ここ数年で、JR線と旧国鉄から派生した第三セクター線を立て続けに完乗した。
が、日本にはその他にもまだまだ鉄道線が残っている。一般に「私鉄」と呼ばれる路線だ。
私鉄線はその定義にもよるが、第三セクター線を含めて日本全国で7000kmを超える路線網を形作っている。
私は鉄道旅行で、あるいは日々の暮らしの中で私鉄路線に乗車しており、一般の人に比べれば
はるかに多くの路線に乗っていると自負しているが、
具体的にどのくらい乗ったのかは把握していなかった。
現在、Webにて「乗りつぶしオンライン」
というとても素晴らしいサイトが公開されており、
JRに限らず私鉄についても容易に乗車記録を管理することができるようになっている。
私も「乗りつぶしオンライン」を利用させて頂き、私鉄の乗車記録をつけている。
その記録をベースに、まだ乗車していない私鉄路線のリストを作成した。
なお、私鉄線の乗りつぶしルールは別途定めたので、
そちらをご覧頂きたい。
都道府県名 | 未乗線区が残る事業者 | 残キロ数 |
---|---|---|
北海道 | ||
青森県 | ||
岩手県 | ||
宮城県 | ||
秋田県 | ||
山形県 | ||
福島県 | ||
茨城県 | ||
栃木県 | ||
群馬県 | ||
埼玉県 | ||
千葉県 | ||
東京都 | 東京都交通局 | 0.3 |
神奈川県 | ||
新潟県 | ||
富山県 | ||
石川県 | ||
福井県 | ||
山梨県 | ||
長野県 | ||
岐阜県 | ||
静岡県 | ||
愛知県 | ||
三重県 | ||
滋賀県 | ||
京都府 | ||
大阪府 | ||
兵庫県 | ||
奈良県 | ||
和歌山県 | ||
鳥取県 | ||
島根県 | ||
岡山県 | ||
広島県 | ||
山口県 | ||
徳島県 | ||
香川県 | ||
愛媛県 | ||
高知県 | ||
福岡県 | ||
佐賀県 | ||
長崎県 | ||
熊本県 | ||
大分県 | ||
宮崎県 | ||
鹿児島県 | ||
沖縄県 | ||
合計 | 2社局 | 0.3 |
北海道・東北地方計 | 0 | |
関東地方計 | 0.3 | |
北陸・甲信越・東海地方計 | 0 | |
関西地方計 | 0 | |
中国・四国・九州地方計 | 0 |
以下、過去の乗車記録を記載する。
2009年以前の記録については、「乗りつぶしオンライン」で作成した記録を当ホームページに引用させて頂く。 なお、乗ったかどうか記憶があやふやな路線があり、 それは記録にカウントしていない。 以下の乗車記録には、私の乗りつぶしルールでは乗車対象とならない路線(ケーブルカーなど)も含まれている。
記録を見た感想だが、もう70%も乗っていたのかと驚いた。
まず大手私鉄は、関東・関西は乗車率が意外と高い。
逆に名鉄や西鉄は乗りに行く機会も少なく惨憺たる乗車率だ。
完乗したのは東急と阪急だけだが、小田急・京王・京急・阪神あたりもあと少しで完乗が狙えそうなので、
なるべく乗ってみようかと思う。東武・名鉄・近鉄といった大物どころはまだまだ未乗線区が多く、
乗りつぶすのは大変そうだ。
公営企業は、ほとんどが地下鉄であり、関東・関西以外はボロボロである。
その他の中小私鉄は、三セク乗りつぶしの成果から大分乗車率が高い。
それでもまだ未乗線区が全国に散在している。
モノレール・新交通システムはやたら乗っているのに対し、ケーブルカーは何と乗車率ゼロである。
いかに自分が都会っ子であるかを思い知らされる。
結論として、やはり私鉄の乗りつぶしは資金的にも時間的にも難しそうだと感じた。
当面は、機会があれば少しずつ乗りつぶしを進めていきたいと思う。
その後、乗車記録をつけたことで少し「乗りつぶし欲」が湧いてきたせいか、
まずは大手私鉄だけでも消化しようと
名鉄を乗りつぶしたり、近場の京王、西武、小田急などの未乗線をこまめに乗りつぶした。
結果、大手私鉄の乗車率がかなり上昇した。
依然、近鉄の路線が多く残っているが、一つ気になる点がある。
近鉄の路線には生駒や信貴山のケーブルカーが含まれているのだが、
これを乗車対象とすることには抵抗を感じる。これらは結局観光用の特殊軌道であり
(生駒のケーブルカーは地元住民の利用も若干あるようだが)、
例えば遊園地の豆汽車と何の違いがあるのか、と感じざるを得ない。
観光専用の線を乗りつぶしのためだけに空しく往復するのも面倒だという思いもある。
そんな訳で、大手私鉄の乗りつぶしにはしばらくかかりそうだ。
ふと、2008年6月現在の乗車率を調べてみた。
2008年に入って、東京メトロ副都心線や横浜市交通局グリーンライン、
日暮里・舎人ライナーなどが開通したが、それらの乗車実績も加えてある。
前回と比べて、それほど変化はない。
相変わらず近鉄や東武の未乗線が大量に残っているが、消化できる日は来るのだろうか。
2009年6月現在の乗車率を調べてみた。この一年で、阪神なんば線や京阪中之島線といった新線を含めた、
関西五私鉄を全て制覇した。
大手私鉄で残るは東武のみとなった。大手私鉄以外は、あまり新規乗車区間はない。
2009年12月現在の乗車率を調べてみた。大手私鉄を完乗し、
関東近郊の中小私鉄路線を地味に乗りつぶしたおかげで、未乗キロは1000kmを切った。
それでも北陸や四国を中心に中私鉄が丸々未乗のまま残っていたりする。
また、都道府県別に未乗線区を調べた。
全国各地に路線が散在しており、全部乗るのはやっぱり大変そうである。