最終更新日:2021/2/28

世界鉄道案内(ラスベガス前編:日本からのアクセス方法、市内交通紹介)

 アメリカの観光都市といえば、ハワイのワイキキ、ラスベガス、それにフロリダ州のマイアミやオーランドが代表格といえるだろうか。 このうち日本人にとって一番身近なのはワイキキだろうが、私は2012年に仕事で一度訪れたことがあるだけで、残念ながら本格的な観光旅行をしたことがない。 一方、ラスベガスは様々な用事で2018年までに4度訪問している。ちなみにフロリダ(というかアリゾナより東のアメリカ本土)は一度も行ったことがない。
 行かれたことのある方はお分かりだと思うが、ラスベガスには鉄道は存在しない。 (一応線路は通っているが、現在は貨物専用で旅客輸送はしていない) なので鉄道旅行記の書きようがないのだが、モノレールやバスといった公共交通機関はあるので、 これらに乗車した記憶を思い起こしながら書こうと思う。乗り物の記録より、途中立ち寄った観光地の紹介がメインになりそうだが。

目次

ラスベガスの公共交通基礎知識&乗車記

日本からのアクセス

 「ラスベガス」という地名は誰しも知っているだろうが、その位置は案外知られていないかもしれない。 アメリカの西寄りのネバダ州というところにあり、西海岸のカリフォルニア州に隣接している。 なので、カリフォルニアの海沿いにあるロサンゼルス(LA)やサンフランシスコ(SF)に比較的近い。 近いといっても、LAからは500km、SFからは1000km近く離れており、周囲は広大な砂漠である。
 ラスベガスはそこそこメジャーな観光地ながら、日本からの直行便は飛んでいない(2021年現在)。 そのため、日本からの航空券やツアーを手配すると、LAやSF経由になることが多い。 ただし、日本からのアメリカ航路はアラスカあたりの北の方を飛ぶので、 その経路上のシアトルや、カナダのバンクーバーあたりを経由する場合もある。
 少し話が脱線するが、日本からアメリカ入国後に国内線に乗り継ぐ場合は、 入国審査を受けた後、手荷物を受け取って税関を通り、一旦エアサイドの外に出て再度保安検査を行う必要がある。 ちなみに、日本出発時にアメリカ国内線の発券を受けている場合、税関を抜けたあたりにトランジット客専用の手荷物預け入れカウンターがあるので、 手荷物はここで預ければよい。(なお、日本の空港で付けてもらったバゲージタグに終着地までの情報が書かれているので、外さないように。) 一方、アメリカ国内線から日本行きの便に乗り継ぐ場合は、エアサイドから出る必要はない。
 アメリカの入国審査は1時間程度待たされることもざらで、乗り継ぎの場合は更にターミナルを移動して手荷物検査をして…という手順が加わる。 フライト時刻設定の関係上、日本の深夜に当たる時間帯にこれらの手順をこなさねばならないので、 (長いフライトの疲れや、アメリカ人係員のやる気の無さも相まって)毎回苦行のように感じられる。
 私が過去ラスベガスに行った際はいずれもLAまたはSF経由だったのだが、 個人的にはSF経由がおすすめである。 SFの空港(SFO)は日系航空会社が乗り入れる空港としては比較的コンパクトで、4つのターミナルが円形に配置されており、 乗り継ぎのストレスが比較的小さいからだ。 調べたところシアトルの空港も乗り継ぎはしやすいらしいが、 もしプランの段階で乗り継ぎ空港を選べるのならば、なるべくコンパクトな空港にした方が良い。
 一方、LAの空港(LAX)はアメリカでも屈指の巨大空港で、ターミナルが主なものだけでも9個もあり、 それらが直線的に配置されているので、乗り継ぎが大変な場合が多い。 しかも、ターミナルのエアサイド(検査後エリア)同士が繋がっておらず、乗り継ぎのためには一旦外に出ないといけない場合もある。
 例えば、スターアライアンス系のANAとUAを乗り継ぐ場合、SFOではゲート間の移動は5分ほどで済んだ一方、 LAXではUAがターミナル8着、ANAがターミナルB発で、途中1kmほど歩かねばならなかった。 LAXで乗り継ぐ場合は、乗り継ぎの経路を事前によく調べておいた方がいいだろう。 ちなみに、上述のUAからANAへの乗り継ぎは(かなり歩かされるものの)エアサイドでできるので、 外には出ない方がいい。外に出てしまうと再度保安検査を受ける必要があり、面倒くさい上に混雑時は乗り遅れのリスクもあるからだ。 (詳しくはこちらをどうぞ)
 ただLAXにもいい点はあり、国際線ターミナルの免税店の数はSFOに比べ充実している。 ラスベガスの空港にはあまりめぼしい店はないので、乗り継ぎに余裕があれば買い物を楽しむのもいいだろう。


