北海道完乗(その2)

目次

2003/3/4

■ 札幌6:55発〜滝川7:46着 3001M スーパーホワイトアロー1号 785(5)

 ホテルをチェックアウトし、地下鉄の中島公園駅へ向かう。ゴムタイヤ方式の地下鉄で、札幌駅へ。 流石に早朝とあってまだ乗客の数はさほど多くない。
 今日は、函館本線の滝川から分岐し、帯広、釧路を経て根室へ至る根室本線を乗りつぶす。 根室本線のうち、新得〜釧路間は特急「スーパーおおぞら」が走っているが、それ以外の区間は現在特急も走らず、 ローカル線と化している。函館本線や室蘭本線と同じく、線名が輸送の実態と合っていない状態となっているといえる。
 今日も札幌周辺は小雪が舞っており、札幌駅にたどり着いた通勤電車は雪で白く覆われている。 札幌駅から、まずは特急スーパーホワイトアローに乗車。785系はまっすぐな線路を快走し、あっという間に滝川に着く。 札幌〜滝川間の距離は80km超。それを50分で走破するということは、表定速度は実に100km/h近いということになる。


在来線特急ではJR随一のスピードを誇る「スーパーホワイトアロー」。

■ 滝川8:05発〜富良野9:08着 3425D キハ40(1)

 根室本線はここ滝川から富良野を経て落合まで空知川沿いを走る。 今では石勝線が山を貫いて札幌から落合付近までショートカットしているが、 明治時代の土木技術ではそんな線路の引き方をできるはずもなく、 空知川沿いのルートを取るのは必然的だったといえよう。 だが、このルートは札幌から道東へ行くには大回りなので、石勝線開通後は特急も走らなくなり、 辛うじて観光シーズンに札幌から富良野へ行く臨時特急が運行されるのみとなっている。
 この区間は昨日も乗車したが、昨日は夜間に通過したので実質的には初乗りである。 朝8時ということで通学生が多そうな時間帯だが、 車内には学生はほとんど見当たらない。通学のルートとは逆だからだろうか。
 滝川を出て、列車は空知川沿いを走る。川幅は広く水はゆったり流れているものの、川沿いにはあまり平地は見られない。 沿線には赤平、芦別の両市がある。 いぜれも炭鉱で栄えた街だが、炭鉱の衰退した今ではすっかり寂れてしまっているという。 路線だけでなく、沿線の町まで寂れてしまっているという状況は何とも物悲しい。
 芦別を出て少しすると、列車は長いトンネルに入る。ここまでトンネルはほとんどなかったので意外だったが、 空知川に作られたダムを避けるためのもののようだ。以前、並行する国道を車で走ったときダム湖の横を通ったが、 あの横を通っているのかと思う。トンネルを抜けると、富良野の盆地に出て富良野駅に到着。

■ 富良野9:15発〜帯広11:31着 3427D 快速狩勝 キハ150(1)

 先程書いたように特急の来なくなった富良野であるが、 滝川あるいは旭川と帯広を結ぶ長距離快速列車が辛うじて残っている。 その快速「狩勝」に乗って帯広を目指す。やってきた列車はやや混んでいて、 空のボックスシートはなかったため運転席後ろのロングシートに座る。
 富良野を出た列車は空知川沿いを遡り、かなやま湖というダム湖の横を抜けて南富良野へと進む。 だが、このあたりは積み重なった疲労のため居眠りをしていて車窓は見ていなかった。 目が覚めると、狩勝トンネル手前の落合まできていた。
 これまで4日間北海道を旅していたが、ここへきて初めてJR北海道オリジナル形式であるキハ150に当たった。 JR東日本のキハ110とほとんど同仕様と見受けられたが、少し気になる点があった。 キハ150は国鉄型の気動車とちがい、デッキがない。 しかし、ワンマン運転時は前方のドアを開けっ放しで停車するのだ。それは交換待ちの長時間停車時でも例外ではない。 入口のすぐ近くの席に座っていたので、とても寒い思いをした。 北海道の人は寒さに慣れているから平気なのかもしれないが、半自動ボタンを使用して欲しいと思った。
 落合を出ると、いよいよ石狩地方と十勝地方を分ける山脈をトンネルで越える。 トンネルの入り口近くで石勝線と合流し、長いトンネルを通って十勝へと抜ける。 トンネルを抜けるとうねうねとカーブしながら十勝平野へと降りていく。 以前ここを通過したときは特急で通過したので高速で駆け抜けたが、今回は普通列車なのでスピードは遅い。 しかも、広内信号場というところで列車は交換のため停車した。 特急列車は信号所で停まることは少ないので、普通列車ならではの経験だ。
 交換を終え、列車はさらに高度を下げていき、新得に到着。 このあとは後続のスーパーおおぞらに乗り換えて釧路へ向かう予定なので、 新得で乗り換えてもよいのだが(指定席も新得から取っていた)、このまま帯広まで行ってしまうことにする。 新得からは雪で真っ白になった畑や牧草地の真ん中を進み、帯広に到着。


