JR各社の乗車サービス:エクスプレス予約

 本ぺージでは、東海道・山陽新幹線の予約をオンラインで行える「エクスプレス予約」を紹介します。

目次

エクスプレス予約の概要

 東海道・山陽新幹線のオンライン予約サービスである「エクスプレス予約」は、 パソコンや携帯電話から新幹線特急券を申し込むことができ、かつ特急料金が割引になります。 東海道・山陽新幹線に安く簡単に乗車する方法として、盛んに宣伝されています。
 なお、2011年3月に九州新幹線が開業し、山陽新幹線との直通運転を開始しましたが、 九州新幹線区間を含む特急券はエクスプレス予約の対象外です。ただし、 「みずほ」「さくら」の山陽新幹線内完結の指定席券(例えば新大阪〜岡山間など)は購入できます。 また、エクスプレス予約で購入した自由席券で「みずほ」「さくら」を山陽新幹線区間のみ利用することもできます。

エクスプレス予約の基礎知識

どんな条件でも特急料金は同額

 先に書いたように、エクスプレス予約は東海道・山陽新幹線の特急券をオンラインで予約できるサービスです。 なお、JR東日本の「えきねっと」と違って、在来線列車の予約は一切できません。
 単に予約できるだけでなく、 従来のようにみどりの窓口や旅行会社で切符を買う場合に比べ、それなりに料金が割り引かれます。 例えば、東京−新大阪間だと従来に比べて特急料金が850円引き(e特急券の場合・通常期の「のぞみ」指定席特急券と比較)となり、 自由席特急料金とほぼ同額です。なお、乗車券に関しては特に割引になりません。
 なお、新幹線の指定席特急料金は、閑散期・繁忙期といったシーズンによって値段が変動するのですが、 エクスプレス予約で特急券を購入すると、閑散期・繁忙期であっても料金は変わりません。 また、従来のきっぷでは「のぞみ」と「ひかり・こだま」とでは特急料金が違いますが、 エクスプレス予約ではどちらに乗っても同額です。それどころか、自由席特急料金と指定席特急料金も同額です。
 以下の表に、東海道新幹線 東京〜新大阪間と、山陽新幹線 新大阪〜博多間について、 従来のきっぷとエクスプレス予約の値段の比較表を示します。 なお、表中に出てくる「e特急券」「EX-IC」という言葉については後ほど説明します。

使用する列車・座席従来のきっぷ エクスプレス予約
(e特急券)
エクスプレス予約
(EX-IC)
東京〜新大阪間
_ 「のぞみ」指定席利用14050円(通常期)
14250円(繁忙期)
13850円(閑散期)
13200円13000円
「ひかり」「こだま」指定席利用13750円(通常期)
13950円(繁忙期)
13550円(閑散期)
自由席利用13240円
新大阪〜博多間
 「のぞみ」指定席利用14890円(通常期)
15090円(繁忙期)
14690円(閑散期)
12880円12880円
「ひかり」「こだま」指定席利用14590円(通常期)
14790円(繁忙期)
14390円(閑散期)
自由席利用14080円

変更は自由自在

 従来の特急券は、購入後の列車の変更は一度のみ可能で、 2度目の変更を行うには320円を払って一度特急券を払い戻す必要があります。 しかし、エクスプレス予約だと変更は何度でも可能で、変更時に料金も掛かりません。 出張先からの帰りなど、新幹線に乗車する時刻が読めないといった状況では有効でしょう。
 ただし、変更できるのは特急券を購入した日から3ヶ月以内の列車に対してのみです。 お正月の帰省で使わなかった特急券を、変更を繰り返してお盆の帰省で使うといったことはできません。

エクスプレス予約、こんな人ならお得

たまに乗る人でも元は取れる

 従来のきっぷの場合、繁忙期は指定席特急料金が200円割り増しになるため、 エクスプレス予約で「のぞみ」指定席特急券を買うと、 従来に比べて特急料金が1050円引き(e特急券の場合・東京−新大阪間)となります。 エクスプレス予約の年会費は1050円ですので、繁忙期に「のぞみ」を年一度利用するだけで会費分は元が取れます。