日本の航空会社にとって米国西海岸線はいつの時代も花形で、ボーイング747など最も大型の機材が投入される。(2006年)


SFOの国際線ターミナルの先端部。日系航空会社はこの近辺のゲートを発着することが多い。(2006年)


国内外の様々な航空会社の機材が入り乱れるSFOの構内。(2007年)

ラスベガス・マッカラン国際空港

 苦行のようなトランジットを終え、アメリカ国内線に乗り込めば、ラスベガス・マッカラン国際空港まではもう少しだ。 ラスベガスへの便は、ボーイング737のような比較的小型の機材に当たることが多い。 それでもアメリカ国内線は比較的長いフライトになることも多いためか、 シートモニタを装備している場合もある。ただし、2〜3の番組(当然英語のみ)を見られるだけで、 国際線のもののような豊富な機能はない。
 配られたドリンクを飲みつつしばし過ごすと、機体はラスベガスに向け降下を始める。 眼下には荒涼とした砂漠と、雪を被った岩山がいくつも見える。 と同時に、乱気流のような揺れに見舞われる。地形の影響なのだろうか、ラスベガス手前では揺れに見舞われることが多い気がする。 機体はそのまま降下を続け、そのまま砂漠に着陸するんだろうか、と思い始めたところでようやくラスベガスの市街が見えてくる。 ラスベガスは戦後にカジノ産業で栄えるまでは本当に小さな街だったようで、今でも中心部から少し離れると砂漠が広がっている。
 ストリップ通りのホテル街(後述)の真横をかすめつつ、滑走路に着陸。程なくタラップに横付けになり、降機する。 ゲートを出るとそこにはいきなりスロットマシーンが並び、"Welcome to Las Vegas"の文字が並ぶ。 ラスベガスに来たんだ、という高揚感がわく瞬間だ。
 しかし、ここで浮かれすぎてしまわないよう注意が必要だ。 マッカラン国際空港には2つのターミナル(ターミナル1と3)がある。 ターミナルビル直結のゲートに出てきた場合は特に何の問題もないのだが、 タラップのみがあるサテライトのような建物(Dゲート)に到着する場合があり、 その際は専用のトラムでどちらかのターミナルに移動する必要がある。 この時、自分の航空会社がどちらのターミナル発着かを把握し、正しい方のトラムに乗らないと、 バゲッジクレームに行ったはいいが荷物がいつまで経っても出てこない、という悲劇に見舞われることになるので、お気を付けいただきたい。
 無事手荷物を受け取ると、いよいよラスベガスに到着だ。着陸の際ホテル街が間近に見えると書いたとおり、 空港は中心部の目と鼻の先にあり、移動にそれほど時間はかからない。 だが、ラスベガスから中心部へは公共交通機関がほぼ存在しない。 一応地元客用の公共バスはあるようだが、ストリップ通りの一部をかすめるのみであるばかりか、 本数も少なく空港ターミナル内での案内もほとんどなされていない。 そのため、やや不本意ながらホテルへはタクシーやUberで移動する必要がある。 ホテルへの道中は高速道路(アメリカは料金不要)を飛ばしてくれるので、道が混んでいなければあっという間に着くだろう。


アメリカ国内線の機材には、このようなシートモニタ付きのものもある。(2017年)


