2006年10月から2009年までに完乗した路線です。
常磐線の石岡駅を起点に、霞ケ浦の脇をのんびり走る私鉄だったが、2007年に廃止された。
「臨海」の名の割に海は全く見えす、見えるのは畑ばかり。 車両は関東では珍しい転換クロスシートを備えるが、軌道の状態のせいか揺れが激しい。 終点の鹿島サッカースタジアムは試合開催日しか営業しない珍しい駅。
常磐線の勝田から伸びるミニ私鉄。海は見えないが、沿線には港町の雰囲気が漂う。 このあたりはサツマイモの産地で、干し芋が名物である。
長良川に沿って北上し、福井県との県境に近い北濃に至る路線。 国鉄時代は「越美南線」といい、現在の越美北線と繋がる構想であったが適わず、 普通列車のみが走る地味な三セク線として生き延びている。
滋賀県の山間部を走る小さな三セク線。かつて大きな鉄道事故が発生したことで有名となってしまった。 事故後、途中の信号所は廃止となり、一本の列車が行き来するだけの運転形態となっている。
かつての国鉄長井線で、今泉付近では今でもJR米坂線と線路を共有して走る。 かつて東海道線で使われていた鉄橋や古びた駅舎など、懐かしいアイテムが残る。
旧国鉄の建設線を継承して開業させた路線。 あぶくま付近では阿武隈川沿いの渓谷を進むが、他の区間は住宅街や田畑が続く。 仙台への通勤需要も高く、JR線への乗り入れも行っている。
福島の奥座敷・飯坂温泉へ向かう路線。今は福島に向かう通勤路線となっているようだ。 福島駅では、出自の異なる阿武隈急行と仲良く隣のホームに停車する。
大井川の源流へと分け入る観光路線。金谷から千頭までの区間はSLが走ることで有名で、 多数の観光客が押し寄せる。近鉄や南海から移籍した旧型車両にも乗れる。 千頭から先は本格的な登山鉄道の様相を呈し、国内唯一のアプト式区間もある。
関東北部の平野部を走る三セク線。車窓は地味だが、観光シーズンはSLが走るので、 一度は乗ってみたい。一般車両の特徴的な車体塗装も印象的。
渡良瀬川の渓流沿いを進む。川原には大きな石がごろごろ転がっているなど、 豪快な自然の風景に出会える。足尾の市街には銅の精錬工場がいくつも存在し、 それまでの自然豊かな風景とは別世界のよう。
古都鎌倉をゆく電車。狭い市街地を進むため、家の軒をかすめるように走り、 中には線路に面して門があるという家も。由比ガ浜付近では車窓一面に海が広がる。 沿線に点在する観光地も魅力的だが、それゆえ観光シーズンは激しく混雑する。
大船と江ノ島を結ぶが、並行して小田急や江ノ電が走るため、どちらかというと地域輸送の比率が高い。 全線単線で行き違いがあったり、トンネルがあるなどモノレールらしからぬ線形である。
かつての富山港線を継承した区間と、新規に敷設した併用軌道とからなる。 LRT化によって本数も乗客も増え、寂れていたJR時代よりも随分活性化したように見受けられる。
東横線、田園都市線などの通勤路線を抱える。特に田園都市線の混雑は激しく、 6ドア車を3両もつないだ編成が走る。その一方、路面電車の世田谷線、 都内を3両で走る池上線などの路線も存在する。
大宮から新幹線沿いに北上する新交通システム。新幹線の車窓から確認することができる。 大宮駅はループ線となっており、進行方向を変えずに折り返すのがユニーク。
神戸市の人口島であるポートアイランド、六甲アイランドを走る新交通システム。 高いところを走るため、港湾や海がよく見える。阪神大震災では大被害を受けたが、 後に復旧し神戸空港にも路線を延ばした。
新宿から南西に伸びる重通勤路線。とにかくいつ乗っても混んでいる、遅れているという印象があるが、 やはり一番の魅力は特急ロマンスカー。車両も多彩なバリエーションを誇り、それぞれが個性を放つ。 乗り比べをするのも面白い。
京王線と井の頭線とで軌間が異なる。車両はロングシートの通勤型ばかりで、 通勤輸送に徹している印象があるが、沿線には多摩動物公園・高尾山・東京競馬場など行楽地が多く、 休日は行楽客で賑わう。