自由席利用だとメリット薄し

 先に書いた通り、エクスプレス予約では自由席であっても指定席であっても特急料金は同じです。 また、エクスプレス予約での特急料金は通常の自由席特急料金とほぼ同額です。 従って、常に自由席を利用する人には価格的メリットはありません。
 例えば、東京駅や新大阪駅から新幹線に乗る場合、盆暮れの超繁忙期でもなければ、 始発の「のぞみ」や「ひかり」を待って自由席に座るのは割と容易です。
 その一方、新横浜・名古屋・京都といった途中駅から自由席に座るのは、 出張客で混雑する朝晩などは難しい場合もあります。 途中駅から乗車する場合は、自由席料金と同額で指定席が確保できるメリットは大きいでしょう。

東海道新幹線では貴重な割引

 東海道新幹線はその需要の高さゆえか割引きっぷはあまりありません。 代表的なのは「こだま」の料金が大幅に割引になる「ぷらっとこだま」や、 早期に購入することで「ひかり」の運賃が割引になる「ひかり早特きっぷ」です。 ですが、これらの割引は事前に窓口での乗車券購入を要するなど、 忙しく移動するビジネスマンにとってはあまり使い勝手が良いとはいえません。 また、現在の東海道新幹線で多数を占める「のぞみ」には使えません。

山陽新幹線では割引幅が大きい

 以上、東海道新幹線のケースを中心に書いてきましたが、山陽新幹線についても少し触れておきます。 山陽新幹線については、東海道新幹線よりも割引幅が大きいです。 新大阪〜博多間で従来のきっぷに比べて実に2010円引き(e特急券の場合・通常期の「のぞみ」指定席特急料金と比較)、 自由席と比較しても1200円引きです。
 山陽新幹線では、普通車指定席でもグリーン車並の4列シートの乗れる「ひかりレールスター」の方が、 「のぞみ」より人気がありますが、これも新大阪〜博多間で1710円引き(通常期の指定席特急券と比較)となります。
 山陽新幹線は航空機との競合が激しく、 時に「殿様商売」とも揶揄される東海道新幹線と違って割引が充実しています。 その分、各種の企画乗車券が多数発行されています。 山陽新幹線しか乗らないという人は、それらとの比較も頭に入れておく必要があるでしょう。

在来線特急を乗り継ぐ場合は損なケースも

 従来のきっぷの場合、 新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐ場合、在来線特急料金が半額となる「乗継割引」という制度があります。 エクスプレス予約で新幹線特急券を買った場合、この制度は適用されません。
 例えば、東京駅から京都駅を経由して山陰本線の福知山まで乗車するとします(「のぞみ」利用・指定席・通常期)。 この場合、従来の乗継割引を適用した特急料金とエクスプレス予約を比較すると、後者に軍配が上がります。

 次に、東京駅から名古屋駅を経由して紀勢本線の新宮まで乗車するとします(「のぞみ」利用・指定席・通常期)。 この場合、従来の乗継割引を適用した特急料金とエクスプレス予約を比較すると、前者に軍配が上がります。 (在来線の特急料金には伊勢鉄道分の料金を含む)

 このように、乗継割引を利用した方が得な場合と、エクスプレス予約を利用した方が得な場合があります。 一般論としては、在来線特急の乗車距離が長ければ長いほど、乗継割引の方が有利になります。

利用するには何が必要か

JR3社いずれかのクレジットカードが必要

 エクスプレス予約を利用するには、以下のいずれかの方法をとる必要があります。

 見ると分かるとおり、年会費はいずれも1050円となっています。 エクスプレス予約をいざ利用したい場合、上記のうちどの方法をとるべきかはなかなか悩ましいものがあります。 お勧めの方法については後ほど述べたいと思います。