車内から撮影した広内信号所の建物。


無人の山岳地帯を越え、都会的な高架駅である帯広に到着したキハ150。

■ 帯広11:36発〜釧路13:04着 4003D スーパーおおぞら3号

 帯広では5分の待ち合わせで、特急スーパーおおぞら3号に乗る。 2000年2月にこの辺を通ったときはスーパーおおぞら1号に乗ったが、 あの時は遅延のためスーパーおおぞら3号のスジで走っていたため、実質は当時と同じ列車に乗ったといってもいい。
 帯広を出てしばらくは平野を進むが、浦幌あたりからは阿寒岳へと続く山脈を越える。 非常に人気のない上厚内を通過し、しばらく山の中を進むと太平洋岸に出る。人工物のない寂しい海岸だ。 その後は畑や人家のない荒涼としたところを進む。 白糠を過ぎ、海沿いをまっすぐ走ると久々に人家の密集したところに出た。 やがて、釧路に到着する。

■ 釧路13:09発〜根室15:25着 5635D キハ54(1)

 釧路でも5分の接続で根室行き普通列車に乗り換える。 いよいよ日本の最東端まで行くんだ、という実感が湧いてくる。 車両はJR北海道の道北・道東地区で見られるキハ54だ。車内は特急から捻出したクロスシートを装備している。 ただしシートは集団離反式といって、前向きか後ろ向きに固定されて設置されているため、 急いで乗らないと前向きの席を確保できない。 特急から慌てて乗り換えたので、無事前向きの席を確保できた。
 釧路を発車し、次の東釧路で釧網本線と分岐すると、早くも列車は原生林に分け入るように走る。 さすがは北海道、と感心した。原生林はその後延々と続く。ようやく人里に出たところで尾幌、門静と続き、 このあたりの拠点駅である厚岸に着く。厚岸といえば牡蠣で有名で、名物の牡蠣駅弁があると聞いていたが、 停車時間が短く購入することはできなかった。もっとも、閑散期だけに駅で降りる人も少なく、 本当に駅弁を売っているかどうかは疑問だったが。
 厚岸を出ると、真っ白な雪原の中を進む。白い雪原は最初は美しいのだが、 雪の下にあるのが原野なのか何なのか区別がつかず、どうしても車窓も単調になりがちだ。 そんな雪原を進み浜中、厚床といった駅に停車する。 厚床はかつて標津線という路線との分岐駅だったが、今ではそんな姿が想像できないほど静まり返っている。
 厚床の次は初田牛。実はこの初田牛には、以前自動車で北海道を旅行したときに立ち寄った。 初田牛の駅は2車線の道道沿いにあるのだが、駅は原生林に囲まれていてあたりには道路以外何もなく、道路を走る車も全くない。 何でこんなところに駅があるのだろう、と当時は疑問に思ったものだが、その後「秘境駅」がちょっとしたブームとなり、 初田牛もそのラインナップに載るようになった。
 初田牛からしばらく原生林の間を走ると、いよいよ太平洋岸に出る。 ここからが根室本線のハイライトともいえる区間で、まずは前方に落石岬の断崖が見える。
 しばらくすると線路は海から離れ、再び林の中に入る。すると、列車が汽笛を鳴らして急ブレーキをかけた。 外を見ると、エゾシカが線路沿いを走っている。エゾシカの出没はその後何度となくあった。 例えは悪いが、まるでサファリパークにでもいるかのようで面白い。
 しばらく丘陵のようなところを走り、いよいよ根室の市街に差し掛かる。ここまでずっと東へと走ってきたのだが、 根室本線は根室市街で「し」の字を横に倒したような軌道を描いており、終点の一つ手前の東根室駅の方が根室駅より東にある。 それを主張するかのように、東根室には「日本最東端の駅」という大きな看板が立っていた。
 東根室を出ると、まもなく終点の根室に着く。滝川からほとんど休みなく列車に乗り続けること7時間あまり、 ようやく長い長い根室本線の終点にたどり着いた。