東京都北西部や埼玉を拠点とする通勤路線。やや地味ながら特急列車も走る。 大半の区間はごく普通の都市近郊路線だが、正丸峠を超える秩父線は山岳鉄道の趣。
大手私鉄の1つに数えられるが、その中では最も小規模な部類に入る。 窓開閉ボタンや鏡など、独特の装備を持つ車両が特徴的だったが、 最近の車両はJR東日本の車両のコピーであり、個性はなくなった。
東京メトロ東西線に乗り入れる三セク路線。似た場所を走る北総鉄道と同じく、運賃が高い。 かつては中古の営団5000系を購入して走らせていたが、今は新型車両に置き換わった。
京成のグループ会社で、車体の規格などは共通であり直通電車も走る。 元は陸軍の演習のために作られた路線であるため、カーブが非常に多く、 優等列車もないことから全線を乗りとおすと非常に時間が掛かる。
日本一短い私鉄路線であるが、その設立の経緯には成田空港の複雑な諸問題も絡んでいる。 線路は成田空港の未買収地を避けて敷かれているため、地下線ながら線路が大きく捻じ曲がっている箇所がある。
愛知・岐阜の両県にくまなく路線網を伸ばす。大手私鉄ながら運賃はかなりお高い。 かつてはパノラマカー、戦前のレトロな車両、路面電車など多彩な車両のバリエーションを誇っていたが、 いずれも過去帳入りしてしまい、やや車両面での面白みはなくなった。
滋賀県のローカル私鉄。新幹線と併走する箇所もあるので、車窓から見たことのある方もいるだろう。 非常に高い車両改造技術を持ち、西武鉄道の廃車を改造した車両は新車と見間違うほど。
日本一人口の多い自治体である横浜市が運営する地下鉄。 ブルーラインは広い広い横浜市を縦断するため、端から端まで乗ると1時間以上掛かる。 センター北〜センター南間では、地下鉄2路線が併走する珍しい光景が見られる。
通称・大阪モノレール。大阪府北部を横断し、モノレールとしては世界最長の路線長を誇る。 少路付近では高台の上を走るため、大阪市内のビル街を望むことができる。
三セクを除くと山陰唯一の私鉄。宍道湖の湖畔を走り、湖を目の前に走る区間も存在する。 出雲大社や松江城など、沿線に散在する観光地の足としても使える。
通称・北九州モノレール。起点の小倉駅はJR駅のコンコースに直接モノレールが乗り入れるユニークな構造。
筑豊地区と北九州とを結ぶ小私鉄。車両は路面電車タイプながら線路は普通鉄道、 という変わった運転形態が特徴。かつて西鉄北九州線という路面電車に乗り入れていた経緯があったためこうなった。
鹿児島中央駅と繁華街の天文館などを結ぶ。 朝のラッシュ時は乗り切れないほどの客が集まり、活気を見せる。 一部の路面を芝生敷きにするなど、鉄道の環境負荷の少なさをアピールする。
熊本市内から郊外の御代志へ向かう路線。大型車両が路面を走るシーンもあり、面白い。 北熊本支線には今や貴重な元東急5000系が走る。
博多を中心に路線を伸ばす、九州最大の私鉄。 昼間の特急列車には転換クロスシート装備の専用車が使用される。 そのほかの車両はほとんどがロングシートで、車両面での特徴は少ない。
沖縄県におよそ半世紀ぶりに復活した鉄軌道。 2両編成と短いため、いつ乗っても観光客などで混んでいる印象がある。 駅に到着するたびに、琉球民謡風のオルゴールが流れる。
首都東京を支える地下鉄網を構築。地上を走る東西線東部を除き車窓は期待できないが、 銀座線・丸の内線を除く各路線はJR・私鉄各線に乗り入れるため、 メトロ車両だけでなく様々な会社の車両が見られる。
南海電鉄貴志川線が分離独立。当初は先行きに対する不安もあったが、 猫駅長「たま」で全国区の知名度を得た。車窓は田んぼばかりで地味なので、 「いちご電車」などのユニークな車両を楽しみたい。