クレジットカードの種類により利用形態が異なる

 上記のうち、どのクレジットカードをもっているかによって、 e特急券を受け取ったり、新幹線の改札を通る際に利用するカード等が異なります。

所持している
クレジットカード
e特急券の引き取り時に
提示するカード
EX-IC利用時に改札機に
タッチするもの
エクスプレスカード エクスプレスカードEX-ICカード(全会員に配布)
J-WESTカード(エクスプレス) J-WESTカード
ビュー・エクスプレス特約 ビューカードモバイルSuica搭載の携帯電話機

e特急券とEX-IC

 以上、エクスプレス予約の概要を述べましたが、特急券の現物の形態は、 従来のような紙のきっぷか、専用のICカードに特急券のデータを保持するかの2パターンがあり、 どちらにするかを購入時にユーザが指定する形となります。紙で出てくるものを「e特急券」、 ICカードの方を「EX-IC」と呼びます。
 ややこしいことに、「e特急券」と「EX-IC」で料金等が若干変わってきます。 その違いを以下で述べます。

e特急券

予約画面での指定が必要

 e特急券は、従来の特急券と同様に紙の切符が発行されます。付随して使用する乗車券は特に制限はなく、 例えば往復乗車券や周遊きっぷの「ゆき券・かえり券」などでも大丈夫です。
 以前は、エクスプレス予約で購入した特急券は必ずe特急券として出てきました。 ですが、下に述べるEX-ICが新たに導入されたため、e特急券購入の際は、パソコンや携帯電話の予約画面において、 e特急券を購入することを明示的に指定する必要があります。 何も指定せずに進むとEX-ICでの購入となってしまいます。 もし間違えて買ってしまっても、無料でEX-ICからe特急券に変更できますのでご安心を。

引き取り場所にご注意を

 e特急券は紙のきっぷで出てきますので、パソコン等で予約した切符をどこかで受け取る必要があります。 受け取りはJR東海・西日本各駅の窓口もしくは特急券券売機・受け取り専用機で行えます。 ただし、JR他社(東日本・九州等)の窓口および旅行会社での受け取りは一切できません。
 JR東海・西日本の管内である函南より西、もしくは下関より東の各駅から旅行を始める人は特に問題がないのですが、 その他の地域から旅行を開始する人は要注意です。 例えば首都圏だと、特急券を引き取れるのは新幹線の駅がある東京・品川・新横浜・小田原の各駅のみです。

乗車券別買いで問題回避

 では、e特急券を引き取れない駅から旅行を開始したい場合はどうすればいいかというと、 旅行を開始する駅で乗車券のみを購入して入場し、新幹線との乗り換え駅でe特急券を引き取ります。 首都圏の各新幹線駅の場合、在来線と新幹線との乗り換え口付近に受け取り専用機が多数設置されていますので、 迷うことはないはずです。
 その際気をつけたいのは、予約画面で「特急券と乗車券を同時に購入する」 というチェックボックスを外しておく、という点です。そうしないと乗車券を二重に購入してしまいます。

払い戻し手数料は従来と同じ

 e特急券の払い戻し手数料は、指定席券だと320円、自由席券だと210円です。 乗車券を同時購入していると、別途乗車券の手数料として210円掛かります。 ちなみに、後述するEX-ICは指定席・自由席に関係なく300円です。
 従って、やむを得ず払い戻しをする場合は、一旦e特急券の自由席に変更をすることで手数料を節約できます。

EX-IC

引き換え不要、カード一枚で乗車可能。

 先に述べたe特急券は、インターネットで予約した特急券を駅で紙の特急券に引き換える、 という手間を踏む必要がありました。
 この問題を回避するため、新たにEX-ICサービスが開始されました。 このサービスでは、従来の紙の乗車券・特急券に代わって、 エクスプレス予約の会員に配布される専用のICカード(以下、「EX-ICカード」と記載)を入場・出場の際に用いることになります。 パソコンや携帯電話で予約ができる点は従来のエクスプレス予約と同じです。
 最近になって、EX-ICとモバイルSuicaとの連携が開始され、 事前に申し込みをしておけばICカードの代わりに携帯電話で新幹線に乗れるようになりました。 詳しくは「モバイルSuica特急券」の項で述べます。

特急券と乗車券が一体

 EX-IC利用時に注意しなければならないのは、 乗車券と特急券の両方を必ず同時に購入しないといけない点、 そして乗車券部分は新幹線駅で打ち切り計算となる点でしょう。 つまり、e特急券のように新幹線と在来線を通算した乗車券を別に用意しておき、 それを用いて新幹線に乗るというようなことはEX-ICではできません。
 料金ですが、EX-ICの方が「e特急券+乗車券」の組み合わせに比べて若干安く設定されています。 例えば東京〜新大阪間だと200円安くなっています。

e特急券とEX-IC、どっちが得?