ラスベガスに近づくと、雪を被った岩山や砂漠が見えてくる。(2017年)


空港近くではストリップ通りのホテル群が間近に見られる。(写真は離陸時のもの:2018年)


ラスベガスの空港に降り立つと、早速スロットマシーンが。飛行機の出発待ちの暇つぶしには大いに役立つ。(2018年)


Dゲート内には"Welcome to Las Vegas"の文字が踊る看板があり、記念撮影をする観光客も目立つ。しかしこの先のトラムでの乗り間違えにご用心。(2017年)


空港内のトラムの車体は、どこの空港にもありそうなごく普通のもの。(2007年)

ラスベガスモノレール

 前置きが長くなったが、いよいよラスベガス唯一の鉄軌道系交通機関であるモノレールについて紹介しようと思う。 が、その前にラスベガスの街の作りについて触れておきたい。
 ラスベガスの中心部には、ストリップ通りという太い道路が南北に貫いており、通り沿いにカジノホテルが主なものだけでも20ほど立ち並んでいる。 このエリアはストリップ地区、あるいは単純に"Strip"と呼ばれる。 ホテルが立ち並ぶ通り、と書くと日本の温泉街のようなものを想像してしまいそうだが、 ラスベガスのカジノホテルは1つ1つが数千の客室やカジノ、劇場、レストラン、ショッピングモール、プール、会議場などを内包した巨大なもので、 その広さは日本の大型ショッピングモールに匹敵する。そのため、端から端までの距離は5q近くもある。 後述するダウンタウン地区や郊外の自然公園を除く、9割方の観光スポットがストリップ地区に集中しており、 滞在中は(ギャンブル専念派を除けば)ここを延々とうろうろすることになるだろう。
 話は逸れるが、日本の感覚でいうとカジノホテルに一見無縁の劇場やら会議場やらがくっつているのは奇妙に思える。 これはカジノ間での集客競争がどんどんエスカレートしていった結果によるものらしく、 あらゆる付帯設備はあくまでカジノへの客寄せのために存在するようだ。 その証拠にラスベガスのホテルでは1階が巨大なカジノになっていて、 館内のどこに行くのにもカジノを通らされる、というパターンがほとんどである。
 このような背景ゆえストリップ地区は南北に細長い街で、南北方向の公共交通が欲しいところだ。 その要求に応えてくれるのがラスベガスモノレールで、北部のSAHARAと南部のMGM Grandの両ホテル間を結んでいる。 途中、経路上の各ホテルや、ラスベガス最大のコンベンションセンターにも駅がある。 言葉ではわかりづらいので、 外部サイトの路線図も張っておく。 この路線図でいうと、赤線がラスベガスモノレールである。 (北端のSAHARAホテルは、この地図ではまだSLSホテルとなっている。このようにホテルの名称変更がやたら多いのもラスベガスの特徴だ。)
 一見便利そうに思えるモノレールだが、実は大きな問題がある。 駅がストリップ通りではなく、その東側のホテルの裏手に位置しているのだ。 先ほど書いた通りカジノホテルは巨大なので、ストリップ通りと駅の間は数百メートルも離れており、 しかもごちゃごちゃしたカジノを通り抜けなければならない。 それゆえ、ストリップ通りの西側のホテルへのアクセスにはほぼ使えず、いつ乗っても空いていることが多い。 運賃も一回5ドル(この他一日乗車券もあり)とお高く、複数人かつ単発での利用ならばUberの方が安くて便利だろう。 ストリップ通りは幅広いので、大阪モノレールのように道路の真ん中を通しておけばもっと便利だったと思うのだが…
 そんなモノレールだが、記憶のある限りだと過去2回ほど利用している。 そのうちの一回は、ストリップ地区北部のHarrah'sホテルに隣接するHarrah's / Imperial Palace駅から乗車した。 自動販売機で切符を買うと、アメリカでありがちな定期券サイズの磁気券が出てきた。 モノレールに乗り込み、南へ向かう。カジノホテルの裏手を走行することになるのだが、 地味なバックヤードや駐車場の建物しかなく、ストリップ通り側のきらびやかな姿との落差が面白い。 途中、ホテルの建物の真上を走行したり、ホテル付属のプールを望むことができる箇所もあった。 とはいえ終点のMGM Grand駅まではわずか3駅で、あっという間に着いてしまった。 駅を出てMGMホテル内のショッピングモール、それに巨大なカジノを延々と歩き、ようやくストリップ通り沿いに出られた。
 と、ここまでさんざん能書きを書いたが、肝心のモノレールの姿を写真に収めていなかった。 車体の姿はWikipediaの当該記事でご確認いただきたい。