初田牛を出てしばらくすると、海の向こうに落石岬が見える。


線路沿いにエゾシカが2匹。線路に立ち入り、急ブレーキが掛かることも。


日本最東端の駅、東根室。 板張りのホームが一本あるだけで、駅舎もない寂しい駅である。

■ 根室15:50発〜釧路18:05着 5640D キハ54(1)

 根室にやってくるのは例の自動車旅行のとき以来二度目だ。駅前に蟹を売る店が広がる光景も代わらない。 せっかく東の果てまで来たので、線路の終端を観察するなどして過ごす。
 乗ってきた列車は25分の滞留で釧路へと折り返す。 この列車に乗らないとその日のうちに札幌に戻れないので、 せっかく根室まで来たのにほとんど何もしないまま去ることとなった。 折り返しの列車でも、エゾシカが線路に入ってきて急ブレーキが掛かった。乗客は観光客が多く、 線路際のエゾシカをはしゃぎながら撮影するマニア風のおっさんもいる。
 釧路には18時過ぎに到着。もう日が暮れかかっていた。


さいはての根室駅はそれほど大きくなく、駅前には蟹を売る店が広がる。


線路の終端には、このような看板が立っている。 札幌まででも500km近くの距離がある。


稚内、根室と日本の北端、東端の両方を走るキハ54。

■ 釧路18:42発〜札幌22:32着 4012D スーパーおおぞら12号

 釧路の駅で夕食を捜し求める。 すると、十勝地方の名物となった豚丼を売る店があったので買い求める。
 しばし休止の後、本日の最終ランナーとなる札幌行きスーパーおおぞらに乗る。車両は相変わらずキハ283系だが、 編成をチェックするのを忘れてしまった。スーパーおおぞらは所定6両編成だが、 増結が日常茶飯事となっており、所定の編成で走っている姿を見たことがない。 この日もおそらく増結されていたものと思う。
 落ち着いたところで先程の弁当を食べる。 最初は美味しく食べていたのだが、初日の夜にも出た列車酔いで気分が悪くなっていた。 もはや景色も見えないし、疲労も激しいので少し眠る。
 目が覚めると、もう列車は石勝線に入っていた。残った弁当を食べたりしいるうちに、札幌に到着。 駅前のビジネスホテルにチェックインし、早々に眠る。明日は久しぶりに朝寝坊ができる。


釧路から札幌までを駆け抜け、札幌駅に佇むスーパーおおぞら。

2003/3/5

■ 札幌11:25発〜長万部15:22着 3940D キハ150(2)

 ここまでの4日間、非常にタイトなスケジュールを組んで乗りつぶしをしてきた。特に今回は冬場の北海道だけに、 ある程度のダイヤ乱れは覚悟していた。だが、JR北海道の正確なダイヤのおかげで無事スケジュールを消化できた。 そのおかげで、今日は札幌から函館本線経由で函館まで行くだけでよい。そのため、札幌出発は11時半と余裕がある。 そこで、朝のうちは札幌市内を散策し、テレビ塔や時計台を見に行った。 この旅行ではこういった観光らしいことをするには初めてである。
 一通り散策したところで札幌駅に行き、弁当を買うなど万全の準備を整えた後、 これから乗る快速ニセコライナーの出るホームで早めに列車を待つ。 何せ今度の列車は札幌圏にしては短い2連なので、早く行かないと座れない恐れがある。 ホームでしばらく待っていると、2連のキハ150がやってきた。キハ150のシートは2列席と1列席があるので、当然1列席に座る。 発車を待っているうちに席はだいぶ埋まってきた。


