最終更新日:2020/10/21

東海道線に残る木造駅舎―風光明媚なエリアをスタンプラリーで巡る

 この日は、「東海道線・伊東線の木造駅舎めぐり」というスタンプラリーに参加しに出かけた。 これは、戦前からの木造駅舎が残る東海道線の早川〜真鶴間、伊東線の来宮〜伊東間の各駅のうち、 4駅のスタンプを押すと記念品がもらえるというものだった。
 この他、2014年に乗車した伊豆の十国峠ケーブルカーについても、同じエリアにある路線ということで併せて紹介する。

目次

2012/5/1

小田原〜早川〜真鶴〜熱海〜来宮

 小田急で小田原に出て、東海道線に乗り換える。まずは最も東京から近いスタンプ設置駅である早川に向かう。 箱根登山線や新幹線としばし並走し、早川に到着。確かに昔ながらの駅舎が健在だった。 この日は平日なのであまり人はいないが、 駅前が漁港になっており、休日になると市場の海鮮丼などを求めて多くの観光客が集まる。
 次は根府川だが、この駅は無人駅であるため、スタンプはその次の真鶴駅にまとめて置かれているらしい。 よって、あっさり根府川は無視して真鶴に向かう。 ここも真鶴半島へ向かうバスが発着しており、観光客の姿も見られた。 しばらく駅を観察した後、熱海へ向かう。
 熱海は過去何度も来ているが、よくよく考えると熱海の温泉に入った記憶がない。 近くの多賀や、伊豆山の方に泊まったことはあるのだが。 今回は時間もあるので、海沿いの「熱海後楽園ホテル」までバスで向かい、日帰り入浴で露天風呂に浸かった。 風呂に入った後は熱海の町中を散歩し、最後は坂をえっちらおっちら登って来宮駅まで歩いた。
 来宮は東海道線と伊東線の脇にあるこじんまりとした駅だが、 東海道線にホームはなく伊東線しか停車しない。その姿は過去さんざん見てきたが、こうやって駅前に来るのは初めてだ。 スタンプを押し、4駅分のスタンプを集めるというノルマを達成したところで、 東急から伊豆急行に移籍した8000系に一駅乗り、熱海へ戻る。 スタンプを提示すると「認定証」がもらえた。


漁港の前に佇む早川駅。


昔ながらの駅名看板が残る真鶴駅。


温泉街の坂を登ったところにある来宮駅。


久々に伊豆急行の車両に乗車。移籍後の8000系に乗るのは初めてかもしれない


今は全車が横須賀・総武線に集まるが、一時期東海道線にいたこともあるE217系。

2014/6/8

 2014年6月のある日、伊豆から箱根にかけてドライブをしていたところ、熱海と函南のちょうど真ん中にある十国峠のドライブインに立ち寄った。 ここには十国峠の展望台に向かうケーブルカーがあるので、ふらっと乗車してみた。

十国登り口〜十国峠 十国峠ケーブルカー

 十国峠ケーブルカーは、正式には伊豆箱根鉄道十国鋼索線という。 ただし、他の鉄道線との連絡はなく、公共交通機関で訪れる場合、熱海から元箱根に抜けるバスに乗らなければならない。 この他、西武系の会社が箱根で運営する乗り物として、箱根園から出ている駒ヶ岳ロープウェーがあるが、こちらはまだ乗ったことがない。
 肝心の眺めだが、霧がかかっていて頂上付近からはほとんど何も見えなかった。 本来は、その名の通り十国(伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模)を眺望できるはずなのだが。


伊豆箱根鉄道が運営していることから、ケーブルカーは西武カラーを纏う。