海沿いを行く南海本線と、高野山を目指す高野線からなる。 高野線末端部は深い山を進み、その車窓は圧巻。関空特急「ラピート」専用の50000系や、 観光列車「天空」など、車両もバリエーション豊富。
地下鉄2路線を運営。山手・西神線は名谷あたりから山を縫うように走り、 地下鉄とは思えない車窓が続く。海岸線は乗客需要が少なく、閑散としていることが多い。
近鉄伊賀線が分離独立。上野市周辺を除き、のんびりした山里を走る。伊賀を走る路線だけあって、 一部車両の車体には忍者が描かれている。東急1000系を導入して近代化を図る。
近鉄内部・八王子線が分離独立。三岐鉄道北勢線と並び、貴重なナローゲージの鉄道である。 車両は旧型車を改造して賄っているため、よく観察すると個体ごとの差がみられる。
ご存知、日本最大の私鉄。列車もバリエーション豊富で、長距離特急から地下鉄直通電車、 険しい山を進むローカル線までとにかく何でもある。 一気に乗りつぶすのは不可能なので、伊勢神宮や奈良、京都などの観光と組み合わせたい。
京阪本線を中心とした路線網と、大津地区を中心とした路線網に分かれ、 両者を直通する列車はない。近年になって悲願の中之島線が開通したが、 思ったように乗客数が伸びず苦戦しているらしい。
浜松を起点とするミニ私鉄。高頻度で列車が走り、乗客も多い。 今や中小私鉄でも珍しくなった釣り掛け駆動の車両も残存。
大手私鉄でも屈指の「飛ばし屋」として知られ、 住宅密集地を快特が120km/hで爆走する運転は圧巻。最近は羽田空港輸送に力を入れている。
全国的には、鉄道会社としてより阪神タイガースの親会社として有名。 駅間が短く、普通列車が足を引っ張らないよう「ジェットカー」と呼ばれる高加減速電車を走らせている。 山陽電鉄、近鉄と乗り入れを行っているため両社の車両も入り乱れる。
バスや遊園地といった副業の方が目立つが、鉄道線の方も様々な観光列車を走らせるなど、 積極的に事業を行っている。やはり山岳路線だけあって急勾配の箇所が目立つ。
日本第二位の規模を誇る私鉄で、伊勢崎線・東上線ともに複々線区間を抱え、 通勤路線としての役割を果たす。特急「スペーシア」が走る日光線・鬼怒川線以外は、 地域輸送に徹しているという印象がある。
全長わずか6.4kmのミニ私鉄で、沿線は住宅密集地でもなく残っているのが奇跡とも言える路線。 赤字を補うため濡れ煎餅やたい焼きの販売を行っていることが報じられて全国的に有名になり、 乗客も地元客より観光客の方が目立つ。
長野市街から志賀高原の入り口の湯田中温泉を目指す路線。 勾配はかなり急で、沿線には信州らしいりんご畑が見られる。 近年小田急ロマンスカーが入線し、特急として活躍。
伊豆半島を縦断する観光路線。伊豆半島の急峻さゆえ全般的にトンネルが多いが、 海沿いを進む箇所も。乗るなら料金不要の豪華列車「リゾート21」がお勧め。
新神戸〜谷上間のわずか1駅からなるミニ路線だが、 私鉄では屈指の長大トンネルで六甲山を縦断している。それゆえ運賃が高く、乗客数は伸び悩んでいる。
神奈川・静岡両県に路線を伸ばす、西武系列の私鉄。修善寺に向かう駿豆線は観光需要も高く、 特急「踊り子」も乗り入れる。一方の大雄山線は地域輸送に徹している。
通称・金沢シーサイドライン。水族館などのある八景島へのアクセス路線として知られるが、 沿線の団地や工場への需要も大きい。海がよく見えるのは八景島駅周辺のみ。
常磐線の馬橋を起点とするミニ私鉄。未だにPASMOなどは導入されておらず、 全駅に有人改札が健在。今時首都圏では珍しいアナログ感が漂う。
常磐線の取手と佐貫を起点に、いずれも非電化の2路線を持つ。 どちらもまっ平らな関東平野を行くため、車窓から見えるのは田畑ばかり。 ただし、取手周辺では住宅開発も進んでいる。
日本でも珍しい懸垂式モノレール。千葉駅付近ではJRの線路を豪快に乗り越える。 沿線は大半が住宅地だが、動物公園付近には緑豊かな風景も残る。