 | 19860.9 | 10595.9 | 53.35% | 171 | 59 | 34.50% |
旅行後 | 19860.9 | 10878.7 | 54.77% | 171 | 62 | 36.26% |