 では、乗車券が打ち切り計算になると、どう運賃が変わるのでしょう。 新幹線と在来線を乗り継ぐ場合、e特急券とEX-ICのどちらがトータルの運賃が安いか比較してみました。
 例えば、東京駅から京都駅を経由して山陰本線の福知山まで乗車するケースで、乗車券を含めた運賃を計算してみます。 この場合、e特急券を利用した際の運賃より、EX-IC利用時の方が安くなります。

 一方、福知山の少し手前の綾部まで乗車するケースで、乗車券を含めた運賃を計算してみます。 この場合、EX-ICを利用した際の運賃より、e特急券利用時の方が安くなります。

 このように、途中駅で乗車券が打ち切り計算になるかどうかどうかで、 値段が高くなったり安くなったりするのがJRの運賃制度の妙なのですが、 とにかくe特急券とEX-ICで運賃が変化することは覚えておくといいでしょう。

特定市内制度は適用されない

 JRで長距離(片道201km以上)の乗車券を買うと、「東京都区内→大阪市内」というような表記のきっぷが出てきます。 これは、「東京都区内ならどの駅から乗車しても、運賃は東京駅を起点として計算する」という制度、 いわゆる特定市内制度が適用されていることを表しています。 例えば赤羽から天王寺まで新幹線経由で行くというような場合、 赤羽から東京駅、あるいは新大阪駅から天王寺までの運賃を別途支払う必要はありません。
 しかし、EX-ICでは特定市内制度は適用されません。 そのため、先に述べた赤羽から天王寺まで行くケースでは、 赤羽〜東京間・新大阪〜天王寺間の運賃を別途支払わなければなりません。
 EX-ICとe特急券の値段の差は東京〜新大阪間だと200円です。 従って下図のとおり、従来の紙の乗車券とe特急券を併用する方がトータルの運賃は安くなります。

往復割引は適用されない

 往復乗車券は、行き帰りが同じ経路、同じ区間である場合にのみ発行される乗車券です。 往復乗車券の片道の距離601km以上の場合、運賃が1割引となります。
 しかし、EX-ICでは上記の往復割引は適用されないため、 片道601km以上の長距離を往復する場合は、 往復乗車券とe特急券を併用する方がトータルの運賃が安くなるケースがあります。

迷ったら公式サイトで運賃計算を

 とはいえ、e特急券とEX-ICとどちらが安いかをいちいち計算するのは結構面倒です。 そこで、以下のような公式サイトが用意され、 乗降駅を入力するのみで運賃を計算してくれるようになっています。
 参考資料:「EX-IC運賃ナビ(EX-IC利用とe特急券利用の比較)」

会員一人のみ利用可能

 その他気をつけるべき点としては、EX-IC利用時はエクスプレス予約会員証、 すなわちクレジットカードを持参した本人しか乗車できません。 複数人で新幹線を利用する場合は、従来のe特急券を利用することになります。

在来線乗り継ぎは2枚タッチで

 上で、「在来線との乗り継ぎは打ち切り計算」と書きましたが、 ということはEX-ICカードの他に在来線部分の乗車券を事前に準備しておく必要があります。
 一番楽なのは、在来線部分もIC乗車券で乗車してしまう方法です。 Suica、TOICA、ICOCAはJR線内で共通に使えるので、それらのうちいずれか1枚をもっていれば大丈夫です。 EX-ICカードを利用する場合、以下の手順で乗車します。 (上記の図の「赤羽→天王寺」という移動を例に取ります。)

 一方、モバイルSuicaで新幹線に乗る場合は、モバイルSuica内のSFチャージから在来線の運賃が引かれますので、 携帯電話だけをタッチすればよいです。
 余談ですが、新幹線と在来線の乗り換え改札を経由して、同じ駅の在来線改札を出たい時は、 在来線乗り換え改札でEX-ICカードとSuica等を2枚重ねてタッチし、在来線の出口でSuica等をタッチします。 この場合、Suica等のSFチャージは差し引かれません。 例えば、東京駅で新幹線を降りて、丸の内口から外に出たい場合はこの方法を使います。

