最終更新日:2021/3/7

ゆいれーるで沖縄小散歩―首里城と琉球時代の古道を巡る

 春先のこの日、所用で沖縄に出かけた。途中少し時間ができたので、2008年以来久しぶりにゆいレールに乗り、 ついでに急ぎ足で首里城周辺を歩き回った。 ゆいレールは2019年に延伸を控えており、全線完乗タイトル維持のためにはいずれまた来なければならない。

目次

2018/3/8

那覇空港〜旭橋〜首里

 羽田から2時間あまり飛行機に乗り、那覇空港にやってきた。 この空港は国際線ターミナルを中心に年々拡張を続けており、来るたびにターミナルビルのどこかに変化がみられる。 現在は第二滑走路の建設も行われているという。
 ターミナルを出て、「日本最西端の駅」の碑を見つつ、ゆいレールに乗る。 乗車券を買うと、券面に二次元バーコードが印刷されていて、これを改札機の赤い光にかざすという、 本土では見ないパターン(空港の搭乗口などに近い仕組み)だった。
 2両編成のモノレールに乗り込み、那覇空港を発車。しばらく広い空港敷地を進んだ後、普通の住宅地を進む。 奥武山公園まで来ると、プロ野球でも使われる立派な球場、そして幅の広い国場川が見えてきた。 川沿いにしばらく進むと、旭橋に到着。ここでいったん下車する。 駅前には沖縄の交通の要衝である那覇バスターミナルがあるが、以前の古めかしいターミナルはなくなり、 敷地に新たなビルを建設中であった。それ以外にも、しばらく来ないうちにずいぶん新しいビルができていた。
 所用を済ませ、再びゆいレールに乗る。旭橋を出ると、線路は細い川沿いを進む。 市中心街で唯一のデパートであるリウボウに程近い県庁前、唯一国際通りに面した牧志と進むと、 線路は120度近く急カーブし、安里に着く。市中心部は全般的に土地不足だったのだろうか、苦心のルート選びであったことがうかがえる。
 新都心のおもろまち、古島を過ぎると、高台の首里に向かって急勾配を登り始める。 右手に赤い首里城が見えてくると、程なく左に90度カーブして終点の首里に着く。 首里から先の延伸線はほぼ完成しているようで、真新しい高架橋が延々と続いているのが見えた。


ANAのB777-300に乗って沖縄へ。巨大なエンジンを見ながらのフライト。


空港ターミナルから撮影したゆいレール。2両の小柄な編成で走る。


首里駅から先の軌道はすっかり完成しており、いつ営業列車が走ってもおかしくない雰囲気。

首里城周辺ぶらぶら

 せっかく首里まで来たので、やや急ぎ足で首里城を見て回る。 守礼門を見た後、入場券を買って「コ」の字に配された正殿、南殿、北殿の中を見て歩いた。 日本と中国の中間にある琉球らしく、内部は和風と中華風の折衷の建設様式となっていた。 戦争で焼け落ちた後、よくぞここまで再建したものだと感心したが、 まさか1年後にまた全て焼失してしまうとは想像すらしなかった。
 守礼門など場内を一通り見終えると、城の南側にある石畳道を見て歩く。 これは琉球時代から残るという古道で、沿道には古めかしい琉球風の建物もあった。 人の多かった城内に比べこちらは閑散としていたが、なかなか面白い散歩道だった。 石畳道はかなりの下り勾配となっていて戻る気はせず、そのままバスで国際通りの方に戻ろうと思ったが、 目の前のバス停の時刻表を見ると、何と一日4本しかバスが来ない。さすがに待っていられないので、 別のバス停まで1km近く歩く羽目になった。


当時は何気なく撮影した、在りし日の首里城正殿。


正殿から少し離れたところにある守礼門。ここは結構人が多かった。


城の南側にある昔ながらの石畳の道。観光客はほとんど見かけなかった。


沖縄独特の家屋と石畳。手前の樹木も南国っぽい。