雪で真っ白な大通り公園とテレビ塔。

 11時25分、札幌を発車。札幌にずっと滞在していたわけではないが、 それでも4日間断続的に滞在してきた札幌を離れると、もうこの旅行も終わりが近づいてきたんだな、という感慨が沸いてくる。 札幌の市街地を走り、手稲を出ると左手に山が迫ってくる。 銭函を出ると、列車は波打ち際を地形に忠実にカーブしながら進む。 左手は険しい崖になっていて、雪崩でも来ないか心配になる。 こんな所が電化され、数分間隔で電車が行き交っているのだからすごいと思う。 この区間は何回乗っても海に見入ってしまう。臨時駅の張碓を過ぎると、前方に小樽の市街が見えてきた。
 やがて小樽の市街に入る。小樽築港付近では海側に巨大なマイカル小樽の建物が見える。さらに市街地を進み、小樽に到着。 小樽ではしばらく停車するが、その間に次々と乗客が乗ってきて座席は全て埋まった。立つ人もいるほどの盛況だ。
 小樽を発車すると、近くに座った若者が弁当を食べ始めた。 紐を引くと湯気が出るタイプのものを、混雑をものともせず食べ始めた。 私も弁当を持っているが、列車が混んでいるので食べるのをためらっていた。 が、こうなったらこっちも対抗せねばとばかりに札幌で買った「SL弁当」を開いた。 SL弁当といっても石炭とか水が入っているわけではなく(当たり前だ)、普通の幕の内である。
 小樽を出た列車は、いきなり急な勾配にかかる。ちょっとした半島を越えるためだが、 これから先こんな勾配がずっと続くのだった。
 勾配を登り、小高い岡の上にある塩谷を出ると今度は坂を下る。下りきると一転して海沿いを走り、余市に到着。 海沿いの余市を出ると、線路は海を離れてぐんぐん勾配を登り始める。 特に銀山から倶知安にかけては険しい山越えの連続で、急勾配、急カーブが続く。 このあたりの線形を地図で見てみると、真っすぐなところがほとんどなく、見事にぐにゃぐにゃである。


車窓からは海の向こうに小樽の町並みが見える。

 やがて列車は倶知安に到着。ここで20分ほど停車するという。ホームに出てみると、羊蹄山の見事な山並みが見えた。
 倶知安を出ると、列車はまた森の中を進む。勾配も多く、これが「山線」なのだなと妙に感心した。 小樽から長万部にかけての区間は以前は函館と札幌を結ぶ幹線で、特急も走っていた。 だが、今では全特急が苫小牧回りの「海線」を経由するようになり、山線はローカル線に転落してしまった。 確かにこの線形では、輸送力増強や高速化は難しそうなのでやむを得ないだろう。 ただし、将来北海道新幹線が開業した暁には山線に近いルートを走ることになる予定だ。
 倶知安から2時間近く掛かって、ようやく長万部に到着。 4時間も同じ列車に乗りっぱなしだったので、さすがに疲れた。


ホームの向こうに蝦夷富士ともいわれる羊蹄山が見える。

■ 長万部15:27発〜森16:07着 5014D 北斗14号

 山線の普通列車と長万部以南の列車との接続は概してよくなく、特に普通列車同士の接続は極めて悪い。 だが、今回は珍しく5分の接続で特急に乗り換えることができる。
 やってきた特急「北斗」は恒例の増結を行っているようで、 最後尾にはお座敷改造された車両が連結されていた。噴火湾沿いを南下し、森に到着。 この列車に乗り続ければ目的地である函館まで行けるのだが、ここ森であえて下車する。

■ 森16:20発〜函館17:49着 5884D キハ40(2)