夜でもきらびやかなストリップ通り。モノレールはここから遠く離れたところを走っている。(2017年)


ラスベガスモノレールの軌道。ストリップ通りから離れているので、周囲の建物は地味でラスベガスらしくない。(2006年)


各駅にはガラス製のホームゲートを備える。(2006年)


ラスベガスモノレールの乗車券。(2006年)

ホテルの無料モノレール

 先述した通り、ストリップ通り西側のホテルには公営のモノレールは通っていない。 その不便を埋めるためなのか、ストリップ通りの西側にはホテルが運営する無料のモノレールが3本も通っている。 こちらの路線図の緑色、黄色、青色の路線が該当する。
 ホテル自らがモノレールを運営するとは太っ腹だが、これはあくまでも系列のホテル同士の行き来の便を図るという意味合いが強い。 余談だが、ラスベガスのホテルは寡占化が進んでいて、無料モノレールの走るホテルのほとんどがMGMという会社の系列に属している。 (Treasure Islandだけは何故か違うらしい)
 まず、一番南のMandalay Bay−Excalibur間の路線(図中緑色)だが、 単線の軌道が平行に2本あり、微妙に運行形態が異なる。 まず1本目は、Excaliburホテル入り口付近の、ストリップ通りに面した当たりが乗り場になっている。 そして途中のLuxorには停車せず、Mandalay Bayホテルに直行する。Mandalay Bayの乗り場はカジノフロアに直結していて、 Excalibur側の乗り場の位置もいいことから、Mandalay Bayと他ホテルのアクセスに非常に便利である。 もう1本は各駅停車で、Luxorの入り口付近にも停車する。しかし、こちらはExcalibur側の乗り場が何故かカジノフロア奥の妙に入り組んだ場所にあって、 あまり便利とはいいがたい。Excalibur−Luxor間は動く歩道、Luxor−Mandalay Bay間は立派なショッピングモールを介して繋がっているので、 隣のホテルへの移動の際はここを歩いた方が速い。
 次に、Park MGM(旧Monte Carlo)−Bellagio間の路線(図中黄色)だが、これも結構微妙である。 まず、Park MGMの乗り場がカジノフロアの奥の殺風景な通路を歩いたさらに奥にあり、ストリップ通りからは非常に遠い。 途中のARIAはホテル入り口付近に駅があるようだが、ARIA自体がストリップ通りからやや奥まったところにあり、 Crystalsというショッピングモールが間に挟まる形になっている。 一方、北端のBellagioの乗り場はフロントやカジノフロアに比較的近かった。 Park MGMやARIAの宿泊者がBellagioに行く手段としては使えそうだ。
 最後のMirage−Treasure Island間の路線(図中青色)はわずか1区間しかなく、両ホテルの宿泊客意外が積極的に使う理由はあまりないだろう。 しかし、この路線の車両は昔の路面電車のようなクラシカルなもので、実用一辺倒な他路線とは一線を画している。 ただし、メンテナンスのためなのか日中に行っても運行していない年もあった。


Luxorホテルの客室から見えたモノレール。線路は2線あるが、複線ではなく単線が二本並ぶ形となる。(2006年)


Luxorホテルの乗り場はスフィンクスの足の指先あたりにある。(2006年)


MIRAGE-TRESURE ISLANDS間のモノレールはレトロで、他路線の車体とは一線を画する。(2007年)


線路の構造。このモノレール、たまに一日中休んでいて乗れない場合もある。(2007年)

