2003/11/1
鹿島神宮〜長者が浜潮騒はまなす公園
成田線と鹿島線の列車を乗り継ぎ、鹿島神宮までやってきた。
ここから、鹿島臨海鉄道の気動車に乗る。向かいのホームに停車しているので乗り換えは容易だ。
車両はやや年季が入っているものの、転換クロスシートを備えている。
鹿島神宮を発車し、切通しやトンネルを抜けると右から線路が合流してきた。やがて、
複数の側線と無人のホームを備える鹿島サッカースタジアム駅に停車。駅前には確かにサッカー場が見える。
この日はサッカーの試合がないので、運転停車したのみですぐに発車。
さて、これで未乗区間には無事乗車したので、あとは適当な駅で下車して折り返せばよい。
この列車は3つ先の鹿島大野で折り返すので、それまでの途中駅で下車すればよい。
そこで、名前が長いことで有名な「長者が浜潮騒はまなす公園」で下車することにした。
畑の目立つ平地をまっすぐ走ること2駅、長者が浜潮騒はまなす公園に到着。
無人駅なので列車の出口で運転士に料金を払う必要があるが、
持っていたのがホリデーパスなので精算がちゃんとできるか不安だった。
が、成田からの運賃が必要なことを告げると精算はつつがなく終わった。
さて、どんなところだろうと下車した長者が浜潮騒はまなす公園駅だが、見事に何もない。
ちなみに、この駅で下車したのは自分ひとりだった。
駅の看板を写し終わると、ほとんど車の通らない跨線橋に上がったりするぐらいでしかすることがなく、
すぐにやることが尽きてしまった。駅名の由来となった公園も駅から遠そうだし、
仕方なく駅で折り返しの列車を待った。
長者が浜潮騒はまなす公園駅の看板。とにかく長い。
長者が浜潮騒はまなす公園〜鹿島神宮〜佐原〜成田
10分ほど待って、鹿島神宮へと折り返す。鹿島神宮からは再び鹿島線に乗る。北浦や利根川を長い橋梁で越え、
佐原に到着。ここから成田線へと乗り継ぐ。車両はもちろん113系だ。
成田線に入っても相変わらず千葉らしい田園地帯が続くが、急に目の前に巨大な高架橋が現れる。
これはかつて計画された成田新幹線の遺構で、今ではこの高架橋をJR成田線が利用している。
この路線にこれから乗車することになる。
鹿島線路線図。鹿島神宮〜鹿島サッカースタジアム間はJR路線であるが、
通常は鹿島臨海鉄道の列車しか通らない。
成田〜成田空港
成田に戻り、長い15両編成の成田空港行きに乗る。成田を出てしばらく走ると、
右にカーブして先程見た高架橋に合流する。列車は立派な高架橋に敷かれた単線の線路を走る。
路盤はあるのだから複線にすればいいのにと思うが、
この高架橋は北総鉄道方面から延びてきた新線が将来利用することになっているので、
そのためにスペースを確保しているのだろう。さすがに空港までずっと単線とは行かないようで、
途中に行き違い施設があった。
列車はまっすぐな線路を一気に進み、空港が近づいてきたところで地下に入る。まもなく、空港第2ビルに到着。
ここはJRと京成が各一本のホームを持っていて、時間によっては両社の車両が並ぶシーンも見られる。
さらに地下線を進み、終点の成田空港に到着。これでJR東日本線を完乗した。
成田空港はセキュリティチェックが厳しく、駅から出るためには必ずチェックを受けなければならない。
免許証を見せ、見学目的である旨を告げるとあっさり通過できたが。
空港、特に国際空港の雰囲気というのは昔から結構好きで、
特に用もないのに空港ビルをしばらくぶらぶらと歩いた後、帰宅した。