ポケット時刻表コレクション 関東編(その3)

JR東日本

東海道本線、横須賀線 横浜駅(平成20年3月15日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 2色(青、赤)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 JR東日本の首都圏各駅の時刻表は、関東で典型的に見られる協和企画フォーマットです。 ただし、製作は「ジェイアール東日本企画」となっています。
 まずは横須賀線の方から見てみますと、赤字が特急、赤字に網掛けが湘南新宿ラインとなっています。 通勤客しか使わないポケット時刻表に、全車指定席のNEXやスーパービュー踊り子を載せる意味はあるのか、 という気もします。湘南新宿ラインと見分けにくいですし。
 湘南新宿ラインには特別快速、快速、普通といくつか種別があるのですが、種別の表記は一切なく、 「列車により停車駅が異なります」との表記があるのみです。
 東海道線の方も、特急列車が全て記載されています。寝台特急とムーンライトながらは行き先が決まっているので、 行き先表記がありません。その割に、注意書きのところにムーンライトながらの行き先が書かれていませんが・・・
 湘南新宿ラインから東海道線に直通する列車は、戸塚駅で横須賀線から東海道線に転線するので、 横浜駅では横須賀線ホームから発車します。そのため、東海道線ではなく横須賀線の時刻表に記載されています。

東海道本線、横須賀線 横浜駅(平成21年3月14日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 3色(黒、青、赤)
広告の有無
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 これまで多くの駅で協和企画フォーマットを採用してきたJR東日本ですが、 2009年3月のダイヤ改正より、一部駅において時刻表の体裁が大きく変わりました。 これまで2色刷りだったのが、黒・赤・青の3色刷りに変化し、フォント等も大きく変わっています。 この変更、主に横浜支社管内の駅で見られるのですが、首都圏全域に波及しているわけではないようで、 確認した限りでは東京支社、八王子支社管内の駅の大半は変化なしでした。
 紙面に目を移すと、特急が赤字、快速が青字となったため両者の区別がしやすくなりました。 特急列車のうち、どう考えてもポケット時刻表に載せる必要性の感じられないNEXは表記されなくなりました。 一方、注意書きの方は従来と同じで、湘南新宿ラインの種別表示がないのも同じ。
 その他の変更点としては、時刻表の下に「列車時刻のお問合わせ」という表示が追加されました。 これは時刻表の全ページに書かれています。その分、広告がなくなっています。

京葉線 新木場駅(平成21年3月14日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 2色(黒、赤)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 JR東日本の一部の駅では、このような黒赤2色刷りの時刻表が配布されています。 協和企画フォーマットとは若干異なるものです。製作は他駅と同じく「ジェイアール東日本企画」となっています。
 内容の方ですが、武蔵野線直通列車と京葉線下り列車が別枠で記載されている点が目を引きます。 上りは特に区別する必要もないので同じ枠に記載されていますが、きちんと「8両編成」と表示があります。 枠を区切ったためスペース的に苦しいせいか、注意書きはかなり無理やり詰め込んでいる感があります。 そのため、紙面がギチギチに詰まっている印象を受けます。
 快速列車は赤字で記載しているのですが、さらに「快」という文字を付与しています。 このあたりも、色覚障害者対策なのかもしれません。

横浜高速鉄道

みなとみらい線 元町・中華街駅(平成20年6月22日)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 フルカラー
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 みなとみらい線の時刻表です。この路線は親会社である東急の東横線と一体となって運転されているのですが、 協和企画フォーマットを採用する東急とは打って変わってフルカラーとなっています。 ただし、終列車に印がついているあたりは東急のスタイルを引き継いでいる気がします。
 その他の特徴としては、全ての日本語に英字表記がある点が珍しいといえます。 港町横浜ならでは・・・なのでしょうか。 また、注意書きや記号の説明は休日ダイヤのページに集約して記載されています。

横浜市交通局

ブルーライン 戸塚駅(平成19年7月1日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 2色(青、赤)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 ブルーラインは、横浜市交通局の地下鉄のうち「古いほう」の路線です。 ブルーラインにちなみ、時刻表も背景が青ベースとなっています。 なお、休日は背景が赤ベースで、文字が青字となります。
 その他は、あまり特徴はありません。行き先を表す添え字が妙に派手、という点ぐらいでしょうか。 なお、左上にある6という数字は番線ではなく、駅ナンバリングにより付けられた駅番号です。

グリーンライン 中山駅(平成20年3月30日開業)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 2色(青、赤)
広告の有無 有(他社)
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 こちらは新しい方の路線であるグリーンラインです。 グリーンラインなので、時刻表は背景が緑ベースとなっています。その他は、ブルーラインとほぼ同じです。

埼玉新都市交通

ニューシャトル 鉄道博物館駅(平成20年3月8日改正)

 

縦書き/横書き 横書き
カラー数 フルカラー
広告の有無
種別ごとの区切りの有無
路線図の有無
停車駅表示の有無
出発する番線表示の有無
列車の編成表示の有無
列車の退避関係の表示の有無
有料特急の表示の有無
イレギュラーな停車駅の表示の有無

コメント:
 大宮駅から伸びるニューシャトルこと、埼玉新都市交通の時刻表です。 なお、時刻表上では「ニューシャトル」としか書いておらず、正式名称は記載されていません。 というか、沿線の人でもほとんど正式名称は知らないんじゃないかという気もしますが。
 時刻表ですが、広告もなく時刻のみが記載された至ってシンプルなものです。 しかし印刷はフルカラーであり、体裁も他では見かけないオリジナルのものです。
 ここでは画像を挙げませんでしたが、 休日は鉄道博物館開館時のみ運転の臨時列車が走り、それは時刻を青字で表記してあります。