ANAインターコンチネンタル東京「カスケイドカフェ」の「旅するブッフェ ~北海道~」の実食レポート!(2022/8)

溜池山王にある「ANAインターコンチネンタル東京」のビュッフェレストラン「カスケイドカフェ」の「旅するブッフェ ~北海道~」フェアの実食レポートです。

意外にも好評?な「食レポ」

当サイトは交通系サイトなので食レポは畑違いですし、料理に関して気の利いたコメントができる自信もないのですが、「ANAの関連事業だから」というコジツケで執筆した「カスケイドカフェ」の記事が意外と好評(=他よりアクセス数が多い)であるため、2匹目のドジョウを狙ってみることにしました。本当は鉄道記事のアクセスが増えて欲しいのですが、ダラダラ列車に乗る噺よりも美味しい料理の写真の方が需要が多いのは当然といえば当然かもしれません。

「北海道フェア」の内容は?

店内の全貌。バブル期の建造物だけあって、大きな吹き抜けを備えたゴージャスな空間となっています
溜池山王駅側に入口ぽいものがありますが、普段は封鎖されています
その入口もどきを内側から眺めた光景

「カスケイドカフェ」自体の説明は前回の記事をご覧いただくとして、8月よりテーマが「東南アジア」から「北海道」に変わりました。とはいえ、まだ「東南アジア」の頃の余韻が残っているのか(?)、ランチの方は東南アジア料理も目立ちます。以下、公式サイト掲載のメニュー表です。

●ライブキッチン
ローストビーフ
5種類の本格タイ料理
●前菜・冷菜
タイ風シーフードサラダ
テンペとキュウリのサラダ
チェリートマトとアスピックのモッツアレラチーズソース
スモークサーモン
五穀玄米煎餅
季節の野菜サラダ
ローストビーフバインミーサンドウィッチ
白身魚のフリット
シーフードロールとカリフォルニアロール寿司
小海老とカボチャのマスカルポーネソース
グリルチキンとカボチャのルッコラサラダ
北海道産あぶらカレイのカルパッチョ
イカ、長芋、オクラの和風カッペリーニ

生ハム入り北海道産玉ねぎのフラン
とうもろこしスナック
●スープ
鶏肉と椎茸と春雨のベトナム風スープ
●温菜
ソーセージと茸のドリア
牛肉とトウモロコシと枝豆のニンニクピラフ
鶏もも肉のグリル

ハンバーグステーキ
北海道『夢の大地』ローストポーク
北海道産ホタテ蒸し
北海道産秋鮭のグリルとあさりレモンバター
北海道産ぶりとトマトのバジルソース焼き
オホーツク北見塩焼きそば
夏野菜とアンチョビの炒め物
北海道産キタアカリのバター焼き
焼きとうもろこし
ビーフコロッケ
ビーフカツ
●デザート
サマーデザートコレクション

もっとも、実際に並んでいる料理は日によってかなり違い、特に温菜は上記の通りに並んでいることはまずないのでご参考程度にして下さい。ちなみに、今回は8月の平日に利用しました。

いざ、食レポ

まずは前菜の部。ここは毎回見栄えも凝っていて、力が入っている気がします。アジアフェアの頃にもあった生春巻きやタイ風サラダは残しつつ、寿司やフラン(茶碗蒸しっぽいやつ)が増えました。海苔巻きの下の白い物体は「あぶらカレイのカルパッチョ」なのですが、これが実に旨味が強くて美味です。海鮮やモッツアレラチーズの入ったサラダも色鮮やかですし、サーモンの上に米が乗っかっているのもユニークな盛り付けですね。

まず、前回も取ったソムタム(左上)。前回は激辛だったので覚悟して取りましたが、今回は辛味はほとんどなし。流石に「辛すぎる」との声が殺到したのでしょうか。その下は炒め野菜とザンギ、中央下はサーモンとあさりの煮込み、その右はあぶらカレイ(2回目)、豚タン。上の方はホタテ稚貝の蒸し物とメンチカツ、鶏のグリル、ローストポーク。相変わらず肉や海鮮がごろごろと入っています。ホタテはちょっと縮んでしまっていました。

そして本命のローストビーフ。ちょっと筋っぽいところもありましたけど、肉の質は上々でした。グレービーソースがジューシー感を増してくれるのが良いですな。

あとは取り漏らしを中心に。左はサテー、上は「小海老とカボチャのマスカルポーネソース」。その下は「ソーセージと茸のドリア」、さらに下は「牛肉とトウモロコシと枝豆のニンニクピラフ」。後者はコショウがよく効いていてスパイシーです。あとはイカなど海鮮の入った北見焼きそばと、ラタトゥイユ。

あとはデザートの部。前回とそんなに変わっていませんでした。上の段はドライフルーツにカップケーキにすいか。下の段は和菓子で、水まんじゅうや抹茶わらび餅と並んで、北海道と縁のない新潟名物の笹団子があるのが謎(おいしかったけど)。一番右上はわかりにくいですがとうきびチョコで、ちょっとだけ北海道を感じさせてくれます。

下からチーズケーキとラズベリーのケーキ、それにプチケーキとソフトクリーム。左側の缶詰フルーツっぽいものの容器には大量のシナモンが刺してあって、結構強いシナモン臭がします。

あとはコーヒーを飲んでおしまい、かと思いきやスイーツを食べたらちょっと食欲が戻ってきたのでグリーンカレーを一口。相変わらず容赦のない辛さでした。ご飯がジャスミンライスなのも本格的でいいですね。他に、タレの真っ赤な謎のアジア麺をライブキッチンで出していましたが、注文する勇気と腹のキャパがなく断念。

感想

本来は前回のテーマである「東南アジア紀行」が9月まで続くはずだったのですが、8月から「北海道紀行」に変更になり、10月まで続くようです。「東南アジア紀行」は東南アジア独特の香辛料を前面に出していたので、(個人的には気に入っていたものの)一般受けするのか心配していましたが、やはり不評の声も多かったのか短期間で打ち切られてしまいました。一方、今回の「北海道紀行」は夏休みに被るということもあって割と無難な味付けのものが多く、良くも悪くも前回のような強い個性はなくなったかなという印象です。

今後は、また世界のどこかの地方をモチーフにした特集に戻るのでしょうか?その頃にはまた来てみたいですね。あるいは、都内の鉄道会社系ホテル(新宿の京王プラザ、池袋のメトロポリタン、銀座の東武ホテルなどなど)のビュッフェの食べ比べでもやりますかね。

ともかく、予約時間や予約手段をあれこれ工夫すれば平日3000台、休日4000円台で利用できますから、ぜひ色んな方法を探してみてリーズナブルに訪問してきてください。

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