IC早特

EX-ICの廉価版、エクスプレス早特に代わって導入

 「IC早特」は、特定の区間・種別の列車を乗車日の3日前までに予約することで、 e特急券やEX-ICよりも安く購入できる制度です。
 上記の通り、購入自体は3日前までに済ましておかなければいけませんが、購入後の乗車時刻等の変更は、 通常のEX-ICと同様乗車直前まで何度でも可能です。 乗車券・特急券がセットになっている点などはEX-ICと同じです。
 なお、従来の「エクスプレス早得」は「IC早特」へ移行する形でサービスを終了しました。 発売区間も東海道・山陽にまたがった区間を中心に大きく増えています。 また、価格は従来のエクスプレス早特をほぼ踏襲しています。 ただ、「IC早特」はエクスプレス会員本人のみが利用可能であり、 会員が複数毎の切符を購入することにより会員以外を含む複数人で利用できたエクスプレス早特と比べると、 ややサービス後退の印象は拭えないといえます。

選べる3タイプ、利用できる区間・種別

 上記で「特定の区間・種別の列車」とありますが、 その条件はやや複雑です。大きく分けて以下の3タイプに分かれています。

 タイプAは、600kmを超える区間を乗車する場合に適用されます。 種別に制限はなく、「のぞみ」であっても制限なく利用できます。 また、2つ以上の列車を乗り継ぐ行程についてもIC早特料金で購入することができます。 例えば、「静岡〜博多」といった区間が挙げられます。
 料金的には、通常のEX-ICに比べると総じて1000円程度安くなります(「京阪神〜小倉」はもっと割引幅が小さい)。 ただし、「東京〜岡山」「東京〜広島」「新大阪〜博多」など、 航空との競合が激しい区間では1500円程度の割引となります。

 タイプBは、首都圏と名古屋・京阪神の間を乗車する場合に適用されます。 ただし、早朝6時代の「のぞみ」、もしくは終日の「ひかり」に限定されます。
 料金的には、例えば東京−新大阪間だとEX-ICに比べて1000円安くなります。 東海道新幹線には、「ひかり早特きっぷ」という似たような企画乗車券があり、 そのエクスプレス予約版という位置付けとなっています。

 タイプCは、東海道新幹線区間の「こだま」グリーン車に適用されます。 ただし、100km未満の区間や、東京〜熱海間に収まる区間については対象外です。
 料金的には、東京からだと静岡までが6670円、名古屋までが11030円、新大阪までが14000円となります。 しかし似たようなサービスとして、JR東海ツアーズの旅行商品である「ぷらっとこだま」があり、 こちらは東京から静岡までが6400円、名古屋までが8900円、新大阪までが11500円となります。 静岡までならほぼ互角ですが、名古屋・新大阪となると圧倒的に「ぷらっとこだま」が安いです。
 「ぷらっとこだま」は旅行会社でしか購入ができなかったり、 購入できる区間が限られるなど制約も多いのですが、 検討に値するといえるでしょう。

EXお出かけ早特

期間限定、複数名で利用可能

 「EXお出かけ早特」は、IC早得のきっぷ版ともいえるもので、 特定の区間・種別の列車が割引になります。乗車日の3日前まで予約可能で、乗車券がセットになっている点も、 IC早得と同じです。IC早得と違うのは、会員以外の人を含む複数名で利用できる点です。 また、いつでも利用可能というわけでなく、行楽シーズンの土日などに限定して発売されます。
 利用可能な区間や値段などはシーズンによって異なるため、 JR東海のWebページで確認してください。ただ、関東〜関西間に限っていうと、 普通車についてはe特急券を通常通り買うのとほとんど変わりません。 一方、グリーン車については割引幅が大きく、普通車用に1000〜2000円程度(時期によって額に幅あり) プラスするだけで済みます。グリーン車でゆったり旅をするのにはうってつけの切符でしょう。