Deuce, SDX

 先述したモノレールがあまり使えないため、ストリップ通りはバスも走っている。 (というより、モノレールよりバスの方が存在感が大きい) バスは各駅停車のDeuceと急行のSDXの2系統が走っており、急行は各駅停車の半分ほどのバス停にしか停車しない。 運行区間は南はMandalay Bayのやや南のPlemiam Outletから、北はSAHARAのはるか北のダウンタウン地区までである。 料金は6ドルとやや高く、バス停備え付けの券売機で事前に買うか、車内にて支払うことになる。 この時、おつりは帰ってこないらしいので要注意。
 車体はDeuceが2階建て、SDXが1階建ての連接車になっている。 車内は観光客が多く、治安はそんなに悪くないが、私が帰った直後にバスで発砲事件があったとの記事を目にした。 夜間などは念のためタクシーやUberを利用する方がいいかもしれない。

グランドキャニオンへの航空便

 もはや公共交通と言って良いのか、かなり微妙だが…
 ラスベガス周辺には自然公園がいくつもあるが、その中でも一番メジャーなのがグランドキャニオンで、 世界遺産にも指定されている。 ただ、ラスベガスから比較的近いといっても直線距離で200km以上離れており、 陸路(バスツアー、レンタカー等)で行き来するのは結構大変で、片道4〜5時間はかかるという。
 そのため、時間のない観光客向けに航空機を使ったツアーもいくつか存在している。 ただ、ラスベガス側の出発地はマッカラン国際空港ではなく、 南東へ20qほど離れたボルダーシティという田舎町にあるセスナ専用の飛行場である。 ホテルから空港へは、ツアー専用の送迎バスで30分以上を要した。
 空港ターミナル、というよりは田舎のバスセンターのようなところで搭乗手続きを済ませ、 飛行機に乗り込む。飛行機はよく言えばレトロ、悪く言えば内外装とも古臭くて、やや不安になる。 古臭いながらも、シートにはイヤホンが付いており、日本語の観光案内が流れるようになっていた。
 ボルダーシティの空港を飛び立つと、飛行機はぐるりと旋回して東へ一直線に進む。 しばらく進むと、歴史の教科書で見たことのあるフーバーダムのダム湖であるミード湖が見えてきた。 空からだと感覚が狂ってしまうが、ミード湖の大きさは琵琶湖の2倍にもなるという。 更に進むと、フーバーダム本体が見えてきた。高さは220mもあり、あの黒部ダムよりも大きい。 フーバーダムはラスベガスから比較的近いため、観光地としても人気があるらしい。
 その後は砂漠の上をひたすら進む。セスナゆえに大型機よりはやはり揺れは大きく、 飛行機の乱気流が苦手な私が冷や冷やするほどの揺れもあった。 やがてミード湖の上流部に来ると、コロラド川の浸食によって作り出した崖が見えてくる。 この辺りはグランドキャニオン・ウエストと呼ばれ、崖の上に張り出したガラス張りの通路(Skywalk)が名所となっている。 これから行くグランドキャニオン・サウスもコロラド川の流れが作り出したものなので、景色としてはよく似ていて、 かつラスベガスから比較的近いため、ウエストへ向かうツアーも存在するようだ。
 その後も砂漠を延々と飛び、グランドキャニオン空港に到着。ここからは再びバスで観光に向かう。 その様子はこちらを参照。


グランドキャニオン行きの航空機は、定員わずか20人ほどの小さなプロペラ機。(2017年)


搭乗時はコックピットへのドアは空いていた。コックピットへの距離感は近く、まるで路線バスのよう。(2017年)


空港を飛び立つと大きく旋回し、真下に滑走路が見えた。(2017年)


ボルダーシティを飛び立ってすぐ、ヨットハーバーを備えた大きな湖が見えてきた。(2017年)


湖はフーバーダムのダム湖。手前の道路と比べるとその巨大さが分かる。(2017年)


しばらく砂漠の上を飛ぶと、グランドキャニオンと同じく、コロラド川が作り出した渓谷が見えてくる。(2017年)

やはり文章が長くなってきたので、カジノホテルや観光地の紹介は後編をご覧いただきたい。