 森といえば「いかめし」の駅弁で有名だが、鉄道ファンにとっては函館本線が分岐する駅として知られている。 函館本線は森から大沼にかけて二股に分かれている。一つは駒ヶ岳の西麓を抜ける通称「駒ケ岳回り」、 もう一つは駒ヶ岳回りの急勾配を避けるために海沿いを経由する通称「砂原回り」である。 特急列車は基本的に前者を経由し、半数の普通列車と上り貨物列車は後者を経由する。 「砂原回り」は今まで乗ったことがなく、今回はそちらを経由する列車に乗る必要がある。
 ちなみに函館本線は大沼と七飯の間でも、仁山などの途中駅を経由する本線と、 途中駅を経由しない短絡線である通称「藤城線」の二股に分かれている。 こちらは下り特急は藤城線、上り特急は本線経由と決まっているので両方の特急に乗ればどちらも通過できる。
 さて、森でしばらく待って「砂原回り」の普通列車に乗る。車内には学校帰りの高校生などがいて、まずまずの乗車率だ。 列車は森を出ると、海からやや離れる。海沿いのはずなのに海が見えないな、と思いながら走っていると渡島砂原に到着。 この辺ではそこそこ大きな駅のようで、高校生がぞろぞろと下車していく。構内には貨物列車の姿も見えた。
 渡島砂原を出ると、ますます周囲は山深くなっていく。 山の中を淡々と進んで聞くと、いきなり目の前に200系新幹線車両が現れた。 そこは流山温泉という、JR北海道が開発した温泉施設がある駅で、北海道新幹線の延伸を期して設置されたのだという。 ちなみに、この列車で温泉に行こうという人はいないようだった。
 その次の池田園を出ると、いよいよ北海道の全線完乗が目前に迫ってきた。 姿は見えないが大沼の湖岸を走ると、右から駒ケ岳周りの線路が寄り添ってきて、大沼に到着。 この時点でJR北海道全線を乗りつぶしたのだった。
 引き続き同じ列車に乗り続けて、函館に到着。 函館では時間が余ったので、寒い中ではあるが歩いて観光に出かけた。 古い街並みが残る元町の方に行き、ライトアップされた教会などを見る。


雪原に忽然と姿を現した東北新幹線。


夜の函館元町を歩く。ライトアップされた教会が美しい。

■ 函館21:48発〜上野9:40着 2レ 北斗星2号

 観光を終え、函館駅に戻る。5日間に渡る北海道旅行のトリを飾るのは、 豪華寝台列車としてデビューした北斗星である。 北斗星もデビューから随分日が経ち、後輩のカシオペアに最近は注目を奪われがちだが、 食堂車や個室寝台を多く連結しブルートレインの中でも一際華やかな存在であることは変わらない。 そんな北斗星に乗車するのは初めてである。 始点の札幌からではなく函館からの乗車というのがやや冴えないが、B寝台「ソロ」を予約しておいた。 上野まで約12時間、個室寝台の旅の始まりである。
 とはいっても、もはや疲れきっている。 乗車したのはJR北海道の編成で、個室寝台主体である上ロビーやシャワー、食堂車も装備しているが、車内を見て回る気力はない。 個室に落ち着くとともに早々に眠くなってきた。列車が青函トンネルに入るのを確認したところで寝る。


函館駅に姿を現したブルートレイン。

 目が覚めると、列車はもう郡山を過ぎていた。 北斗星に乗る機会も今後そうそうないだろうと思い、今や貴重となった食堂車に向かう。 洋定食は1500円と少々高かったが、パンやジュースや食後のコーヒーがつくなど、ちょっと贅沢な気分になった。 食事をしているうちに、列車は黒磯を過ぎ栃木県内に入った。 食堂車の窓から那須の山々を眺めつつ、旅行の余韻に浸った。
 そうこうしているうちに列車は大宮に着いた。 本来なら大宮で乗り換えた方が早く家に帰れるが、それは野暮というものだろう。 折角なので終点の上野まで乗車する。
 朝9時40分、ラッシュの余韻が残る上野駅に到着した。 5日間に渡る北海道旅行が終わった。しかし、数日後には九州へ出かける予定であるため旅が終わったという寂しさはない。 次なる旅への期待を抱きつつ、帰宅した。


長旅を終え、上野駅に佇む「北斗星」。

JR線乗りつぶし状況

新規乗車キロ数

路線名乗車区間キロ数
東北新幹線盛岡〜八戸96.6
津軽線蟹田〜三厩24.4
江差線木古内〜江差42.1
日高本線苫小牧〜様似146.5
石勝線新夕張〜夕張16.1
室蘭本線東室蘭〜室蘭、沼ノ端〜岩見沢74.0
宗谷本線新旭川〜稚内255.7
留萌本線深川〜増毛66.8
富良野線旭川〜富良野54.8
札沼線桑園〜新十津川76.5
根室本線滝川〜新得、東釧路〜根室268.8
函館本線大沼〜渡島砂原〜森、長万部〜小樽175.5
合計1297.8

累積乗車キロ数

 総キロ数走破キロ数走破率総路線数走破路線数路線走破率
旅行前19860.912549.063.18%1718952.05%
旅行後19860.913846.869.72%17110159.06%

私鉄乗りつぶし状況

新規乗車キロ数

会社名路線名乗車区間キロ数
札幌市交通局南北線さっぽろ〜中島公園1.9
合計1.9